GOOD DESIGN AWARD

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2017

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
シェアハウス [LT城西2]
事業主体名
個人
分類
その他住宅・住空間
受賞企業
諸江一紀建築設計事務所 (愛知県)
鈴木崇真建築設計事務所 (愛知県)
株式会社ハシゴタカ建築設計事務所・ladderup architects (東京都)
株式会社前田工務店 (愛知県)
受賞番号
17G100972
受賞概要
2017年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

名古屋市内に建つ21人のための新築シェアハウス。隣地に建てられた既存シェアハウスと同じ施主による2棟目。1棟目で成功した手法を活かしつつ、新たな仕掛けを試みた。1棟目からアクセスできる既存の裏庭は、2棟目の計画により共用の中庭となる。住人がシェアできる屋外の居場所となることを目指した。ここでは入退去時の歓送迎BBQや畑を利用したワークショップなどが開催される。2棟目に設置された浴室のうち1つは中庭からアクセスでき、浴室のない1棟目からも利用される。また、ずれた個室配置によりできた凹みは小さな前庭となる。シェアハウスが増設され2棟となることで、外部空間を含めた新たなシェアの展開を可能にしている。

デザイナー

諸江一紀建築設計事務所 諸江一紀+鈴木崇真建築設計事務所 鈴木崇真

詳細情報

http://lt-josai.com/

利用開始
2017年3月
設置場所

愛知県名古屋市

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

隣接既存棟や外部空間をもシェアの領域とした、地方都市における新たなシェアハウスのカタチ

背景

隣地に建ち、既に新築シェアハウスとして成功している1棟目の存在は大きかった。この既存棟の存在が「シェア」という概念を内部空間のみならず外部空間をも取り込んだものへしたいという思いへ導いた。それは1棟目との接続性を考慮した水廻りの南側への配置、庭との関係性を重視した個室の雁行配置や開口のとり方、高低差のある分節切妻屋根による軒下空間などに見て取れる。地域における建築のあり方や佇まいを考え、建築の顔となる前面道路のみならず、既存棟側や個室が外部と接する東西面も等価にデザインした。建築を景観として地域に「シェア」し、良質なまちなみとして形成される。また、既存シェアハウスの実態調査により、住人の個性が個室で完結するのではなく、共用部に個人のものがにじみ出ている状況であった。それらにじみ出てくるものを作為的にならないように受け止められる設えを設計すべきだと考えた。

デザイナーの想い

「シェア」とは人と人がつながってメリットを生み出そうとする考えである。シェアハウスならではのつながり方を建築的にどう仕掛けるかについて取り組んだ。 例えば、上下階での会話がしやすいよう手すりは吹抜け側に偏芯させた広幅笠木を採用し、支柱間にクッションを貼り、手すり周りをもたれやすい居場所とした。一部には腰掛となる座面を設け、手すりがコミュニケーションのきっかけとなるよう計画している。 そういった細かな設えを用意することで、屋内外のさまざまな場所を自分たちの居場所として気軽に利用し、それぞれのつながりを築いてくれることを期待している。

仕様

[構造]木造 [階数]地上2階 [敷地面積]557.06㎡ [建築面積] 265.70㎡ [延床面積] 479.42㎡ [入居数]21人 [主な屋根]ガルバリウム鋼板縦ハゼ葺き [主な外壁]ラスモルタル通気工法 [主な内壁]石膏ボード+クロス、カラマツフローリング

どこで購入できるか、
どこで見られるか

ウェブサイト
諸江一紀建築設計事務所
鈴木崇真建築設計事務所
前田工務店

審査委員の評価

既存シェアハウスの隣地に2棟目のシェアハウスを新築する、という希有なプロジェクト。2棟目が建つことにより、裏庭だったスペースは2棟でシェアできる中庭として整備され、「外部空間をシェアする」という新たな価値を生みだした点が特に優れている。新築棟は既存シェアハウスでの見地を十分に生かしながら丁寧にデザインされており、シェアすることでより豊かな空間を享受することができる計画となっているのが分かる。

担当審査委員| 手塚 由比   千葉 学   栃澤 麻利   Gary Chang   Shu-Chang Kung  

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