GOOD DESIGN AWARD

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特別賞
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CC

2017

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ベスト100

受賞対象名
名刺 [LIMEX(ライメックス)名刺]
事業主体名
株式会社TBM
分類
装身具
受賞企業
株式会社TBM (東京都)
受賞番号
17G090830
受賞概要
2017年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

石灰石を主成分にしたLIMEXは、紙・プラスチック製品の代替となる日本発の新素材です。素材開発から6年の歳月を経てLIMEX名刺が初めて製品化されました。通常、紙の製品を製造する際、大量の水と木材パルプが使われます。LIMEXから紙の代替製品をつくる際、その原料に水や木材パルプを使用しないのが特徴です。1箱100枚の名刺で約10リットルの水を守れます。LIMEX名刺は環境性能の他、価格競争力があり、機能性では耐水性、耐久性があり、指切れもしません。名刺の箱もLIMEXから作られています。箱に刻まれたメモリは、ユーザーが名刺を取り出す際、水資源への貢献を認識しやすいデザインとして施しています。

プロデューサー

株式会社TBM 代表取締役 山﨑 敦義+株式会社アマナ 未来創造ルーム 片岡 圭史

ディレクター

株式会社TBM 執行役員 笹木 隆之/コーポレート・コミュニケーション本部 渡邊 将史、木島 理紗子

デザイナー

株式会社電通 アートディレクター 小野 恵央

株式会社電通 アートディレクター 小野恵央

詳細情報

https://tb-m.com

発売
2016年6月
価格

1,410 ~ 1,730円 (社員数50名を超える法人のお客様へは別途価格を相談させて頂いております。)

販売地域

国内・海外共通仕様

設置場所

株式会社TBMのホームページ https://tb-m.com/order/

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

LIMEX名刺のメモリは、新素材がもたらす環境と人間の新たなモノサシ。

背景

水問題はダボス会議で挙げられるグローバルリスクで近年常にTOP3にランクインする課題です。2050年には世界人口の40%が水ストレスに直面すると言われています。水問題や地球の環境資源問題に一石を投じる名刺が、LIMEX名刺です。LIMEX名刺のユーザーには、名刺のクレジットに環境訴求のマークとテキストを入れて頂いています。また、持続可能な社会に向けて、環境、社会、ガバナンス、ESG投資に投資家の関心が高まる昨今、ESG投資を後押しする力をLIMEXは有しています。TBMは、日本のものづくりの力を復活させたいと思う若手と、高度経済成長の時代に技術立国の原動力として活躍されたシニアを集結し、LIMEXから紙・プラスチックの代替製品を製造する特許を取得しました。(現在、米国や欧州など世界43カ国にて特許を取得・申請中)白石工場のメンバーは、正社員として雇用し、被災地に新しい雇用を生んでいます。

デザイナーの想い

LIMESTONE(石灰石)とX(無限の用途の可能性)から名付けられた新素材「LIMEX」は、地球規模でエコノミーとエコロジーを両立した素材革命を起こす可能性を秘めています。20世紀は石油を巡って経済的戦争が繰り返されましたが、21世紀は水をめぐる紛争の世紀になってしまうと言われています。LIMEXの普及が進むことで水資源に大きく貢献することが可能です。初めてLIMEXから製品化された「LIMEX名刺」をパッケージングするにあたり、ユーザーに簡潔に、そして直感的に、LIMEXの優位性を伝える必要がありました。「100枚の名刺で約10リットルの水を節約できる」という事実から、LIMEX名刺のパッケージの側面に「10のメモリ」をあしらいました。箱から名刺を取り出す際に、水資源に貢献している量をユーザーは認識できます。素材の特徴と環境に対するメッセージが統合されたデザインとなっています。

仕様

W92×D58×H33(mm)

どこで購入できるか、
どこで見られるか

・TBMのホームページ・LIMEX ACTIONサイト・ディップ、ラクスルのホームページ
TBMのホームページ(LIMEXサイト)
LIMEX ACTIONサイト(LIMEX製品の導入実績、水、木への資源貢献の量を可視化するサイト)
ディップ、ラクスルのホームページ

審査委員の評価

近い将来の水問題や地球環境資源問題に目を向け、原料に水や木材パルプを使用せず、石灰石を主成分とした紙の代替製品からつくられていることが新しい。その石灰石は、木材パルプと比較して安価であり、エコロジーとエコノミーの両立が可能であること。機能性では耐水性、耐久性があり、指切れせず、表面が滑らかで普通の印刷に問題はないこと。実物が直接人から人へと手渡しされる「名刺」というかたちで、この素材を訴求するという考え方。この制作会社は、日本のものづくりの力を復活させたいと思う若手と、高度経済成長の時代に技術立国の原動力として活躍されたシニアを集結し、被災地に新しい雇用を生んでいるということ。これら、環境と人に対する課題への取り組みを高く評価した。

担当審査委員| 五十嵐 久枝   朝倉 重徳   加藤 麻樹   寳角 光伸   Sertaç Ersayın  

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