GOOD DESIGN AWARD

キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2017

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
阿蘇神社復興支援 [動画による熊本地震復興支援]
事業主体名
阿蘇神社復興支援ボランティア
分類
地域・コミュニティづくり/社会貢献活動
受賞企業
阿蘇神社復興支援ボランティア (熊本県)
受賞番号
17G161363
受賞概要
2017年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

2016年4月に発生した熊本地震により気に国指定重要文化財の阿蘇神社(熊本県・阿蘇市)が倒壊しました。阿蘇神社復興支援ボランティアは現状を伝えるべく神社や地域の人々を撮影。動画配信サイトYoutubeで動画を配信しています。動画再生中に表示される広告が広告費となり団体を通して被災地に貢献される取り組みです。動画には英語・繁体字の字幕が入り、世界中の人々に被災地の状況が届くようになっています。大手映像機材メーカーも参加し、新しい被災地復興の形を世の中に提案しています。

プロデューサー

阿蘇神社復興支援ボランティア 中島昌彦

ディレクター

阿蘇神社復興支援ボランティア 中島昌彦

デザイナー

阿蘇神社復興支援ボランティア 中島昌彦

阿蘇神社復興支援ボランティア 代表 中島昌彦

詳細情報

https://www.youtube.com/channel/UCSPnsULDank1xnbf3ZBZl-w

利用開始
2016年5月23日
販売地域

国内・海外共通仕様

設置場所

インターネット

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

動画を見るだけで被災地に貢献できる。

背景

熊本地震が発災し、デザイナー自身、そしてその親、祖父祖母の三世代に渡って結婚式を挙げた場所である阿蘇神社が完全に倒壊してしまいました。特に87歳になる祖母は戦後初めて阿蘇神社で結婚式を挙げた人であり、「あの楼門が元通りになるまで私は死ねない」というほど思い入れのある場所です。地震発災当初、完全復旧まで約10年がかかると報道されました。10年後祖母は97歳。母親を早くに亡くした私にとって、母親代わりの祖母の夢をどうしても叶えたいという強い思いが湧きました。しかし、国指定重要文化財に指定されている阿蘇神社はがれき処理など、ボランティアが入ることができない場所でした。そこで阿蘇神社からヒアリングをし、「情報を配信する」ことで復旧を早める企画を考えました。

デザイナーの想い

被災地から動画を配信するにあたって、ただ復旧の様子を追った動画を流すのではなく誰にどこで見てもらうかを考え動画を制作しています。SNSで配信した動画はスマートフォンで視聴されることが多く、見る方の負担にならないようになるだけコンパクトにまとめてあります。短くしすぎると被災地の様子が伝わらないので、首都圏の地下鉄の駅〜駅(3分前後)で見ることができるような長さにしてあります。 日本は地震大国なので、次にどこが被災地になるかわかりません。この活動を知ってもらうことによって、報道や取材をしてもらう被災地ではなく、自ら発信する強い被災地になれる場所が出てくるといいなと思っています。 被災地が復旧した時に地震発災直後にどのような状況だったのか振り返るためのアーカイブ機能があるという側面もありますので、将来 熊本地震を知らない子供達にも見てもらえるコンテンツになっています。

仕様

被災地の現状や復旧の様子をプロの映像クリエイターがボランティアで動画を撮影。動画配信サイトYouTubeで公開することで、広告収入を全額被災地に寄付。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

動画配信サイトYouTube内にある「阿蘇神社公式YouTubeチャンネル」
阿蘇神社公式YouTubeチャンネル
阿蘇神社公式Facebook
阿蘇神社公式ウェブサイト

審査委員の評価

熊本地震で倒壊した阿蘇神社の被災と復興の状況を発信する動画制作プロジェクト。重要指定文化財のため瓦礫処理など直接的なボランティア活動が難しい中で、美しい動画として積極的に発信するデザインのボランティアの新たな可能性を示したことは高く評価される。首都圏の電車内で見やすい長さ、英語・繁体字の字幕など、都市部や海外など広い範囲に届く動画となっている。個人の思い入れからささやかに始まり、映像機器メーカー等の支援も得るようになった。無理なく継続していけることもボランティアの重要な要素のひとつと言える。

担当審査委員| 上田 壮一   伊藤 香織   岩佐 十良   並河 進   山崎 亮  

ページトップへ