GOOD DESIGN AWARD

閉じる
キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2017

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
バイオラボ [BioClub Shibuya]
事業主体名
BioClub
分類
地域・コミュニティづくり/社会貢献活動
受賞企業
ロフトワーク (東京都)
古市淑乃建築設計事務所 (東京都)
受賞番号
17G161370
受賞概要
2017年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

BioClub Shibuyaは渋谷のコワーキングスペースに併設された、オープンなコミュニティのためのバイオラボである。国が規定する、遺伝子組換え体を扱う際の安全基準であるバイオセーフティレベルP1を満たしており、本格的な実験や研究が可能である。BioClubは人工知能と並んで市場の急拡大が見込まれているものの、未知の部分から敬遠されがちであるバイオテクノロジーについて、ラボの運用やコミュニティ活動を通して理解の促進やビジネス機会の創出を目指すコミュニティであり、活動1年でメンバーは600人に成長、海外の機関やアーティストとのコラボレーションなど実績も生まれている。

プロデューサー

Georg Tremmel、ロフトワーク 林千晶、ロフトワーク 諏訪光洋、早稲田大学先進理工学部 岩崎秀雄(アドバイザー)

ディレクター

Loftwork 小原和也、Loftwork 石塚千晃

デザイナー

古市淑乃建築設計事務所 古市淑乃

詳細情報

http://www.bioclub.org/

利用開始
2017年9月16日
設置場所

東京都渋谷区

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

オープンバイオラボというコミュニティが求めるデザイン性と、バイオセーフティP1を準拠する機能の共存。

背景

バイオテクノロジー領域は人工知能と並び世界に大きなインパクトを与えると考えられており、2030年までに300兆円の市場に拡大する見込みであるが、その大きさにかかわらず社会からは遠い存在のままである。バイオテクノロジーという大きな技術の未来を企業や研究者のみに委ねるのではなく、生活者を巻き込み、多様な視点から理解を深め、それを活動の基盤としていくことが重要である。米国や欧州では多くのコミュニティ型のバイオラボが生まれているように、日本における、多様なスキルの交わりから新しい事業やビジネス機会を創出することを目標としたコミュニティと、そのための空間が必要とされていた。

デザイナーの想い

バイオテクノロジーはその重要性に関わらず世間から遠い存在となり、多くの人が自らに関係のないものであると考えられている現状に対し、農業、素材開発、料理など、生活に関わる様々な分野へと広がりつつある。私たちはバイオテクノロジーを正しく認識し、自らで作っていくものであるという感覚を共有する必要がある。 その活動の核となるバイオラボは、空間を従来の「研究室」特有の素材感のない、冷たい空間とするのではなく、清潔でありながら温かみのある、意匠性に配慮した空間とすることで、身近に感じられるものとしている。 また、コワーキングスペースに併設することでコミュニティに対してオープンな、人を巻き込みやすいものとした一方で、安全性や正しい理解へのデザインも重要な要素であることから、Bio Hack Academyの開催により利用者に基礎知識をつけ、バイオエンジニアにアドバイスを受けながら運用を行っている。

仕様

バイオセーフティP1レベル 面積:10.8m2 階数:2階

どこで購入できるか、
どこで見られるか

BioClub Facebook

審査委員の評価

バイオテクノロジーは、今後さまざまな分野に影響を与える可能性のある技術だが、一般的には一部の専門家にしか扱えないような印象がある。バイオの専門家ではない人が専門家とともにバイオの可能性について話し合い、実験することができる場所がまちに生まれることは、今後の革新的なアイデアを生み出すきっかけになることだろう。

担当審査委員| 上田 壮一   伊藤 香織   岩佐 十良   並河 進   山崎 亮  

ページトップへ