GOOD DESIGN AWARD

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2017

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
装飾用パネル [ORII MARBLE(オリイマーブル)]
事業主体名
有限会社モメンタムファクトリー・Orii
分類
住宅設備
受賞企業
有限会社モメンタムファクトリー・Orii (富山県)
受賞番号
17G060615
受賞概要
2017年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

ORII MARBLEは、銅器産地である富山県高岡市で、その仕上げとして培われた着色技術によって、表情が作り出されている。製品に表現されている青銅・褐色・硫化などをはじめとする12色は、薬品や熱を用い、気候の変化と対応させながら、銅の腐食効果を利用する伝統的な技法により、全て職人の手により色付けされている。0.4mmの薄い銅板へ、本格的な銅着色を再現できたことによって、本物の銅や真鍮の表情を、空間装飾に取り入れることが可能となった。規格化・パッケージ化で、大きな壁面への施工・海外輸送・施工現場での作業をよりシンプルにすることができた。伝統的着色技術をベースに開発した銅・真鍮の装飾パネルである。

ディレクター

戸田 祐希利

デザイナー

戸田 祐希利

戸田祐希利

詳細情報

http://www.mf-orii.co.jp/orii-marble.php

発売
2015年3月
価格

60,000円

販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

大理石や天然木と同様の自然な美しい表情が、伝統的技術により、銅や真鍮から引き出されたマテリアルです。

背景

弊社は真鍮の圧延板への着色技術を開発して以来、公共施設やホテルなど、様々な建築物件で、マテリアルの提供を行ってきた。銅や真鍮が作り出す独特な風合いと素材感が評価されているものの、使用量や発注時期によって、銅や真鍮は価格へのリスクも高い。また、図面に合わせたオーダーメイドが主流となっているため、仕様決定に多くに時間を必要とする。 そのような状況の中で、店舗や住宅物件で使用の機会を産み出す商品として、ORII MARBLEを開発。サイズと色を規格化することで材料の確保や技術の安定化を図り、商品価値を定めることで予算に合わせ、使用可能な分だけ取り入れてもらうことが可能となった。材料供給の時間短縮にもつながっている。 また、海外からの問い合わせに対し、輸送手段やコスト、色決定の段階におけるコミュニケーションが障害となっていたが、規格化・パッケージ化により、その対応が可能となった。

デザイナーの想い

銅や真鍮の着色技術について、日本では一般的にあまり知る人は少ない。しかし、公共の場(公園や駅などの銅像、寺院や教会の釣鐘や道具、ドアのハンドルや照明器具など)で、着色技術は多く用いられている。つまり、見たことはあっても、技術として認識されていないのが実情である。しかし、伝統として押し付けること無く、有用性や新しい価値を発見できるものとして提案することが、周知には必要である。ORII MARBLEは伝統的な技術でありながら、新しいエレメントと融合できる可能性を持った商品として、様々な人の手に委ねられることを期待している。そして、多くの人に受け入れられることで、伝統的な仕事の継続や発展に繋がる流れの一端を担える商品として、成長させていきたい。

仕様

12色(12種類) 12枚1組 1枚あたり 300㎜×300㎜×0.4㎜

どこで購入できるか、
どこで見られるか

有限会社モメンタムファクトリー・Orii 富山県高岡市長江530
有限会社モメンタムファクトリー・orii
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審査委員の評価

製品に表現されている青銅・褐色・硫化などをはじめとする12色は、銅器産地である富山県高岡市で、その仕上げとして培われたものである。銅の腐食風の内装材は印刷技術の高度化により、見た目の再現ができなくはないが、本品は本物に拘り製品化した点を評価した。伝統の技術を現代の空間に活かしていく姿勢とそのための技術革新は日本文化を守る上でも大事である。

担当審査委員| 鈴野 浩一   橋田 規子   原 研哉   藤森 泰司   吉田 龍太郎   Puvanai Dardarananda  

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