GOOD DESIGN AWARD

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CC

2017

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
体験型インスタレーション及びウェブサイト [ハナノナ]
事業主体名
千葉工業大学 人工知能・ソフトウェア技術研究センター
分類
宣伝・広告・メディア・コンテンツ
受賞企業
学校法人千葉工業大学 (千葉県)
株式会社Surface&Architecture (東京都)
久納鏡子 (東京都)
赤川智洋 (東京都)
タノシム株式会社 (東京都)
株式会社東京スタデオ (東京都)
株式会社mokha (東京都)
受賞番号
17G131187
受賞概要
2017年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

「ハナノナ」は人工知能が大量の花の写真を深層学習することによって得た花の分類能力を可視化する体験型作品です。 中央のテーブルに置かれた写真、絵画、絵本など抽象度の異なる花を描いた本を撮影すると、人工知能が花の種類を判定しどの花と近いと判断したのか、正面の丸いディスプレイの中の「花マップ」上に視覚的に表示します。 また「ハナノナ-webバージョン-」は、スマートフォン、タブレット、PCなどからも利用できます。会場の周囲の展示台の中にある花のようなオブジェや有名な花の絵画、またスマートフォンなどの場合はお手持ちの花の写真や実際に屋外で花を撮影したりして、正しく分類できるか試してみることができます。

プロデューサー

千葉工業大学 人工知能・ソフトウェア技術研究センター 副所長 竹内彰一

ディレクター

株式会社Surface&Architecture 岡村祐介、岩田壮史+久納鏡子

デザイナー

株式会社Surface&Architecture 岩田壮史、牧野智哉

詳細情報

http://www.it-chiba.ac.jp/skytree/

利用開始
2017年4月6日
販売地域

日本国内向け

設置場所

東京ソラマチ8F 千葉工業大学 東京スカイツリータウン®キャンパス

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

人工知能について、”教える”のではなく、自然に深く”感じとってもらう”ことを目指しました

背景

近年暮らしや経済活動などの幅広い分野において、人工知能を応用した研究活動が活発になっています。より便利で豊かな社会への貢献が期待される一方で、人間の雇用の剥奪やSFの世界で語られるような暴走などの様々なリスクについても懸念されています。 この人工知能の新しい学習法である深層学習は、コンピュータが入力に対して自律的に特徴を捉えて学習していく方法で、これは人間の学習にとても近いイメージです。 本作品ではその学習した知識を活用して、対象の花がなんという花なのか判断し、ズバリ言い当てられない場合でもどんなものに近いと判断したのかグラフィカルに表現します。体験者の方々にはこの作品を通して、人工知能の精度や自分(人間)との識別の差、類似点などを体験的に理解してもらうことで、有益な面や脅威、欠点などについての正しい理解の一助となるような第一歩目のタッチポイントになることを目指して企画しました。

デザイナーの想い

メインテーブルで体験している方がいる時は、周囲のテーブルにある花のように見えるオブジェや有名な絵画などをスマートフォン(Webバージョン)などで気軽に体験して貰えるようにするなど、なるべく多くの人が体験できるように考慮しています。また車椅子の方にも体験頂けるようにテーブルの高さや距離なども調整しています。 什器全体の白を基調とした配色や丸みを帯びた形状、また単体の什器とするのではなく什器群として空間的な演出を含ませた点などは、人工知能の展示らしい近未来的な雰囲気と、また会場内の他の展示を邪魔せずかつ浮いてしまわないようにトーンを合わせつつ目を引くように、良い意味で異質な感じが得られることを意識しました。 「知」というイメージが持つ神聖さやクールさ、美しさなどを感じてもらいつつ、体験を通して様々な方に自然に人工知能の学習や分類について感じ取ってもらえれば幸いです。

仕様

千葉工業大学東京スカイツリータウンキャンパス内の展示。構成は木製の展示台4台とメインのL字型机1台。各展示台内にはキャプションや体験用物品を収納。机内にはPCを格納し、その映像を天井からのプロジェクター照射(机の板面へ)と机の壁面内の4Kモニターに投影。体験者はダイヤルスイッチを操作して、天井に設置したカメラで本の中の花を撮影することでAIの分類能力を体験する。分類できる花の種類は現在406種類。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

千葉工業大学 東京スカイツリータウン®キャンパス (東京スカイツリータウン®ソラマチ8F )
千葉工業大学 東京スカイツリータウン®キャンパス ウェブサイト
ハナノナ –webバージョン–
STAIR Lab / ステアラボ千葉工業大学人工知能・ソフトウェア技術研究センター

審査委員の評価

人工知能が持つ可能性を感じるとともに、それが完璧でない点や、予想外の結果を導く様子を手軽に観察できる。ブラックボックスになりがちな人工知能に対する理解を「花を分類する」という分かりやすいモチーフで導いている点が優れており、子供から大人まで幅広い層に受け入れられるデザインとなっている。また、円形のディスプレイやテーブル、対象物を照らすスポットライトのような演出など、効果的な会場構成も評価された。

担当審査委員| 齋藤 精一   内田 まほろ   鹿野 護   木住野 彰悟   水口 克夫   Aaron Nieh  

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