GOOD DESIGN AWARD

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CC

2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
日めくりカレンダー [DAILY MAMEZARA CALENDAR from SAGA]
事業主体名
佐賀県 地域交流部 さが創生推進課
分類
その他小物類
受賞企業
合同会社TISSUE (東京都)
受賞番号
18G010044
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

佐賀県の地域資源について県民に広く知ってもらうことを目的に、一日に1トピックずつ、人・歴史・食・伝統といった地域資源についての絵と説明文を入れ込んだ日めくりカレンダー。佐賀が有する唯一無二の窯業文化を内外にアピールすべく、絵は焼き物に絵付けを行う作家や窯元に依頼。365種類のオリジナル豆皿をつくり、カレンダー用の絵として使用した。カレンダーは県内の中学校・高校、および公共施設に配布され、地域教育の一環として利用する一方、カレンダーのために制作した豆皿を用いて県内外での展示販売を実施。結果、1年で使用期限が終わるカレンダーよりもさらに息の長い、より恒常的なPRを可能にした。

プロデューサー

合同会社TISSUE 桜井祐

デザイナー

にいざとめぐみデザインワークス 新里恵

詳細情報

http://www.saga-chiji.jp/kaiken/2017/20171120/shiryou5.pdf

利用開始
2017年11月
販売地域

日本国内向け

設置場所

佐賀県内すべての中学校・高校、および公共施設

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

思いつきの実現

背景

佐賀県民自身が「佐賀にはなにもない」という意識を持ち、また自ら周囲にそう発言していることが、観光や県外からの移住など、佐賀県に人を呼び込む取組を進めるうえでの阻害要因になっている。そうした状況を踏まえ、県民に佐賀県の魅力を再認識してもらい、連綿と続く文化・伝統、特色ある食、豊かな自然といった佐賀県の地域資源を、県内を中心とした多くの方に伝えることを目的に企画。当初より県内の中学校・高校、および役所や図書館といった公共施設に無料配布することが決まっていたため、カレンダーを使用する人が日々意識的に「めくる」行為を行えるよう、敢えて少し煩雑な手法(箱から該当のカードを抜いて、窓に指す)を取らねばならないように設計。また、日めくりカードの裏に郵便番号や住所を書く欄を設けたことで、誕生日などの記念日に際しては絵葉書として大事な人に贈ることもできるようデザインした。

デザイナーの想い

絵葉書として利用可能な厚みを担保しつつ、それらが365枚集まった際の重量が重くなりすぎない紙選び。豆皿に手作業で描かれた染付や色絵の独特の風合いを再現する印刷。カードを引き抜く抜く際、スムーズに取り出せるようにするための箱の設計。365種におよぶカードの丁合い作業、および箱詰めを行ってくれる業者の選定。窯元や作家に365種の絵付けを行ってもらうにあたってのディレクションなど、荒唐無稽ともとれる企画を実現すべくあらゆる工程に細心の注意を払い、プロジェクトを進めた。実際にプロジェクトを推進する中においては、有田が有する高い技術力やこだわりに触れることができた一方、安価な輸入製品に押され、年々生産規模を縮小せざるを得ない構造的な問題についても知ることができたため、今後は窯業を中心とした伝統技法を取り巻く仕組み全般のデザインに取り組みたい。

仕様

寸法:横110mm✕縦150mm✕奥100mm 重量:1kg 材質:紙

どこで購入できるか、
どこで見られるか

佐賀県庁
佐賀県庁

審査委員の評価

地域資源を伝えるために毎日使うものをつくることは、よくあることかもしれない。しかし、この佐賀県の日めくりカレンダーは、佐賀の窯業文化を伝えるために、窯元や作家に絵付けを依頼し、365枚の豆皿を特別につくってしまう。このエネルギーはカレンダーを手にとる人たちへ、地域の魅力とそれを実現してしまう力を感じるだろう。今年だけでなく、来年以降も同じような取り組みに期待したい。

担当審査委員| 原田 祐馬   安東 陽子   濱田 芳治   宮沢 哲   Jung-Ya Hsieh  

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