受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。
- 概要
熊本地震後の仮設住宅とそれに付随するコミュニティスペースの計画である。 従来の仮設住宅では住戸間の遮音性能や各住戸の収納スペースの不足といった問題がある。そこで住戸間に構造パネルの奥行きを利用した家具を配置することで十分な収納スペースを確保しつつ住戸間の遮音性能の向上を図っている。工場製作する構造用の木質パネルは現場での工期短縮を実現し、3棟10世帯の団地を1ヶ月の工期で建設した。 2つの住棟の中央部には屋根をかけ、その下に談話室と縁側デッキからなるコミュニティスペースを配置し、仮設住宅の入居者や近隣の住民も気軽に集うことができるような場所を提供した。
- ディレクター
原野泰典、田中智之
- デザイナー
坂 茂、田中智之
- 詳細情報
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http://www.shigerubanarchitects.com/works/2016_kumamoto_PHP17/index.html
- 利用開始
- 2016年8月
- 設置場所
熊本県御船町