GOOD DESIGN AWARD

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CC

2017

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
歩行車 [ミケーレ]
事業主体名
株式会社幸和製作所
分類
移動用機器・設備
受賞企業
株式会社幸和製作所 (大阪府)
受賞番号
17G070698
受賞概要
2017年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

日本人の男性高齢者に向けた歩行車です。歩行車とは、歩行補助のための福祉用具です。 男性は足が衰えても歩行車を使う人が少なく、外出をする機会が減少しています。この理由は歩行車に対して「女性が使うもの」、「仰々しい」、「老人扱い」などマイナスイメージが先行してしまい使用を拒否してしまうためです。 ミケーレは日本人男性の体格、道路、住居などの生活環境にフォーカスを当てた仕様になっており、さらに、男性に似合う紳士的な意匠性とマイナスイメージを払拭する新しいデザインになっています。これと同時に、福祉用具業界初の男性向けブランドを立ち上げ、使用する男性の品格を保てる福祉用具を社会に対して訴求しています。

プロデューサー

開発本部 商品開発部 峯垣淳平

ディレクター

開発本部 商品開発部 開発2課 山口聡

デザイナー

開発本部 商品開発部 開発2課 山口聡、開発本部 商品開発部 開発1課 奥村泰明

詳細情報

http://www.gentilmarrone.com/#

発売予定
2017年5月
価格

50,000円

販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

日本人男性のための紳士なデザイン

背景

歩行車を使って歩くことは健康寿命をのばすことができる大きな要素になりますが、日本人男性の使用率は非常に低く女性に比べて歩く機会が少ないことは大きな問題です。 使用率が低い理由として2つの問題があります。 一つ目は「イメージの悪さ」です。ものを押して歩行するという習慣がない男性にとっては、歩行車を提案されると年寄り扱いされていると思ってしまいます。 二点目は「日本人男性に似合う商品がない」ことです。女性向けの商品や、サイズの大きい海外製の商品が多く、日本の小柄な男性高齢者に本当に合う商品が少なく選択できないという問題です。 この2点の問題は、製品のデザインをするだけではなくイメージを一新してもらうために福祉用具業界初の男性向けブランドを立ち上げることで家族などが提案する際に世界感と一緒に製品を提案することができ、これなら使いたいと思ってもらえるようにデザインしました。

デザイナーの想い

高齢男性がもっと社会に参加できる世の中の創造を目指しています。 結婚式や同窓会など身近な人が集まる場所ほど、自分のネガティブな部分は出したくないのは誰もが思うことです。 私たちは、男性が自信を持って歩行できる機器を目指しました。 社交場でも違和感のないようにシンプルで上品なデザインを実現しています。 また、機能面では海外に比べて体重の軽い日本人男性のために「軽量」と「強度」を両立させるために、メインパイプを大きなRで曲げることで上からの荷重が分散し、パイプ厚みが薄くても上からの荷重に耐えられるフレーム形状にしています。 力強い男性が使用してもたわみにくいように剛性を維持できる組立ロック機構も設けました。 段差が多い日本の道路でも前輪を持ちあげやすいように踏みやすいティピング機能付のフェンダー形状、日本の狭い玄関でも邪魔にならない折り畳みサイズなど日本の環境に合わせた工夫を行っています。

仕様

■組立寸法:幅535×奥行605×高さ790~950(mm) ■折り畳み寸法:幅235×奥行645×高さ790(mm) ■製品重量:5.9(kg) ■製品材質:本体:アルミニウム合金/袋:合成皮革、ポリエステル/座面:合成皮革、ナイロン/車輪:ポリプロピレン、TPE

どこで購入できるか、
どこで見られるか

株式会社幸和製作所:ショールーム 〒590-0982 大阪府堺市堺区海山町3丁159番地1
ジェンティルマローネ

審査委員の評価

男性高齢者をターゲットにした新しいブランドの歩行車。歩行車は今まで女性向けのイメージが強く、男性の利用率が低いという課題があった。本製品は、紳士的で上品なカラーリングとシルバーカーとは一線を画したデザインで、男性が社交の場でも自信を持って使用できることを狙いとしており、新しいコンセプトの歩行車である。グリップ形状、ティッピング機能付きの後輪や、折り畳みサイズなど随所に歩行車メーカーならではの細かな作り込みが見られる点も評価できる。

担当審査委員| 羽藤 英二   青木 俊介   菅原 義治   森口 将之   Hrridaysh Deshpande  

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