GOOD DESIGN AWARD

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CC

2017

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
商店街 [沼垂テラス商店街]
事業主体名
株式会社テラスオフィス
分類
地域・コミュニティづくり/社会貢献活動
受賞企業
株式会社テラスオフィス (新潟県)
受賞番号
17G161346
受賞概要
2017年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

沼垂テラス商店街は元々青果市場だった長屋の建物を改装し、2015年に誕生した商店街である。古い長屋の外観はそのままに、店舗の内装は各々がリノベーションし、個性的な店舗が連なっている。歴史ある町に、新たなモノ・ヒト・空間を演出、「古くて新しい」をコンセプトとした商店街とした。元々組合所有だった長屋を弊社ですべて買い取ったことにより、コンセプトに見合った出店者を募りスムーズな開業を目指した。商店街には、惣菜、花、パンなど地域の生活に役立つ店の他、ものづくり作家の工房やオリジナル雑貨が並び、ここに来ないと出会えないモノがある場所となっている。地元のみならず遠方からの来街者が増え、賑わいを見せている。

プロデューサー

株式会社テラスオフィス 代表取締役 田村寛/専務取締役 高岡はつえ

ディレクター

株式会社テラスオフィス 代表取締役 田村寛/専務取締役 高岡はつえ

デザイナー

株式会社テラスオフィス 代表取締役 田村寛/専務取締役 高岡はつえ

デザイナー:田村寛/高岡はつえ

詳細情報

http://nuttari.jp

利用開始
2015年4月
設置場所

新潟県新潟市中央区沼垂東3丁目5番

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

沼垂の歴史・文化・景観を活かして、ここでしか出会えないモノ・ヒト・空間を演出し、お客さまへ提供する。

背景

沼垂テラス商店街がある地域は、古くから湊町として栄え、商店街の通りは「沼垂市場通り」と呼ばれ愛されていた。市(いち)と呼ばれる小さな店が長屋の建物にズラリと並び、新鮮な青果が売買された他、周辺には工場が林立し、労働者が仕事終わりに近くの飲み屋で杯を交わす社交と憩いの場でもあった。しかし、近年の開発による郊外化や、店主や住民の高齢化により、かつての賑わいが徐々に失われ、人の行き来が減少、シャッターを下ろす店が後を絶たなくなった。この時代の変化による盛衰を間近に見た弊社代表が、通りにかつての賑わいを取り戻し、魅力ある街づくりを実現したいと考え、自ら惣菜店をオープンさせたことをきっかけに再生プロジェクトを始動。「古くて新しい沼垂」をコンセプトに掲げ活動をはじめると、そのノスタルジックなまちの雰囲気に惹かれた若者たちの出店が相次ぎ、2015年春、沼垂テラス商店街として新商店街が誕生したのである。

デザイナーの想い

全国には元気な商店街もあれば、活気を失い存続が危ぶまれる商店街もある。そんな中当社はかつて賑わっていたものの衰退しシャッター通りとなった長屋市場を復活させるべく、新たな商店街を誕生させようと決意した。漫然と出店者を先着順に埋め賃料だけを回収するやり方は取らず、新商店街のコンセプトを設定、目指すまちづくり構想を明確にし、それに合ったヒトやモノが存在する店の入居を重視した。それが『ここでしか出会えないモノ・ヒト・空間』であり、それを演出し提供することにより、お客様に特別な空気感を味わっていただき、何度でも来たいと思わせる商店街作りを目指した。今はその雰囲気に惹かれたヒトが徐々に集まり、同地域での起業や移住に繋がっている。まさにそれが将来目標であり、沼垂テラス商店街だけにとどまらず、沼垂地域全体の経済活動を活発にし、多くのヒトがこの場所に住み、行き交い、人情あふれる活発なまちづくりを目指したい。

仕様

かつては栄えていたが近年シャッター通りとなってしまった長屋市場をリノベーションし、カフェ、デリ、パン、花、雑貨、古本、古道具、自家焙煎コーヒー、工房兼教室など個性あふれる全22の店舗が軒を連ねる新たな「沼垂テラス商店街」を誕生させた。また商店街から少し離れた場所に、「沼垂テラス・エフ」として、本屋、ゲストハウス、オフィスのサテライトを3店舗を構え、エリア全体の活性化と交流人口を増やす活動を行う。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

新潟県新潟市中央区沼垂東3丁目5番 沼垂テラス商店街
沼垂テラス商店街
沼垂テラス/テラスオフィス facebookページ
沼ネコ・ストア

審査委員の評価

かつては運河が縦横に走り、物流の街、醸造の街としても知られた新潟市の沼垂地区。この「沼垂テラス商店街」は、そんなかつての姿を記憶した青果市場をリノベーションして作られた。けっして大規模な取り組みではないが、補助金や助成金に頼らず、民間力で賑わいを取り戻したことを評価した。近年、新潟では沼垂地区一帯に若い店主が個性的な店を新規開業する例が増えており、地域全体の刺激になっている点も評価のポイントとなった。

担当審査委員| 上田 壮一   伊藤 香織   岩佐 十良   並河 進   山崎 亮  

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