GOOD DESIGN AWARD

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CC

2017

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
医療用トレーニングモデル [先天性心疾患手術手技トレーニング3Dモデル]
事業主体名
株式会社クロスメディカル
分類
医療用の機器・設備
受賞企業
株式会社クロスエフェクト (京都府)
受賞番号
17G080810
受賞概要
2017年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

生まれつきの心臓病である先天性心疾患の外科手術トレーニングを目的とした超軟質精密3Dモデルで、心臓部、専用スタンド、縫合糸整理ホルダーの3点で構成される。心臓部のサイズは約50×50㎜であり、医療機関で撮影された実際の患者のCTスキャンデータを基に、ベテラン小児心臓外科医の監修の下、3Dデータを構築し、3Dプリンティング・独自のキャスティング技術により、±0.2mmの精度で再現した3Dモデルである。更には、素材に心臓実質に極めて近似した、超軟質(ShoreA 硬度約0度)ウレタンを用い、切開・吻合を可能とし、卓上で実践さながらの、先天性心疾患外科手術トレーニングを可能とした世界初の製品である。

プロデューサー

株式会社クロスメディカル 専務取締役 畑中克宣

ディレクター

京都府立医科大学 小児医療センター 小児心臓血管外科 病院教授・診療部長 山岸正明

デザイナー

株式会社クロスエフェクト メディカルプロジェクトチーム マーケティング 石田寿人/3Dデザイン 大江和義/キャスティングリーダー 北村恵彦

詳細情報

http://xcardio.com/products/surgical.html

発売
2016年9月30日
価格

30,000 ~ 33,000円

販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

ドライな卓上で実際の手術環境を再現した、切開・吻合可能な先天性心疾患手術手技トレーニング3Dモデル。

背景

生まれつきの心臓病である先天性心疾患は出生100人に1人の高い割合で発生し、乳児期の主要な死亡原因である。新生児の心臓は極めて小さく、患者個々の立体構造が極めて複雑であり、外科治療の成功には、外科医の手技技能が必要なのは言うまでもない。 ただ、現在、成人心臓血管外科の分野では、ブタの心臓などを使用したウェットラボ(手技トレーニング)は実施されているが、先天性心疾患の小児治療分野では、このような手技トレーニングやシミュレーションに適したツールが存在せず、十分な手技トレーニングが実施できていない。このような状況を打開すべく、先天性心疾患における手術手技トレーニングモデルを開発し、若手及び中堅医師の手技向上及び育成を目指し、強いては患者QOL(quality of life)の向上を目指す為に、今回のデザインが生まれた。

デザイナーの想い

「先天性心疾患手術手技」という生死に係るリスクの高い心臓病手術のトレーニングモデルである事から、形状表現の正確さ、材質感の近似性を目指し、同時に「使い易い事」をテーマとしデザインを行った。 先ず、特別な準備が必要ないよう、心臓部のみならず糸ホルダーなど周辺環境を含め、実際に極めて近い状態で且つドライな環境、つまり卓上でのトレーニングを可能にした。 更に、明確なコストターゲットを開発当初より設定し、若手医師でも繰り返し購入できるようなコストを目標とした。具体的には、心臓部全てを製作するのではなく、必要な部分(心房から大血管部のみ)のみに限定しコストを抑え、また、心臓部をディスポーザブルにする事により、リピート購入価格1/3を実現した。今後は、現在3症例のラインナップを順次追加開発し、様々な外科手術分野への展開を行い、若手医師の技術向上、更にはものづくりで人命救助の一端を担えればと考えている。

仕様

手術トレーニング用3Dモデルであり、心臓部、専用スタンド、縫合糸整理ホルダーの3点で構成される。心臓部のサイズは約50×50㎜であり、医療機関で撮影されたCTデータを基に、細部まで精密に再現され、更には、心臓実質に酷似した、超軟質(ShoreA 硬度約0度)ウレタン素材を用い、切開・吻合を可能としている。卓上で実践さながらの、先天性心疾患外科手術トレーニングを可能とした世界初の製品である。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

株式会社クロスメディカル
【動画紹介など】Sugery Training Model TGA
【製品紹介】Surgery Training Model
【購入ショップ】Surgery Training Model 手術手技トレーニングモデル

審査委員の評価

形態だけでなく質感も本物の心臓に近似させている技術が素晴らしい。心臓のモデルだけく、縫合糸ホルダーもデザインしているため、特別な準備なしに卓上で手術のトレーニングを行える点も気が利いている。必要な部位だけ製作することによって価格を抑える工夫もあり、手術のトレーニングを積みやすくするための配慮が行き届いたデザインである。

担当審査委員| 田子 學   安次富 隆   重野 貴   村上 存  

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