GOOD DESIGN AWARD

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CC

2017

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
分譲住宅 [優游居-大原野-]
事業主体名
株式会社リヴ
分類
商品住宅/工業化住宅
受賞企業
株式会社リヴ (京都府)
有限会社ランドサット (大阪府)
受賞番号
17G100920
受賞概要
2017年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

優游居・大原野は「夫婦二人の大人の住まい」というコンセプトで建築された企画住宅「優游居」(2015年度グッドデザイン賞受賞)の分譲住宅版である。今回の計画地である京都市西京区大原野の分譲地は、敷地大半を占める市街化調整区域と北側斜線により建築規模が極度に制限される。その制限されたヴォリュームの中に「優游居」のコンセプトに沿った、年配夫婦2人暮らしに必要かつ最小限のスペースを配した分譲住宅が2棟竣工した。構造体・造作材・仕上材に京都府内産材を使用し、広い土間空間や薪ストーブなど、時間に余裕のある生活を楽しむ要素を取り入れ、豊かな自然を生活の一部として楽しめる住宅となっている。

プロデューサー

株式会社リヴ 代表取締役 波夛野賢

ディレクター

有限会社ランドサット 代表取締役 安⽥利宏

デザイナー

有限会社ランドサット 代表取締役 安⽥利宏

有限会社ランドサット 安田利宏

詳細情報

https://liv-r.co.jp

利用開始
2017年1月
価格

56,300,000 ~ 58,300,000円 ([3号地]5830万円/[4号地]5630万円)

販売地域

日本国内向け

設置場所

京都市西京区大原野

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

特殊な敷地環境を活かした、年配夫婦2人のための、自然を生活の一部に取り入れた上質な小住宅

背景

自然豊かな善峯川沿いにある4区画の分譲地は、市街化調整区域に大部分を占有され建築可能な敷地はわずかであった。小住宅「優游居」を2年前に企画・建設し、子育てが終わった夫婦のための住宅市場の可能性を感じていた事業者は、一般的には分譲地向きではないこの敷地を、「優游居の趣旨に最適の場所」と捉え、今回の分譲地計画がスタートした。敷地形状と北側斜線から建築形状がほぼ決まった中で、1期の3,4号地は、わずかに外観に変化を持たせながら、既存の町並みと自然環境の双方に配慮したシンプルで落ち着いたデザインとした。薪ストーブの煙突が自然を楽しむ住宅のシンボルとして、外観デザインのアクセントとなっている。居住者は、時間に余裕があり自然とふれあう生活を指向する夫婦と想定し、広い土間空間・薪ストーブを中心とした吹抜のあるリビング・善峯川まで続く広大な庭園と一体となる開口などが住空間の中で適切に反映されている。

デザイナーの想い

廊下や壁を極力設けず家事動線に配慮するなど、機能性を持たせた平面計画を進めながら、「大きな吹抜と広い土間に設けた薪ストーブ・京都府内産杉材を用いた床材」や「将来の建設計画が無い市街化調整区域内の庭園方向に配した大きな開口」、といった住まいとしての見せ場もふんだんに織り交ぜて、年配の居住者にふさわしいシンプルかつ上質な住まいとなるようデザインを心がけた。計画地は大阪・京都への通勤圏として古い住宅地が隣接するが、周辺は世帯の高齢化が進んでおり、子供が独立後の夫婦の住まい方を提案するには適したエリアである。ハウスメーカーなどが提案する高機能バリアフリー平屋住宅とは一線を画した、年配夫婦のための「現代の草庵」が一般的な住宅として普及していく事を願っている。

仕様

地上2階建/木造/分譲住宅(2棟)/建築面積(3,4号地共):57㎡/延床面積(3,4号地共):92㎡

どこで購入できるか、
どこで見られるか

株式会社リヴ
株式会社リヴ
有限会社ランドサット

審査委員の評価

コンパクトかつシンプルな住宅であるが、市街化調整区域にあたる庭との関係が良く考慮されており、縦列配置とした駐車場、広い土間、視線の抜けに配慮された開口部など、細部がとても丁寧にデザインされている。建築の佇まいは、地域の風景に寄り添うかのようであり、地域の景観形成に貢献している。今後の開発にも期待したい。

担当審査委員| 手塚 由比   千葉 学   栃澤 麻利   Gary Chang   Shu-Chang Kung  

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