GOOD DESIGN AWARD

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2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ベスト100

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受賞対象名
歩行トレーニングロボット [Walk training robo]
事業主体名
パナソニック株式会社
分類
健康器具・用品
受賞企業
パナソニック株式会社 (大阪府)
受賞番号
18G020124
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

①今日の超高齢社会において、"介護"から"介護予防"に向けた大きな方向転換が進められる中、「歩くこと」は介護予防の第一歩と言われる。本機は、歩くことに対し不安を抱える高齢者に、安心で適切な歩行を提供することで自立をサポート、使う度に元気になることを目的とした歩行支援ツールである。②使用者一人ひとりに最適な負荷をかけられる独自の制御技術をベースに、目標設定や運動履歴が簡単に操作・確認できるモニタ、多様な握り方や体の預け方に対応したハンドル形状、簡単に高さ調整可能なダンパー構造等、最適な姿勢を保ちながらの歩行を可能にすることで、使用者自らが能動的に歩きたくなる「新たな歩行支援ツール」を目指した。

プロデューサー

パナソニック株式会社 デザイン戦略室 中野二三康

ディレクター

パナソニック株式会社 デザイン戦略室 中尾洋子

デザイナー

パナソニック株式会社 コネクティッドソリューションズ社 デザインセンター 松本宏之/ビジネスイノベーション本部 AIソリューションセンター 山田和範

詳細情報

https://panasonic.co.jp/design/about-us/news/20181003-g100robo.html

利用開始
2018年10月
販売地域

国内・海外共通仕様

設置場所

病院、介護施設、リハビリ施設など。

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

自立をサポートし、使うたびに元気になれる次世代歩行トレーニングロボット

背景

日本は世界に先駆けて超高齢社会に突入しており、介護から介護予防へと施策の転換が行われているように、高齢者の健康寿命の延伸と自立した生活が個人及び社会の双方にとって益々重要になってきている。その中でも歩行機能の維持は、健康や自立した日常生活の為に欠かせない課題であるが、高齢になると身体の不調やけがの予防意識から歩くのを躊躇われる方も多数おられる。多くの歩行補助用品があるものの、単純なキャスター付き歩行器では軽すぎて支え切れず前方に転倒する等の事故に繋がることがあり、一方、上り坂で負担を軽減する等のアシスト付き歩行器では、受け入れられる負荷まで軽減して筋力を低下させてしまう可能性もある。そこで当社独自のAI技術を用いて、一人ひとりに安全に、最適な負荷をかけながら歩行トレーニングが出来るツールを開発することにより、安全な歩行を提供しつつ衰えを軽減し能力を高めていく一助になると考えた。

デザイナーの想い

今後ますます超高齢化が進むことが予測される将来に向け、より多くの高齢者にいきいきとした生活を送ってもらうためのトレーニング機として、最適な支援ツールとなることを目指した。そのために本機で配慮したことは、革新技術を一体ボディにまとめるだけでなく、使っていて「楽しい!」「かっこいい!」という"誇り"や"ステイタス"を持ちながら「歩くことの喜び」を感じてもらえるよう、決して単なる補助器に見えない「ユーザビリティ向上への徹底した創意工夫とモチベーションアップ」両方の視点から試行錯誤を重ねた。今後も、検証を通じて現状に留まることなく更に進化させていきたい。

仕様

本体サイズ:幅 600mm x 高さ 1200mm x 厚み 600mm。重量:20kg。4輪構成:後2輪モータ駆動、前2輪キャスター。ハンドル下部に取り付けた6軸力覚センサで得た情報から、押す力に応じて一人一人に合わせた負荷を提供する。個人認証により一人一人に合わせた負荷を設定するとともに、利用者の歩行能力・訓練状態を自動的に認識しフィードバックすることで、最適なトレーニングを支援する。

審査委員の評価

平均寿命が延びるなかで健康寿命の延伸という課題を抱える現代において、大きな意義がある介護予防としての歩行支援ツール。継続使用のための工夫のほか、運動履歴の整理や分析等、トレーニング管理者の作業の軽減も実現する。長期的な調査のうえでの意欲的な開発過程にも審査員の評価が集まった。圧迫感のないデザインで、直感的かつ楽しみつつ使用できるツールは能動的な使用を促し、健康促進に結びつく。今後の展開も期待したい。

担当審査委員| 鈴木 啓太   川上 典李子   根津 孝太   吉泉 聡   Patrakit Komolkiti  

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