GOOD DESIGN AWARD

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CC

2017

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
診療所 [新柏クリニック]
事業主体名
医療法人社団中郷会 新柏クリニック
分類
公共用の建築・施設
受賞企業
医療法人社団中郷会 新柏クリニック (千葉県)
株式会社竹中工務店 (東京都)
受賞番号
17G121089
受賞概要
2017年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

人工透析120床の診療所。豊かな地下水を透析水として、南側の緑地を景観として取り込み「森林浴のできるクリニック」をテーマに開放性の高い新しい透析空間を目指した。木の質感や癒し効果に着目して木造・木質化を図り、患者が体だけでなく心も浄化されるような設えとした。看護のしやすさと患者の安全安心のため一室空間とした透析室は、耐火集成材の柱・梁を門型状に連続させ、樹木が美しく立ち並ぶ森を想起させる内観とした。透析室天井と外部軒天井はヒノキを使用し、内外の広がりを演出すると共に柔らかな木の香りで透析室全体を包む。眩しさを低減した照明や気流を感じにくい空調の採用など、ベッド上の患者の視点で快適性を追求した。

プロデューサー

医療法人社団中郷会新柏クリニック 理事長 木村敬太

ディレクター

株式会社竹中工務店 設計部 菅原努

デザイナー

株式会社竹中工務店 設計部 吉岡有美、石本明子

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詳細情報

http://shinkashiwa.jp/

竣工
2016年1月
販売地域

日本国内向け

設置場所

千葉県

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

透析患者の負担感を軽減し、心身の健康につながる木造木質化による医療施設デザイン

背景

透析患者は週3回・1回当たり4~5時間の治療に透析施設に通わなければならない。本クリニックでは、患者の負担感を少しでも軽減し、心身の健康につながる医療施設を目指し、木の癒し効果に着目した木造・木質化デザインとした。南側緑地に面した2,3階に開放的な透析室を配置し、住宅地が隣接する北側には耐震要素であるコアゾーンを配置、コンテクストに呼応した建物構成がそのまま表出する外観とした。内部は、患者同士の見合いをなくした頭合わせのベッドレイアウトと、感染対策に配慮した十分なベッド間隔、看護のしやすさと患者の安全安心ための一室空間、これら機能上の条件に、門型状に連続する耐火集成材「燃エンウッド」の架構を加えることで、壮観でありつつ木のぬくもりに包まれるような新しい透析室内観を実現した。門型の柱・梁は、ベッドから見上げた際にベッド周りにゆるやかな領域感をうみ、透析室全体をほのかな木の香りで包む。

デザイナーの想い

透析室内観は全て透析患者の視点で作り込んだ。南側に広がる緑地をのぞむ透析室は床から天井までのLow-e複層ガラスとし、診療中も外の景色を楽しめるようにしている。奥行の深い庇はベッドへの直達日射と前面道路からの視線を遮る。ガラス部分の透明性を高めるために端部は小口径の鉄骨梁・柱とし、耐震要素は開口部が少ないコア部分に鉄筋コンクリートで集約するなど、快適な療養環境を実現するために適材適所のハイブリッド構造を採用した。患者がベッドから見上げる天井はヒノキ羽目板として外部軒天上まで連続させ、天井設備機器はベッド直上を避けて集約配置、照明はまぶしさを低減したアクリル付きのスリット型として梁際に設けた。空調には気流を感じにくい全空気式整流ユニットを梁ごとに設置、ペリメーターゾーン空調と併せてきめ細やかな制御を可能とする快適な温熱環境を実現している。

仕様

建築面積 1,245.58㎡/延床面積 3,131.93㎡/地上3階建て

どこで購入できるか、
どこで見られるか

千葉県柏市
新柏クリニックHP

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