GOOD DESIGN AWARD

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CC

2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
ぐい呑セット [IKKON]
事業主体名
ガッチ株式会社、大堀相馬焼松永窯
分類
食器・カトラリー
受賞企業
ガッチ株式会社 (東京都)
大堀相馬焼 松永窯 (福島県)
受賞番号
18G040232
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

おいしくお酒を楽しみたい方に向けて、器とお酒の出会いを探求し、新しい価値観を創出するために開発された商品です。 新しい飲み方、使い方、振る舞い方、楽しみ方を、最後の一滴まで味わい尽くすための器とお酒の関係をデザインしていきます。 IKKONは日本語の「一献=酒を酌んで飲むこと、酒の振る舞い」から名付けられています。 二重になったカップの内部のカーブは、味わいや香りを引き出す3種類の形状で、それぞれの味の違いを楽しめます。 ラウンドはまろやかに味わう、ナローは変化を味わう、ストレートはしっかり味わうことができます。 表面には内側の形状を示した刻印が施され、視覚的に中身の形状が分かります。

プロデューサー

ガッチ株式会社 松永武士

ディレクター

寺内ユミ、寺内デザインオフィス

デザイナー

寺内ユミ、寺内デザインオフィス

詳細情報

http://ikkon.life

発売
2018年4月1日
価格

9,000円 (セット品は9000円(税抜)単体カップは2800円(税抜))

販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

お酒を味わいつくす、二重焼のぐいのみセット

背景

約350年の歴史のある大堀相馬焼を研究する上で、創世記・江戸期の大堀相馬焼に出会いました。造形もシンプルで華飾も少なく、職人が試行錯誤しながら腕を磨いていたため技術の上でも完成度が高い。土も土地も当時のままではない現在、現代の大堀相馬焼が昭和期に変革したように、古き良き時代の思想を蘇らせ「新しい未来の伝統」を創り出すことに着手しました。新しいことを興す時には、作り手の思いがなければ実現することは不可能です。大堀相馬焼の松永窯の四代目である松永武士の前向きな思いが、実現へと導きました。 福島県は酒どころとしても有名な地です。近年の日本酒の変革と人気の高まりを深化させることができる新しい器を考えた時、「二重焼」という特徴を持つ大堀相馬焼なら、それができるという確信から、未来の伝統を創り出す挑戦と開発が始まりました。

デザイナーの想い

東日本大震災で被害にあった福島県浪江町に育まれた大堀相馬焼。壊滅状態から新しい大堀相馬焼へと蘇らせる、その思いを胸に’お酒と器を楽しみ尽くす‘器の開発を始め、従来の日本酒の楽しみ方の枠を超えて価値観を創出していくことが、未来への足がかりになると思いました。特徴の一つである二重焼は、外側には孔が空いているものでしたが、現代の技術で孔を塞ぎ、新しい二重焼の完成と共に見た目にも美しいぐいのみが実現しました。持ち手がついた桐箱は、持ち運びができ、蓋はトレイになります。日本的な情緒性と美しい所作を生み出す造形にこだわったデザインは、日本のみならず世界に広がっていくことを意識して創り上げています。日本酒で「IKKON(一献)しよう!」という時に使える器を、大堀相馬焼の定番の器として根付かせていきたい。多くの人に新しい大堀相馬焼や新しい日本酒の嗜み方が広がっていくことを願っています。

仕様

寸法,単体カップ(W50 x H80mm), 木箱入りセット(W190 x D65 x H105mm) 重量,単体カップ約 130g, 木箱入りセット約500g 材質,単体カップ 陶器,木箱 木

どこで購入できるか、
どこで見られるか

公式ウェブサイト内、MoMA Design Store
IKKON
IKKON公式ウェブショップ
IKKONインスタグラム

審査委員の評価

内外の温度差を伝えることを防ぐ二重焼と呼ばれる手法によるぐいのみセット。プロポーションの良いカップは表面の緩やかなカーブにより口当たりが良く、白い陶器の地肌と相まり優しい形になっている。それらの内部は味の違いを伝えるため3種類の異なる形状を持つが、内部形状をうっすらと表面の凹凸により伝え、外観上の特徴としている。日本的な情緒と美しい所作を生み出し、美味しいお酒を飲むための形がよく表現されている。二重焼の外側の孔を塞ぐなど技術的にも進化している。

担当審査委員| 鈴木 元   井上 裕太   玉井 美由紀   渡辺 弘明   Alex Terzariol   Byung-wook Chin  

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