GOOD DESIGN AWARD

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CC

2017

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
保育園 [あまねの杜保育園]
事業主体名
社会福祉法人南生会
分類
公共用の建築・施設
受賞企業
相坂研介設計アトリエ+社会福祉法人 南生会 (東京都)
受賞番号
17G121086
受賞概要
2017年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

船橋市郊外に建つ定員160名の保育園。自然とともに子どもがのびのび過ごせる保育所が求められ、我々は同時に保護者や保育士も安心できる立体回遊型園舎を提案しました。「あまね」とは「周」の読みの一つで、自然の恵みを周(あまね)く感じさせたい園の想いと、中庭を周(めぐ)る建築の特徴を全て表しています。ロの字平面の中央の庭と外端の木々を周るようにデッキ、スロープ、階段やブリッジを巡らせた①子どもが楽しく遊べ、大人の目が届き易く、緊急時も逃げ易い立体回遊動線②それを外部から台形の堅牢な壁と屋根で覆った"楽しさを強さで守る"構成③様々な自然の力と自然の素材を日常の生活から学べる工夫、などが大きな特徴です。

プロデューサー

社会福祉法人南生会

デザイナー

相坂研介

詳細情報

http://www.aisaka.info/works_architecture/amane.php

利用開始
2015年10月
設置場所

千葉県船橋市行田2-9-10

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

160名の園児が自然とともに伸び伸び遊べ、保護者や管理者も安心できる立体回遊式の遊具のような保育園

背景

保育園の計画にあたって、子どもを一人の人格ある人間として尊重し、その目線に立つこと、異年齢保育を行いやすいこと、食育を推し進めやすいことや、環境負荷低減、自然との触れ合い、及び豊かな感性や想像力を育む園舎が求められました。我々はそうした要求条件に、一年中長い時間を過ごす子どもたちが飽きることなく伸び伸び暮らせること、保護者が安心できること、運営者が管理し易いこともさらなる課題として付け加え、計画の目標としました。 またデザインの具体化においては、市内の公立および私立保育園で長らく保育や管理を行ってきた園長先生との密接な対話の中から、人工照明に頼らない室内環境、自然素材を活かした家具や遊具などのアドバイスを頂けた事も大きな助けとなりました。

デザイナーの想い

「保育園に通わせる自分自身の子どもたちにも、安心して楽しく遊ばせられ、充実した日々を送れるように」との思いで設計しました。そのため、親の目線で防犯性や居住性を隅々チェックしたのはもちろん、手摺子のピッチはモックアップを作り、当時0歳児だった双子の娘たちの頭に実際に当ててまで安全性を確認しました。 また、初めて知るモノの名前は全て“本物を通して”覚えてもらおうと、仕上げは「木は木らしくセメントはセメントらしく」、手摺の鉄から池底の石まで素材感を残す使い方を徹底しました。そのため、我々は保育園とはいえ原色を使いませんでしたが、替わりに様々な空間特性と環境の掛け合わせによる「原色的」と呼べるコントラストの強い空間体験を立体的に凝縮し、「本物に囲まれつつ、飽きの来ない日常」を提供しました。

仕様

1493.54㎡

どこで購入できるか、
どこで見られるか

相坂研介設計アトリエ

審査委員の評価

船橋市郊外に建つ保育園。中央に中庭を持ったロの字型の建物として、プライバシーを守るという今日的な要求を満たしつつも、中庭側にデッキテラスを設け、外部に大きく開いた開放的な保育園となっている。階数や天井高の違いなど、内部の空間をトレースするようにして、結果的に起伏に富むことになった立体的な屋上庭園は、散策するだけで楽しめ、こどもたちの格好の遊び場になるだろう。

担当審査委員| 五十嵐 太郎   浅子 佳英   遠山 正道   星野 裕司   安田 幸一  

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