GOOD DESIGN AWARD

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2017

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
CLTを活用した木造3階建の集合住宅 [TIMBERED TERRACE]
事業主体名
株式会社梶谷建設
分類
集合住宅
受賞企業
株式会社梶谷建設 (石川県)
株式会社SALHAUS (東京都)
受賞番号
17G100960
受賞概要
2017年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

「ティンバード・テラス」はスギCLTパネル(直交集成板)を床、壁に使用した木造3階建て集合住宅です。「木造賃貸住宅が低品質な住宅である」というイメージを変えるプロトタイプとしてデザインしています。木造集合住宅の弱点と思われていた遮音性能や耐火性能を、CLTの活用により克服し、自然素材の質感や断熱性能といった木のメリットを生かしています。また、CLTパネルを用いた建築に起こりがちな、単純で画一化されたプランニングではなく、各住戸がすべて別タイプとなる「自由な平面計画」を実現しています。木材を使うことだけが目的化したCLT活用ではなく、普及とデザインの両方を具現化した、次世代のCLT建築です。

プロデューサー

株式会社梶谷建設

デザイナー

株式会社 SALHAUS 日野雅司、栃澤麻利、安原幹

左から、日野雅司、栃澤麻利、安原幹

詳細情報

http://www.kajic.co.jp/

利用開始
2017年10月
販売地域

日本国内向け

設置場所

石川県小松市若杉

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

CLTパネル(直交集成板)を活用し、自由な平面計画を実現した木造3階建ての集合住宅

背景

【住宅性能の確保とCLTパネルを生かしたデザイン】 近年の工事価格の高騰により、木造3階建て共同住宅が見直されています。しかし木造3階建て共同住宅はその構造体を1時間準耐火構造とする必要があるため、これまで木材には燃えしろや耐火被覆が必要でした。CLTは床・壁ともにパネル単体で性能を確保することができるため、本計画ではスギCLTパネルをあらわしとすることが可能になり、CLTを内装や軒天の仕上材料として生かしています。また、集合住宅は床の遮音性能が求められます。本計画ではCLT150mm厚と遮音二重床を組み合わせることで、木造でありながら適切な床の遮音性を確保しています。

デザイナーの想い

①全ての住戸を角部屋とし、同じタイプがない12戸の集合住宅です。CLTと軸組工法を組み合わせることで、自由な平面計画を実現しています。 ②CLTを構造材としてだけではなく、仕上材としても活用し、今後のCLT建築のデザイン手法のプロトタイプとなることを目指しています。 ③ゆったりとした共用部を設け、居住者同士が交流を持てるようなプランニングです。今でも近隣づきあいが残る地方都市ならではの充実した共用部です。 ④周辺の戸建て住宅の町並みのスケール感から突出しないように、建物全体は2棟のボリュームを組み合わせた形状としています。周囲の勾配屋根の街並みに調和する、木造らしいシルエットを持った集合住宅です。

仕様

共同住宅/地上3階/木造/敷地面積968.53m2/建築⾯積299.66m2/延床面積779.22m2

どこで購入できるか、
どこで見られるか

石川県小松市若杉町
梶谷建設
SALHAUS

審査委員の評価

木造賃貸住宅でありながらCLTを活用することで、遮音性能や耐火性能を克服し、木の質感を生かした質の高い住宅を実現させているところを評価した。CLTを使いながらも自由な平面計画によって、全住戸が異なるプランになっているところも良い。住戸と住戸にはさまれた共用部も広く取られていてコミュニティを育めそうな場になっている。今後の木造賃貸住宅のプロトタイプとなる可能性を持った計画である。

担当審査委員| 手塚 由比   千葉 学   Gary Chang   Shu-Chang Kung  

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