受賞ギャラリー
2017
グッドデザイン賞
ユニットバス部材
Panasonic スゴピカシリーズ
受賞対象の詳細
スゴピカシリーズは有機ガラス系新素材による浴室部材のシリーズである。これまでの浴室部材は水アカや汚れが落ちにくく、掃除が大変という認識が一般的であった。有機ガラス系新素材は、水族館の水槽や航空機の窓にも使用されるアクリル樹脂をベースに、独自開発した「汚れに強く、耐久性に優れた」素材である。掃除に時間がかかる浴槽・水栓・カウンターにこの素材を展開し、住まい手が清潔な浴室を保ち続けられることを目指した。
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プロデューサー
パナソニック株式会社 エコソリューションズ社 ハウジングシステム事業部 水廻りシステムビジネスユニット 小早川 益律
ディレクター
パナソニック株式会社 エコソリューションズ社 デザインセンター 村元達也
デザイナー
パナソニック株式会社 エコソリューションズ社 デザインセンター 平尾尚郷、近藤高宣、碓氷修也
詳細情報
発売
2017/06/01
価格
オープンプライス
販売地域
国内
背景
これまで様々な住宅設備や建材が工業化され、耐久性や清掃性の高い商品が普及してきた。しかし日本でユニットバスが普及して30年近く、未だにユーザーの浴室掃除への不満は解消されていない。私たちは構造や形状だけでなく素材から見つめなおす必要があると考え、水アカや汚れのつきにくい有機ガラス系新素材からその材料特性を生かした浴室部材を開発した。
経緯とその成果
水アカや汚れが付きにくい、有機ガラス樹脂素材製の浴室部材シリーズ。
デザイナーの想い
素材の持つ防汚性を最大限活かせるように、各部材の汚れの溜りやすいところを無くすデザインを意図した。水アカや汚れの原因となる水滴が残りにくい滑らかな造形とすることで徹底的に清掃性にこだわった。水栓においては、表面メッキが主流だが有機ガラスを使うことにより、樹脂成型ならではの美しい造形を目指した。カウンターにおいては、浴室の空間構成部材としてシンプルながら水切りの良い片流れの勾配を持った造形とした。また浴槽は人体に触れる部位としての優しい形状と、美しい光沢と滑らかさを追求した。
仕様
浴槽 1216・1316・1616・1618・1818・1621・1623サイズ 有機ガラス系人造大理石製、カウンター 幅450 奥行290 高さ163.5 有機ガラス系新素材製、水栓 幅300 奥行161.5 高さ82.5 有機ガラス系新素材製
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審査委員の評価
担当の審査委員
鈴野 浩一橋田 規子原 研哉藤森 泰司吉田 龍太郎Puvanai Dardarananda
評価コメント
日本の浴室は洗い場と浴槽で構成され、長時間高温多湿の状態にさらされるので、水垢やカビの発生率が高い。ユーザーはリラックスしたい入浴後にも常に掃除をしなければならない。本品はこうした水廻りの汚れから人々を少しでも解放しようとするもの。はっ水性があり硬度も高いアクリル系の樹脂は、長期間外観の美しさを保ち、また掃除のための労力が軽する。人々にとって入浴をより楽しめる空間にすることができる。
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