GOOD DESIGN AWARD

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2017

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
住宅 [小高町の家 (横浜のオフグリッドハウス)]
事業主体名
熊谷玄
分類
個人住宅/インテリア
受賞企業
株式会社エイバンバ (神奈川県)
受賞番号
17G100934
受賞概要
2017年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

横浜市旭区に建つ4人家族のための住宅です。電力網に接続しない、「オフグリッドハウス」として計画しました。アウトドアの延長にある場所に対して、建築や設備がそれを補っていくという考え方で設計しました。窓を開けたり、薪をくべたり、打ち水をしたり、明かりを必要な場所にもってくる。そうした人の手が介在することで、エネルギーを循環させ、快適な環境を作り出していく家です。

プロデューサー

熊谷玄

ディレクター

栄港建設 岡田雅人、長谷川健二、重信智之

デザイナー

株式会社エイバンバ 番場俊宏、番場絵里香、坂田旭

詳細情報

http://abanba.net/works/

利用開始
2015年9月
販売地域

日本国内向け

設置場所

神奈川県横浜市旭区

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

ライフスタイルと、周辺環境に合わせた、無理をしないオフグリッドハウスのありかたの提案です。

背景

施主であるランドスケープデザイナーから、環境やエネルギーとの関わり方を考えながら暮らしていくことのできる場所をつくりたいという要望がありました。 寒ければブランケットをかけ、暑ければ打ち水をして風を通せばいい、という施主の意見と、竹林や畑といった穏やかな周辺環境から、アウトドアの延長にあるような場所に対し、足りない部分を建築や設備が補っていくという考え方で設計を進め、「オフグリッドハウス」という形で実現することとなりました。バッテリーに蓄えられる限られた電力をどのように使っていくかを考えながらの暮らすことによって、気候や自分の健康状態などとも自然に向き合うことになります。 将来的には1階を開放し、地域に開放する寄り合い所のような場所にしていきたいとの要望もあり、前面は大きく開くことができるようにしています。

デザイナーの想い

東北の震災以降、住宅におけるエネルギーや環境配慮の在り方を見直していく機運が高まっています。国が推進するZEHなど、設計者が考慮すべき事項が増えていく中で、本当の意味で、エネルギーや施主の生活を考えた住宅の在り方について、検討すべきだと考えました。小高町の家では、施主の思いをきっかけに、断熱や気密といった住宅自体が持つ性能と、フィジカルに近い範囲での人が介在することでおこるエネルギーの使い方について、等価に検証をすることで、使う人が無理をせずに、エネルギーと生活の関係を考えながら暮らすことのできるオフグリッドハウスを実現することができたと感じます。一方で、同時期に設計を行っていた、「まほろのオフグリッドハウス」では、開発中の機器を含めた様々な最先端機器を用いたオフグリッドハウスを計画しました。今後は様々な選択肢の中から、適切なエネルギーと建築の在り方を提案していくことが必要だと考えます。

仕様

規模:地上2階、 敷地面積:145.02㎡、 延床面積:93.60㎡、構造:木造

どこで購入できるか、
どこで見られるか

abanba

審査委員の評価

電力網に接続せずに成立する住宅として考えられているだけでなく、デザイン的にも優れている点を評価した。前面に向かって大きく開いた開口部の取り方と2階の床面が少し1階のリビングの天井より低く取られていて、1階と2階が繋がっているところが良い。窓を開けたり、打ち水をしたり、明かりを持ち歩いたりするなど、電力にできるだけ頼らない生活のあり方を提示できているところにも魅力を感じる。

担当審査委員| 手塚 由比   千葉 学   栃澤 麻利   Gary Chang   Shu-Chang Kung  

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