GOOD DESIGN AWARD

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CC

2017

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
戸建て分譲住宅 [ローズプレイス瀬田唐橋分譲住宅 そらにわプロジェクト:「共用庭から始まるコミュニティづくり」]
事業主体名
京阪電鉄不動産株式会社
分類
その他住宅・住空間
受賞企業
京阪電鉄不動産株式会社 (大阪府)
そらにわ運営組合 (滋賀県)
受賞番号
17G111035
受賞概要
2017年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

戸建分譲住宅に住む38家族が共有する共用庭「そらにわ」において、「そらにわ運営組合」を組織し取り組むコミュニティづくり。周辺はびわ湖が育んだ豊かな自然と歴史にあふれたエリアである。恵まれた環境の中、日常における「そらにわ」での体験や維持管理活動、「そらにわ」と「エンコ(自噴井戸)」を活用した既存コミュニティとの交流を通じ、水と緑や生き物と慣れ親しみ自然を大切にする気持ちと住民同士や地域とのコミュニケーションを育むことをめざし、2016年活動をスタートさせた。現在も販売中であり、当初は6家族でスタート。2017年9月末時点で22家族が組合員となり活動に参加している。

プロデューサー

京阪電鉄不動産株式会社 戸建事業部

ディレクター

京阪電鉄不動産株式会社 事業推進部+京阪園芸株式会社

デザイナー

株式会社現代ランドスケープ

ランドスケープアーキテクト:西辻 俊明(株式会社現代ランドスケープ)

詳細情報

http://roseplace.net/setakarahashi/

利用開始
2016年4月1日
価格

4,300 ~ 5,380万円

設置場所

滋賀県大津市

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

真ん中に庭を抱く(ハグする)ことで、コミュニティを育む(ハグくむ)新しい街づくり。

背景

環境が社会問題となる中、住宅設備の省エネ化だけでなくもっと自然とふれあい身近に感じたいという声や、個人と地域の繋がりが薄れつつある中、安心安全に暮らせるだろうかという声は、住宅購入者のニーズとして大きくなっており、特に住宅購入層の中心となる子育て世代にとっては、豊かな自然の中で安心安全に子育てしたいという思いは切実なものとなっている。 周辺エリアは、近江八景のひとつ瀬田唐橋や瀬田川、製鉄遺構の点在する瀬田丘陵、緑豊かな東山連峰など、びわ湖が育んだ自然と歴史にあふれており、今回、その恵まれた環境の下、庭を共有することでボリュームのある良質な緑地を住宅地の中心に確保し、自然とのふれあいを身近なものにした。またそれを共同で管理・活用をすることで、住民同士や地域の人々との交流が生れている。対人関係が希薄な昨今の戸建住宅開発において、庭を共有することで生まれた新しいコミュニティづくりの手法である。

デザイナーの想い

共用緑地を骨格とした計画は、人と自然が共にある暮らしが本来備えていた豊かさを蘇らせるものでした。 一つは、購入者が共有し地域の人々も利用できる公共性をもつことから、みんなに価値ある空間が住民と住民、人々と地域を繋ぐことのできる可能性です。次に、単なる散歩できる緑地ではなく木々が実り色づく恵みの森とすることで、みんなの喜びが生まれ生物との付合いが始まるとともに、世話をする意志と技を身につけた地球人を育むことのできる可能性です。最後に、散歩、お茶、花見等みなさんがともに暮らすことの出来る舞台とすることで、お付合いの輪が広がり、人と環境の持続的な相互関係からここにしかない暮らし「瀬田スタイル」へと発展する可能性です。 今、みなさんの活動は始まったばかりですが、木々が少しずつ森に成長するようにしっかりと歩み始めており、近い将来、私の想像を超える「森のコミュニティ」を築き上げられていることでしょう。

仕様

共用庭を有する38区画の木造2階建て戸建住宅分譲街区「そらにわ住区」 全開発面積11757.37㎡、うち「そらにわ住区」部分6748.57㎡、井戸移管部分18.45㎡。 「そらにわ住区」の各区画面積126.27~215.37㎡、建物延床面積104.73~118.81㎡、そらにわ(共用庭)面積668.05㎡

どこで購入できるか、
どこで見られるか

滋賀県大津市

審査委員の評価

ソフトのデザインだけではなく、共用庭の存在が住宅のデザインに対して物理的な影響を与えている点が評価された。たとえば、共用庭があることで住宅の「二面性」を意識したプランニングになっている。共用庭と連続するかたちで各戸の外部空間がデザインされ、その結果として緩やかな境界要素を介しながら住宅の内部と共用庭が接続されている。共用部をつくることで専有部である住宅のあり方自体まで問い直そうというデザインの姿勢は、イベント的な要素でもって近隣との関係をつくろうとする昨今の住宅供給とは一線を画するものであり、地域社会における生活という本質的な問いを発している。

担当審査委員| 篠原 聡子   仲 俊治   西田 司  

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