GOOD DESIGN AWARD

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CC

2017

GOOD DESIGN|ロングライフデザイン賞

受賞対象名
ラベリアマイクロホンシリーズ [ECM-88/77/66/55/44/166]
事業主体名
ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ株式会社
分類
業務用装身具
受賞企業
ソニー株式会社 (東京都)
受賞番号
17L000005
受賞概要
2017年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

ソニーのラベリアマイクロホンシリーズは、装着しても目立たず音声を明瞭に収音することができ、取材・収録、放送局、映像制作、シアター、各種イベント等、多くのアプリケーションで使用されています。代表モデルであるECM-77は放送局でのスタンダードとして長年収録現場で活躍し続けています。またECM-88は超小型サイズを実現しながら、ソニー独自のデュアルダイアフラム構造によりケーブルから伝わる振動ノイズを大幅に低減しています。1969年に初めてECM-50を発売して以降、常に現場の声を反映させながら小型・高音質・高信頼性を追求し続け、現在のラインアップに到達しました。

プロデューサー

ソニー株式会社

ディレクター

Sony Design

デザイナー

Sony Design

詳細情報

http://www.sony.jp/pro-audio/lineup/wired/index.html#labelia

発売
1969年1月
販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

ラベリアマイクロホンの原型をつくり、約半世紀にわたって変わらない音質を提供し続けてきたこと

背景

1960年代にカラーテレビが急速に普及するとともに、放送局では多くの娯楽番組が制作されるようになりました。当時の番組収録は真空管マイクロホンが主流でしたが、真空管は音質が優れている一方で、小型化することが難しく、また立ち上がりに時間がかかることや寿命が短いなどの点から、現場での用途が限られていました。そこでソニーは、マイクの小型化に挑戦し、真空管に代わる新たなデバイスとしてマイクロホン用の電界効果型トランジスタ(FET)を開発。当時世界初となるラベリアマイクロホンECM-50を発売しました。小型で高音質なECM-50は、簡単に衣服に装着でき、出演者はマイクを手に持つ必要がなくなるため、番組演出の幅が大きく広がりました。また、すぐに使えて耐久性も優れていたことから、安定した番組制作を可能にし、ワークフローも大きく変えることになりました。

デザイナーの想い

ラベリアマイクロホンの音質はとても繊細で、私たちは楽器としてとらえ、ソニー・太陽株式会社で一台ずつ手づくりで製造しています。障がい者雇用を推進しているソニー・太陽株式会社では、部品の組み立てから出荷検査までを一人の作業者が一貫して行うことで、安定した品質を確保するとともに、熟練の技術と経験を継承しながら、変わらない音質を提供し続けています。 今回のロングライフデザイン賞に推薦されたことは、マイクロホンへの評価だけでなく、ここまで築き上げられてきた放送業界や社会全体に対する評価ではないかと思います。時代とともに消えていく商品が多数ある中で、約50年もの間変わることなく、ユーザーから支持される製品をつくり続けられているのは私たちの誇りです。

仕様

エレクトレットコンデンサー型 ECM-44B/9X:マイク本体約φ8.5×14.5mm、電源部約φ20.0×126mm、マイク本体質量約2g 55B/9X:約φ10.6×21、約φ20.0×133、約6.5g 77B/9X:約φ5.6×12.5、約φ20.0×133、約1.5g 88B、88BC、88BPT:マイク本体約3.5×3.5(角)×16.8(長さ)、約0.5g

審査委員の評価

1960年代のカラーTVの普及に伴い、通称ピンマイクと呼ばれている ラベリアマイクロホンの原型を生み出した。その後、部品を変えても音響特性を変えられないという現場の厳しいニーズに応え続け、現在も放送局におけるスタンダードとして使用され続けている。B to Bの製品であり、一見地味ではあるが、日々TVから流れてくる番組を下支えする大きな力になっている。

担当審査委員| 柴田 文江   齋藤 峰明   永井 一史   福光 松太郎  

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