GOOD DESIGN AWARD

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CC

2017

GOOD DESIGN|グッドデザイン金賞

受賞対象名
ニュースコンテンツ [日経ビジュアルデータ]
事業主体名
株式会社日本経済新聞社
分類
ソフトウェア・サービス・システム/インターフェイス
受賞企業
株式会社日本経済新聞社 (東京都)
受賞番号
17G141208
受賞概要
2017年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

日経電子版のビジュアルデータは、グラフや写真、地図を主体として、ニュースの真相や世の中のトレンドに迫るコンテンツです。 日経が持つ取材力・編集力とデジタル技術を組み合わせ、ニュースをよりわかりやすく伝えます。読者は自らグラフや図表を操作し、データを基に新たな発見ができます。デジタルならではのインタラクティブ性を持ったコンテンツです。 記事の内容がひとめでわかる画像をつくり、ツイッターやフェイスブックなどに投稿しています。ソーシャルネットワークを通じて従来と違う読者にアプローチする狙いです。ビジュアルデータは、制作から流通経路に至るまでデジタル時代の新たな報道の形を切りひらこうとしています。

プロデューサー

鎌田健一郎

ディレクター

清水明、河本浩

デザイナー

安田翔平、佐藤健、清水正行、久能弘嗣

詳細情報

https://vdata.nikkei.com/

利用開始
2015年5月

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

テクノロジーとデザインの力でウェブ時代の報道コンテンツを進化させる

背景

従来、新聞など活字メディアが使える表現手段はテキストと写真・画像だけでした。しかし、ウェブとデジタル技術の発達により、動画やJavaScriptを使ったインタラクティブ表現、Virtual Realityなどの表現手段を手軽に使えるようになりました。これらをフル活用し、従来の表現の限界を超え、読者により立体的にコンテンツを届けるため、新たな報道の可能性を追求するために発足しました。 例えば、統計データの扱いについても、これまでは記者が記事の論旨に沿った部分だけを切り取って示していましたが、ビジュアルデータではすべてのデータを読者に委ね、読者が自分で操作して独自の発見をすることができます。部分ではなく全体を提供することで多様な解釈の余地を残し、新聞記事の論旨と比較することが可能です。これは新聞社の長い歴史の中でも初めてのことで、新たなコンテンツの可能性を拓いたと言えます。

デザイナーの想い

コンテンツ制作では、読者の興味をひくデザインと、実用的な側面をどうバランスさせるべきか、いつも考えています。 ビジュアルデータが始まった直後、過剰なグラフィック表現や、見方がわかりづらく説明書きの多い記事になりがちでした。表現にどこまで凝るのか、読者がどこまでこうしたコンテンツに慣れているかといった、読者との距離感がつかめなかったのです。 しかし、アクセス解析やユーザー調査、SNSでのフィードバックを得るにつれ、読者が理解しやすい表現、ビジュアルが求められる状況が次第にわかってきました。今も、それぞれの記事に応じてベストな表現を選ぶように模索を続けています。 今後もビジュアル表現への読者ニーズは高まると考えています。新聞社ではテキストが主でビジュアルは従とみられがちですが、今後はそれらの役割を同等と捉え、記者とデザイナーが協力して最適な表現を探ることになると考えます。

仕様

IE、Chrome、FireFoxの最新バージョン、スマートフォンにインストールされている標準的なwebブラウザ

どこで購入できるか、
どこで見られるか

日経ビジュアルデータ

審査委員の評価

データジャーナリズムの分野は欧米の新聞各紙が主導する中、日本においてもその可能性の追究が求められているが、その意味において本件は日本発の高品質な事例として評価した。静的なデータビジュアライゼーションにとどまらずインタラクティブにデータを操作できる点、インハウスでデザイナーとエンジニアを雇用しチームを編成している点、ここで作られた可視化データが紙面にも反映されるという実効性、などを総合的に評価して、今後とも長期的に持続しながら、日本におけるデータジャーナリズムを活性化する取り組みとして期待したい。

担当審査委員| 岡本 誠   石戸 奈々子   ドミニク・チェン   藤崎 圭一郎  

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