GOOD DESIGN AWARD

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2017

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ベスト100

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受賞対象名
障害福祉サービス事業所 [Good Job ! Center KASHIBA, Good Job ! Center KASHIBA/STUDIO]
事業主体名
社会福祉法人わたぼうしの会
分類
公共用の建築・施設
受賞企業
社会福祉法人わたぼうしの会 (奈良県)
一級建築士事務所 大西麻貴+百田有希 / o+h (東京都)
受賞番号
17G121090
受賞概要
2017年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

奈良県香芝市にある、障害のある人とともにこれからの働き方について考えるための場所である。障害のある人もない人も、地元の人も遠方からの来訪者も、それぞれに居場所があり個性をいかしながら働ける場所として構想された。建物は商品開発やワークショップを行う「工房」、地域の人も利用できる「カフェ」、世界中の福祉施設で作られた商品が並ぶ「ショップ」、その商品を全国へ流通させる「ストックルーム」等からなる。ワンルームながらも小さな居場所がわっと集まったような空間となっており、天井が高く明るい場所、壁に隠れた落ち着いた机、緑のある窓辺など、訪れる人が自分にとって心地よい居場所を見つけられるようになっている。

プロデューサー

社会福祉法人わたぼうしの会 理事長 播磨靖夫

ディレクター

社会福祉法人わたぼうしの会 成田修、森下静香+一般財団法人たんぽぽの家 岡部太郎+一級建築士事務所 大西麻貴+百田有希 / o+h 大西麻貴、百田有希、榮家志保

デザイナー

UMA / design farm、原田祐馬、津田祐果+NEW LIGHT POTTERY、永富裕幸、奈良千寿+吉行良平と仕事、吉行良平

一級建築士事務所 大西麻貴+百田有希/o+h 百田有希 大西麻貴

詳細情報

http://goodjobcenter.com

利用開始
2016年9月1日
設置場所

KASHIBA 奈良県香芝市下田西2丁目8-1、STUDIO 奈良県香芝市下田西2丁目8-33

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

多様なはたらき方やすごし方ができる「つくる」「はたらく」「発信する」が一体となった場

背景

事業主であるたんぽぽの家は、40年以上障害のある人の創造力をアートや仕事 につなげる活動を行っており、現在、Good Job ! Project という、アート・デザイン・ビジ ネスの分野をこえて社会に新しい仕事をつくる活動に取り組んでいる。その活動の拠点として本プロジェクトの構想が始まった。設計者である o+h は、たんぽぽの家の活動を見学した際、大勢のテーブルで賑やかに絵を描くのが好きな人もいれば、自分の机をカスタマイズして居心地よい場所にしている人や、倉庫の片隅に自分一人だけの場所をつくって作業している人もいるなど、いろんな人たちが思い思いに過ごしている様子がその まま空間の魅力になることが、福祉の領域を超えるような新しい福祉施設の空間に繋がると考えた。Good Job ! Center では、さらにそれが建築の佇まいそのものになり、地域に開かれる建築となることを目指し た。

デザイナーの想い

障害のある人とともに社会に新しい働き方をつくるという、たんぽぽの家の活動そのものがこれまでの福祉施設にない活動であるため、建築としてもこれまでにない空間、多様な人を受け入れながら街へ開かれた福祉施設が必要であると感じた。壁のレイアウトや屋根の分割、立面の考え方などの大きな構成を決めてからは、一つ一つの居場所がより気持ちのよい空間になるように、家具や壁の色、窓との関係など愛情を込めて考えた。すでに使われ始めた空間には、ものと活動とが入り交じった、賑やかで、かつ静かな時間が流れている。これからもメンバーやスタッフの皆さんと一緒に、空間の様々な使い方を育てていけるといいなと思っている。

仕様

KASHIBA 延床面積:471.17m2(1階311.84m2+2階159.33m2) 階数:地上2階 構造:木造、STUDIO 延床面積:220.33m2 階数:地上1階 構造:木造

どこで購入できるか、
どこで見られるか

KASHIBA 奈良県香芝市下田西2丁目8-1、STUDIO 奈良県香芝市下田西2丁目8-33
Good Job! Center KASHIBA|グッドジョブ!センター香芝

審査委員の評価

障害者がアートやデザインを通じて働く活動を長く支援してきた組織の街に開かれた新しい拠点である。市松状の壁を直交座標系に並べるのではなく、角度を変えて配することで、それが構造を兼ねると同時に、向こうが見え隠れしたり、様々な場所を生む、新しい空間の形式をもたらしている。多様な個性をもつ障害者にいろいろな居場所を提供する試みだが、その心地よさは健常者にとっても同じであるという気づきを与えるだろう。

担当審査委員| 五十嵐 太郎   浅子 佳英   遠山 正道   星野 裕司   安田 幸一  

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