GOOD DESIGN AWARD

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CC

2017

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
摂食嚥下機能に関する啓発プログラム [くちビルディング選手権]
事業主体名
一般社団法人グッドネイバーズカンパニー
分類
個人・公共向けの意識改善
受賞企業
一般社団法人グッドネイバーズカンパニー (大阪府)
受賞番号
17G161330
受賞概要
2017年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

「くちビルディング選手権」は、摂食嚥下機能に特化した新感覚スポーツプログラムです。 日本人の死因第三位の多くを占める「誤嚥性肺炎」の予防を啓発するため、誰もが毎日使っている「お口まわりの筋肉」に着目し、噛む力・飲み込む力・呼吸する力等を使ったスポーツ大会を実施しています。競技のデザインにあたっては、医師・歯科医師・ゲームデザイナー・フードコーディネーター等と協働し、機能向上効果と、競技としての面白さを両立させています。子どもからお年寄りまでが気軽に参加し、「あそびを通して楽しく自然に医療リテラシーを学べる」摂食嚥下機能のトレーニングプログラムです。

プロデューサー

一般社団法人グッドネイバーズカンパニー 清水愛子

ディレクター

一般社団法人グッドネイバーズカンパニー 吉永恵里

一般社団法人グッドネイバーズカンパニー代表理事 清水愛子

詳細情報

http://kuchi-building.jp/

利用開始
2016年11月
価格

0 ~ 1,000,000円 (依頼者の状況による)

販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

たべる筋肉はわらう筋肉。目指せ!お口のアスリート!「くちビルディング選手権」

背景

「お年寄りの暮らし」をテーマに文化人類学的なフィールドリサーチをした際、「食べる」ことが、人生に与える影響の大きさに気づきました。独居のお年寄りは日々食卓を誰かと囲む楽しみがなく、年を重ねるごとに、噛む力や味覚の低下など「食べる」機能が衰えていきます。そして、飲食物や唾液が誤って食道ではなく気管に入ってしまう「誤嚥」を繰り返すことが原因となる「誤嚥性肺炎」は、日本人の死因第三位です。超高齢化社会を迎えている日本でこれらの問題に対し「表情を作り、笑い、食べ、呼吸をする」という基本的な動作を使った創造的な課題解決方法として、「くちビルディング選手権」を発案しました。高齢者のみを対象にするのではなく、やがて老いていく全ての世代がともに楽しめる地域の多世代交流事業としてプログラムを展開しています。いつまでも自分の口で食べて、いつまでも笑って暮らせる未来のために。

デザイナーの想い

わたしたちは、地域の医療・保健・福祉の取り組みを、より参加型で創造的なものにすることで、地域や個人が抱える健康課題の解決に貢献することを目指しています。特に以下のような点を意識してプログラムをデザインしました。◎摂食嚥下機能に特化し、こどもからお年寄りまであらゆる世代の人が同じ土俵で競えるルールづくり。◎競技を楽しむうちに摂食嚥下機能のトレーニングができる仕組みを作り、「身体を使って遊ぶ中で、自然に医療的な学びがある」状態を生み出すこと。◎医療や福祉、地域づくりに関心のある地域の方とともにプログラムを運営し、地域固有の食文化・暮らしのあり方・ライフスタイルを見る目を養い、多様な人々とふれあうきっかけを作ること。◎ゲーム性を高めることで、これまで医療的なアプローチが届かなかった「無関心層」に向けた訴求をすること。

仕様

イベント/ワークショップの実施

どこで購入できるか、
どこで見られるか

公式ウェブサイト
くちビルディング選手権 公式ウェブサイト

審査委員の評価

明確な課題に対してクリエイティブな解決策を提案した事例である。特にゲーミフィケーションは福祉分野で必要な要素だといえる。正しいけれども楽しくないプログラムが多い福祉分野においては、美しさや楽しさをプログラムに内在させることが今後ますます重要になるといえよう。

担当審査委員| 上田 壮一   伊藤 香織   岩佐 十良   並河 進   山崎 亮  

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