GOOD DESIGN AWARD

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CC

2017

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
廃材を商品にして販売するチャリティ企画 [リメンバープロジェクト]
事業主体名
ぴあ株式会社
分類
ソーシャルプラットフォーム
受賞企業
ぴあ株式会社 (東京都)
受賞番号
17G141244
受賞概要
2017年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

2014年、国立競技場の閉場に伴って廃棄されたシートや電光掲示板などの使用済み備品を加工し、メモリアルグッズとして販売しました。シートは、ドリルデザインら3組のデザイナーとカリモクが手を組み、3脚の椅子に生まれ変わりました。人々の思い出に残る場所にゆかりある品々は、買う人それぞれの思い入れが詰まった特別な商品として、丁寧に使い続けられていくはずです。また、この企画を通して得た利益の一部は、スポーツ支援や文化支援など、社会貢献活動に活用されており、思い出という人の感情を介した新しい形のリサイクルシステムとなります。

プロデューサー

ぴあ株式会社 コンテンツ・プロデュース本部 ライブ・クリエイティブ事業局第二ライブ・クリエイティブグループ 米村修治

デザイナー

ドリルデザインほか

詳細情報

http://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=c1601086

プロジェクト開始
2014年5月31日
価格

1,000 ~ 1,000,000円

販売地域

国内・海外共通仕様

設置場所

全国(インターネット)

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

廃材を貴重な思い出の品として再生し販売。その利益を新たな社会貢献の原資とするリサイクルシステム。

背景

RE:MEMBERプロジェクトという新しいリサイクルモデルが生まれた理由は、国立競技場の解体という衝撃的なニュースが始まりでした。サッカー、ラグビーだけでなく、有名アーティストのコンサート会場、1964年東京 オリンピックの会場という、「全ての日本人が知っていて、思い入れのある施設」がなくなってしまうという危機感から、なんとかその施設が持つ記憶と思い出を後世に遺し、かつ、その施設を愛した人達の協力を得て、社会貢献の仕組みが作れないかと考えました。2020年東京オリンピック開催決定、日本のスタジアム施設等の耐用年数超過問題が重なり、今後さらに貴重な施設が姿を消していく動きが加速する現状を鑑み、人々の思いや記憶といった「感情」を主旨としたリサイクルシステムを考案しました。

デザイナーの想い

人々の記憶や思い出が詰まった「特別な場所」に関しては、その場所の備品や瓦礫は「廃材」ではなく「貴重な思い出の品」となる。廃材を元素材として、その施設や場所を大事に思っている人達の嗜好や感覚にあわせた「新しい商品」として再生させる事で、商品を通じてその方々の持つ「記憶と思い出」を共有できる。また、このプロジェクトを通じて、中小企業支援や伝統工芸の支援、あらたな社会貢献の一助となることを使命とし、この仕組みをもっと世間に知らしめる事で、あらたな循環システムが構築できればを思っています。

仕様

スタジアムやホール、有名近代建築の改修・解体で発生する廃材やコンサート等のステージセット廃材を、貴重な思い出の品として再生し、思い入れのある人々に販売する。そこで得た収益の一部を社会貢献の原資とする、新しい形のリサイクルシステム。商品は、この主旨に賛同したデザイナーや国内有名企業、技術力のある中小企業などの協力を得て制作。販売をぴあ㈱が行う事で 、思い入れのある人々に効果的にアプローチできる。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

チケットぴあ WEB販売ページ
RE:MEMBERプロジェクト

審査委員の評価

イベント等のチケット販売を行う企業独自の着眼点から、イベントの記憶を新しいかたちに変えて新たな価値を創造しモノとして残していく仕組みづくりを評価した。ドリルデザインが手がけた解体された旧・国立競技場の自由席シートを再生したスツールは、シンプルなシェイプのなかに清新さと歴史の重さを共存させた良質なデザインとなっている。しかし審査員が注目したのは個々のプロダクトではない。解体される大型施設の廃材を対象をするだけでは、本プロジェクトの広がりには限界がある。BUCK-TICKのコンサートでは、ステージセットとして使われたシャンデリアからアクセサリー等をつくり、その収益の一部を熊本地震復興支援に寄付した。イベントの欠片を手元に残したいというファンの思いと、廃材再利用という社会的取り組み、復興支援という社会貢献の3つを同時に満たす試みとして、他の単発イベントにも展開可能。その広がりの可能性を評価した。

担当審査委員| 岡本 誠   石戸 奈々子   ドミニク・チェン   深津 貴之   藤崎 圭一郎  

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