受賞ギャラリー
2017
グッドデザイン賞
人材育成プログラム
グローバルな学び・成長を実現する 社会課題解決型宇宙人材育成プログラム
分類タグ
取り組み
事業主体名
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科
受賞番号
17G161322
受賞対象の詳細
グローバルな学び・成長を実現する社会課題解決型宇宙人材育成プログラムは、社会課題発見から解決に到るまでのライフサイクルを念頭に入れ、学生主導で国内外の社会課題に取り組む協働プロジェクト、基本的なスキル・知識獲得やプロジェクト進捗共有のためのマンスリーチュートリアル、学生が一堂に会するサマースクール、テーマ別ワークショップで構成されます。学生は、自己学習フェーズ、学び教えあう半学半教フェーズ、事業化挑戦のための自己実現フェーズを経て、社会課題解決型人材に成長できるようデザインされています。毎年100名以上の受講生があり、3割以上は海外からの留学生で、修了生は国内外の様々な立場で活躍しています。
※ 自動翻訳サービスDeepLを利用して生成されたテキストの場合があります
プロデューサー
東京大学空間情報科学研究センター 教授 柴崎亮介
ディレクター
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 准教授 神武直彦
デザイナー
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 准教授 神武直彦/東京海洋大学 海洋工学部 准教授 久保信明
詳細情報
利用開始
2012/10
販売地域
国内・海外共通仕様
設置場所
慶應義塾大学日吉キャンパス / 東京大学駒場第二キャンパス / 東京海洋大学越中島キャンパス
背景
人工衛星による観測、測位、通信を中核とする宇宙システムの整備が進む一方で、携帯電話による地上ネットワークが爆発的に拡大しています。人工衛星からの画像データやデジタル地図といった情報も世界的に整備・公開が進んでおり、どこで何が起きているのか、何がどう活動しているのかを迅速に把握・解析できる環境が整いつつあります。こうした環境の変化は、地上での観測やデータ収集だけを前提に行われて来た様々な社会公共サービスの革新および再構築を行うポテンシャルを持つものです。それに対し、従来までの人材育成プログラムでは、人工衛星の開発方法やデータ分析の方法といった個別最適な人材育成が多く、社会課題発見から課題解決に到るまでのライフサイクルを念頭に入れ、宇宙システムと地上システムを俯瞰的に統合しながら解決に到るための人材育成を行うものはあまりありませんでした。そのため、それを実現するためにデザインが生まれました。
経緯とその成果
現場で協働することで最先端テクノロジーと社会調査法の両方を理論と実践で学ぶ人材育成プログラム
デザイナーの想い
宇宙システムを活用して社会課題解決に寄与する人材の育成は部分最適、また、短期的な視野でデザインすることはできません。そのため、数年におよぶ関係者の話し合いをへて、国内の大学を中心としつつもアジア各国のトップレベルの大学の連携協力によって実現しました。現場での協働を重視し、複数の大学が連携し、毎月週末にチュートリアルを行いながら、学生が最先端テクノロジーと社会調査法の両方を理論と実践で学び、成長していくという点は、グローバルな学び・成長を実現する 社会課題解決型人材育成プログラムのデザインにおけるひとつのベストプラクティスになるのではないかと考えています。
仕様
無形
どこで購入できるか、
どこで見られるか
慶應義塾大学日吉キャンパス / 東京大学駒場第二キャンパス / 東京海洋大学越中島キャンパス
※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。
審査委員の評価
担当の審査委員
上田 壮一伊藤 香織岩佐 十良並河 進山崎 亮
評価コメント
社会課題解決型人材育成のプログラムの中でも、「宇宙」や「テクノロジー」という視点のユニークさ、そして、何より、このプログラム発で、国際的な財団との連携により、具体的なプロジェクトが幾つも実現している点を高く評価した。
