GOOD DESIGN AWARD

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CC

2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
鋼鮫(はがねざめ) [おろし板]
事業主体名
食品メーカー
分類
調理器具
受賞企業
株式会社山本食品 (静岡県)
受賞番号
18G040256
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

本わさびの本質を引き出す、わさび専用おろし板鋼鮫(はがねざめ) 。わさびは、すりおろすことで細胞組織が壊れ、細かくすりおろし空気を含むほどに辛味と風味が増していきます。鋼鮫は、わさびの良さを最大限引き出すことを目的としたおろし板です。老舗わさび屋が考える、わさび本来の味へのこだわりを命題とした鋼鮫は、鮫皮おろしを超えるべく、老舗わさび屋がこだわり抜いて開発した本わさび専用おろし板です。 これまで食べていた本わさびの辛味・風味を超え、淡雪と表現していただけるような仕上りに驚き、本わさびの持つ本当の魅力をお楽しみいただけます。

プロデューサー

山本豊

ディレクター

山本豊

デザイナー

山本豊、稲村大樹

山本豊

詳細情報

http://yamamotofoods.shop-pro.jp/?pid=114955662

発売
2017年3月19日
価格

4,000JPY

販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

「わさび」の文字に隠された驚きの秘密

背景

せっかく高価な『本わさび』をお買い上げ頂いても「すりおろしたら全然辛くなく風味が乏しかった」とのお客様の声。その多くが、家庭にある一般的な金おろし器を使って大根をおろすようにわさびをすりおろしていることを知り、わさび屋として「良質な本わさびを販売しても食した時に満足していただけない事」が開発への大きなきっかけとなりました。『本わさび』はすりおろし方と器具によって味と香りに大きな違いが生じます。昔から『本わさび』には「鮫皮おろし」が一番といわれるのは、鮫皮のきめの細かさがわさびをすりおろすのに理想的だからです。ただし「鮫皮」は使用後の手入れも必要で耐久性や保管も難しい上に、原料となる「カス鮫」の個体数減少による動物保護の点からも入手困難となるのは必至です。世界農業遺産にも登録された「日本のわさび」を世界で評価してもらうためにも「鋼鮫」の必要性もまた開発への大きな原動力となりました。

デザイナーの想い

町工場のエッチング技術で作れると信じ開発が始まりました。 丸・三角・四角から始まり矢印等気づけば300の試作パターンを超えました。ただ、すべてに納得がいかず、やはり鮫皮のようにやわらかな天然素材でないと、わさびは上手くおろせないのか。と、そんな時に「ひらがなの『わさび』の文字」のひらめきがありました。パターンで重要なのは、あらゆる方向に目が立っていることがきめ細かく仕上がることは試作途上で気づいていました。ひらがなの「わさび」文字なら、上下カーブも直線もあり、四方向に文字の開き(出口)もあります。そうしてできた最初のわさび文字エッチング試作に大きな手ごたえを持ったのですが、もう一つの目標として「鮫皮おろし板と同等の性能ではなく、鮫皮のおろし板よりも、はるかにおいしくわさびをおろせる商品であること」わさび屋だからこそ、そこにゴールを置いた事がさらなる改良に繋がり「鋼鮫」が完成したと思います。

仕様

縦17cm×横8.3cm(内おろし面7.7cm×7.7cm)、重量77g

どこで購入できるか、
どこで見られるか

山本食品門前せせらぎ店・函南店・道の駅伊豆ゲートウェイ函南
山本食品オンラインショップ
Amazon

審査委員の評価

わさび専用のすりおろし板は鮫皮のものが一般的だが、ユーザーからもっと辛いわさびを食べたいという声があったという。わさびの辛味と風味を増す為のおろし金の開発を始めたが、なかなかうまくいかず、最後に行き着いたのがこの「わさび」エッチングだったそうだ。偶然にもわさびと言う文字にはそれぞれ違う方向に開いており、円を描きながらすると酸素を含んでよりクリーミーなり辛いと風味が増す。開発の現場では、うまくいかず、何度も試行錯誤していると、時にまるで神様のプレゼントのような偶然の発見がある。この鋼鮫(はがねざめ)は開発者のわさびの味へのこだわりを再現するために行った試行錯誤の末の偶然の発見から生まれた商品で、「わさび」の文字に行き着いたのもシャレが効いているのではないか。諦めない開発者のこだわりも含め評価している。

担当審査委員| 鈴木 元   井上 裕太   玉井 美由紀   渡辺 弘明   Alex Terzariol   Byung-wook Chin  

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