GOOD DESIGN AWARD

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2017

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ベスト100

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受賞対象名
地域のよろず相談所(主に医療) [暮らしの保健室]
事業主体名
NPO法人白十字在宅ボランティアの会
分類
地域・コミュニティづくり/社会貢献活動
受賞企業
NPO法人白十字在宅ボランティアの会 (東京都)
受賞番号
17G161347
受賞概要
2017年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

誰でも予約なしに無料で、医療や健康、介護、暮らしの相談ができる場として、高齢化の進む巨大団地の商店街の中に開設。受診を迷ったり誰かに相談したい、健康や在宅医療の悩みを抱える人の多さと、地域で最期まで過ごしたいというニーズに、20年以上にわたる訪問看護実践の中で気づき、生まれたアイディアである。とりわけ、医学の進歩とともにがんの治療の様相も変化し、在宅療養も増えており、大病院と地域の連携がさらに重要になっている背景もあり、医療や介護、暮らしの相談、がんの療養相談、地域の医療介護、福祉の連携拠点としての働きも柱に据えた相談の場としてオープンした。ミニレクチャーやアクティビティなども開催している。

プロデューサー

NPO法人白十字在宅ボランティアの会 理事長 秋山正子

ディレクター

NPO法人白十字在宅ボランティアの会 理事長 秋山正子

デザイナー

NPO法人白十字在宅ボランティアの会 理事長 秋山正子

NPO法人白十字在宅ボランティアの会 理事長 秋山正子

オープン
2011年7月1日
設置場所

東京都新宿区戸山2丁目33-125

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

誰でも予約なしに無料で医療や健康、介護、暮らしの相談ができる場

背景

地域には、高齢化と独居・高齢者のみの世帯の増加があるが、気軽に、体調や介護、その他暮らしの中で分からないこと、気になることを相談できる相手がおらず、状態が悪化してからの対応となりがちであった。この背景から、誰でも気軽に立ち寄れて、無料で予約も不要という、ワンストップのよろず相談室のアイディアへと繋がった。 また、特に暮らしの保健室のある都営戸山ハイツは、約3000世帯が住み、高齢者の割合が半数であったが、近隣住民同士が出会い、助け合うきっかけになるような場が不足していた。 さらに、当地域(新宿区)では、高度医療機関も多いなかで、在宅との連携や、介護との連携はまだまだの状態であった。地域の専門職同士が膝を突き合わせて水平につながれるような場が必要だった。 これらのことから、居心地のよいワンストップの相談窓口兼サロンの役目も果たし、地域の専門職の連携拠点ともなる場を開設するに至った。

デザイナーの想い

当時、病院や行政の多くの相談窓口は、事務所のような造りの場所も多く、予約が必要で、相談内容を明確にしていかなければならず、なかなか相談しにくいイメージがあった。そこで、立ち寄りやすさを第一に意識した。 ハード面は、オープンキッチンと大きなセンターテーブルがあり、窓からは街路樹の緑が見えるという、家庭的でくつろげる雰囲気に。 気軽に入れる居心地のよい場所に、看護師や管理栄養士、薬剤師、カウンセラーなどの専門職がおり、無料で相談ができるところにこだわった。 お茶を飲んだりボランティアと世間話をしたり、アクティビティに参加するためだけに立ち寄ってもよく、その雑談や交流の中で、必要であれば専門職に相談できるような敷居の低さを大切にしている。 このような環境の中で、ボランティアも気持ちよく活動をしながら様々な経験を積み、自分の住むそれぞれの地域でも活躍できる人材として育っていくことを願っている。

仕様

高齢化の進んだ都営団地の1階商店街に開設したよろず相談室。シャッターの降りていた店舗を借り受け、木をふんだんに使用したあたたかみのある雰囲気に改装した。従来の相談室にはない、オープンキッチンや大きなセンターテーブルが特徴。床面積70平方メートル。誰でも無料で、予約なしに利用ができる。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

東京都新宿区戸山2丁目33-125(都営戸山ハイツ33号棟1階商店街西側)

審査委員の評価

高齢化が進む戸山ハイツで活動している暮らしの保健室は、すでに全国的な展開を見せている事例である。病院ではなくまちにある健康相談所であり、なるべく敷居が低くなるよう工夫されている。地域の人々が気軽に立ち寄り、話し合い、医療や福祉に関する心配を相談することができる。そんな場所が今後の超長寿社会にはますます重要になるといえよう。

担当審査委員| 上田 壮一   伊藤 香織   岩佐 十良   並河 進   山崎 亮  

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