GOOD DESIGN AWARD

キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
収納箱 [ISSHINDO FOLDING BOX]
事業主体名
株式会社一新堂
分類
その他小物類
受賞企業
株式会社一新堂 (佐賀県)
受賞番号
18G010043
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

ラグジュアリーパッケージとして確立した貼箱の技術を進化させた、組み立て式の収納ボックスです。内蔵マグネット同士が反応するため側面部分を広げるだけで蓋つきの収納ボックスへと組み上がります。暮らしをミニマルに、美しく整えたい方に向けたプロダクトです。

ディレクター

古賀正裕デザイン 古賀正裕

デザイナー

古賀正裕デザイン 古賀正裕

詳細情報

https://isshindo1956.com/

発売
2018年4月1日
価格

3,024 ~ 8,100円

販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

手仕事によるミニマルな設計と、ミックスカルチャーをあらわすカラーリング

背景

一新堂は1956年、佐賀県有田町にて創業した貼箱会社です。地場産業である貼箱が誕生したきっかけは、オランダ東インド会社と有田焼の出会いまでさかのぼります。鎖国時代、長崎・出島から海外へ品々を運ぶために木箱・樽・紙などさまざまな梱包材が活躍。1950年代にはダンボール箱へと進化し、その後、贈答品としての価値を高めるために産み出されたのが貼箱です。この貼箱の背景を踏まえたデザインと、従来の箱を超える設計をほどこす点に挑戦しました。 デザインコンセプトは「NAGASAKI MIX CULTURE」。オランダをルーツに持つ3色(青・赤・白)と、中国の五行思想の5色(青・赤・黄・白・黒)の組み合わせこそが、本プロダクトの歴史をあらわすカラーリングと定め、基本色としました。 設計面は、プロダクト未使用時の省スペース化を実現するため、マグネットによる組み立て式構造を実現させました。

デザイナーの想い

本プロダクトを製造する株式会社一新堂は、日本国内のハイブランドのパッケージボックスの数々を、手仕事による技術力で高品質で提供している会社です。しかしBtoBの業界構造が根強く、受注量に左右され職人の自信や誇りが薄れているような状況でした。 そこで、ハイブランドに提供するような従来の技術力を存分に活かしたオリジナル商品の開発に踏み切り、実現させたのが本プロダクトです。手仕事の誠実さ、折り紙を連想させるミニマルな設計、ミックスカルチャーをあらわすカラー、収納道具自体が持つ深い受容力を、長崎の精神性に重ね合わせ、日本のみならず海外の方にも使ってもらえるようなプロダクトに仕上げました。 本プロダクトが使い手に受け入れられ、職人たちの自信と誇りを育めるよう、長く作り続けられることを願います。

仕様

・素材:紙、チップボール、マグネット ・寸法: A4-2H:330×237×135mm A4:330×237×68mm A5:237×166×68mm A6:165×117×44mm

どこで購入できるか、
どこで見られるか

長崎県美術館ミュージアムショップ、ピースクラフツSAGA
長崎県美術館
ピースクラフツSAGA

審査委員の評価

モノが弱いこと、一部分であっても弱く痛む部分があることが、モノの寿命を決めている。このFOLDING BOXは、経年の変化が生じ、痛むことまで予め見込まれてつくられている。マグネットを利用した畳める構造の紙箱は、他にも市場に存在するが、痛むことに対する丁寧な配慮があることにより、折り畳み構造を持つ製品であっても、長く使うことができるだろう。貼り込む紙の断裁面にまでこだわって仕上げる丁寧な手仕事は、この先も遺してもらいたいと思う。

担当審査委員| 原田 祐馬   安東 陽子   濱田 芳治   宮沢 哲   Jung-Ya Hsieh  

ページトップへ