GOOD DESIGN AWARD

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CC

2017

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
建築物 [小松精練 ファブリック・ラボラトリー [ fa-bo (ファーボ) ]]
事業主体名
小松精練株式会社
分類
公共用の建築・施設
受賞企業
小松精練株式会社 (石川県)
受賞番号
17G121132
受賞概要
2017年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

自社で開発した熱可塑性炭素繊維複合材料「カボコーマ・ストランドロッド」を用いて、世界初の耐震補強に挑戦、小松精練旧本社棟の改築を行いました。エコ建材である超微多孔スポンジ状セラミックス基盤「グリーンビズ」をはじめ、建材としてのテキスタイルを合わせて「繊維+建築」の未来を提案し、ファブリック・ラボラトリー「fa-bo(ファーボ)」として生まれ変わりました。

プロデューサー

小松精練株式会社

デザイナー

隈研吾建築都市設計事務所

詳細情報

http://www.komatsuseiren.co.jp/

利用開始
2015年11月13日
設置場所

石川県能美市浜町ヌ167番地 小松精練株式会社 本社敷地内

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

~繊維会社が提案する新建材によるファブリック・ラボラトリー「fa-bo(ファーボ)」~

背景

熱可塑性炭素繊維複合材料(CFRTP) 『CABKOMAストランドロッド』は、炭素繊維を撚り、地元北陸の組紐という伝統技術を現代の先端素材”炭素繊維”に応用。しなやかに曲がる、巻き取ってどこにでも容易に運搬できるという、まさに繊維の特質を最大限に活かした素材となります。重厚で不格好であった従来の耐震補強を軽やかでしなやかなデザインに進化させました。繊維産地らしく、ファブリックメーカーである弊社を象徴する様に”柔らかな布を纏ったようなシルエット”、ライトアップされたCABKOMAストランドロッドが兼六園の雪吊りをイメージさせ、エレガントで個性的、石川県にふさわしい外観となっています。

デザイナーの想い

これからの建築素材は、剛から柔へ移行していくと考えています。炭素繊維はメイド・イン・ジャパンの素材であり、国際競争力の中心建築素材の可能性を秘めており、この軽く強い炭素繊維は、建築の強度向上だけでなく、建設現場の省力化、省エネ化、高層建築や都心密集地での施工性の向上にも貢献できる。同じディテールを繰り返すことで強さを出す「ファーボ」外周の耐震補強も繊維的な考え方で、鉄やRCの単純な剛体の強さとは全く違うこれからの「繊維+建築」の未来に道を拓いていくものと考えます。

仕様

構造・規模/鉄筋コンクリート造・地上3階 敷地面積/6万7713㎡ 建築面積:/959㎡ 延床面積/2873㎡ 屋上緑化面積/589㎡

どこで購入できるか、
どこで見られるか

小松精練株式会社 本社敷地内
小松精練株式会社

審査委員の評価

現在、耐震補強は各場面で必要とされるが、しばしば無骨でやぼったいデザインになってしまう。だが、このプロジェクトは新しい建材を用いることで、繊細で美しいリノベーションを実現したことが評価される。同時に、これは自社の製品の使い方を提示するショールーム的な役割を果たしている。実際、ただの箱型のビルに対し、まわりに新素材で補強した結果、「繊維+建築」はレースのドレスをまとうような優雅な姿に変容している。

担当審査委員| 五十嵐 太郎   浅子 佳英   遠山 正道   星野 裕司   安田 幸一  

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