GOOD DESIGN AWARD

キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2017

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
マンション [ZOOM 芝浦]
事業主体名
株式会社トーシンパートナーズ
分類
集合住宅
受賞企業
株式会社トーシンパートナーズ (東京都)
受賞番号
17G111004
受賞概要
2017年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

全住居が天井の高い空間とロフトのある立体居住の集合住宅として、特殊な断面計画を採用した。2階から7階は1層と1.5層を偶数階、奇数階で交互に組み合わせた約26㎡のスタジオユニットで、フラットフロアの2、4、6階はバルコニー側の1.5層空間からロフトにアクセス。一方スキップフロアの3、5、7階は下階と同じ平面形だが通路を半階上がったところがリビングスペース、そこから半階上がるとロフトがあるので、リビングとの近接感、連続感が強くなっている。また8、9階は2、4、6階と同じ平面形だがすべて1.5層のフルフラット。10、11階は2住戸分のスペースでゆったりとした1.5層フルフラットのユニットである。

プロデューサー

株式会社トーシンパートナーズ 千代谷直之

ディレクター

株式会社トーシンパートナーズ 開発事業本部 加藤寛

デザイナー

有限会社谷内田章夫ワークショプ 谷内田章夫

詳細情報

http://www.tohshin.co.jp/zoom_shibaura/

利用開始
2017年1月14日
価格

39,000,000 ~ 89,400,000円

販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都港区芝浦二丁目1番5号

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

限られたボリューム制限の中で、全住居を天井の高い空間とロフトのある立体居住とした集合住宅

背景

1人住まいの居住スタイルの割合が増える中、コンパクトながらもより豊かな空間を提供できないかと模索してきた。ボイドは2層分なくとも1.5層で十分ではないかと思っていたが、15年程前、UR都市機構から高層マンションの階高の高い1階部分の利用方法について相談を受け、ロフト等の法規上の取り扱いについて検討をした。その過程で25~30㎡のユニットに適応すると今までにない開放感のあるスタジオユニットができると確信。以来、開口部側を1.5層にし、設備側の上部をロフトとした提案を行ってきた。それらの計画の集積とその経験値によって、いろいろなタイプを生んできたが、現在もなおすべてのプロジェクトに立体的な空間の特色のあるものを部分的にでもいいから取り入れようと努めている。集団規定の中で与えられたボリュームをどう生かすか。毎回課せられた課題の最適解を解いてゆくことにしている。

デザイナーの想い

事実、こうした立体居住空間はわかりにくい。プレゼンテーションしても一般の方には残念ながら評価されないこともある。図面やパース、模型でも正確な内容はイメージしにくい。実際に出来上がって、使えるようになって、ようやく理解していただけるようになる。そこで、入居希望者向けの内覧会に並行して、次のプロジェクトの事業者、企画者、仲介関係者、工事関係者にも見てもらうことにした。図面や写真では伝わらないことが多いが、出来上がった空間ならそれ自体が絶好のショールームとなるからである。また、そのような空間構成はどのようにイメージするのですか、とよく質問される。立体的な空間感覚は頭の中ではイメージしにくく(大天才なら別だが)、経験値に基づいて可能性を少しずつイメージし、それを積み重ねて行く作業となる。その積み重ねにより常に新しい発見があると思う。

仕様

■敷地面積409.67㎡(実測) ■建築面積207.32㎡  ■延床面積1,938.06㎡ ■建ぺい率60%(耐火建築物により70%) ■容積率400% ■構造・規模 鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造) 地上11階建 ■総戸数54戸+1戸(管理室)

どこで購入できるか、
どこで見られるか

東京都港区芝浦二丁目1番5号

審査委員の評価

建築のボリューム制限のなかで、各住居の断面形状を工夫することで、床面積以上の広さを獲得している。全ての住戸は天井の高い空間とロフトをもち、集合住宅市場における差異化が図られている。しかしながらそれ以上に重要な点は、居住者のライフスタイルに対して柔軟な空間構成になっていることであり、日常生活の豊かさを引き出す良質なストックとなっていることである。断面的な工夫は建築デザインの醍醐味であり建築家が腕を振るうべき領域であるが、既存の物件メディアではなかなか伝わりにくい。事業者と建築家の相互理解のもとに実現したこのようなプロジェクトを通して、良質なストック形成が進むことを期待する。

担当審査委員| 篠原 聡子   仲 俊治   西田 司  

ページトップへ