GOOD DESIGN AWARD

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CC

2017

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
椅子 [C-Fit-Chair(シーフィットチェア)[トライアングル・キュービック]]
事業主体名
中津家具株式会社
分類
生活家具/家庭用照明器具
受賞企業
中津家具株式会社 (大分県)
大分県立芸術文化短期大学 (大分県)
大分県立看護科学大学 (大分県)
大分県産業科学技術センター (大分県)
受賞番号
17G060538
受賞概要
2017年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

主に高齢者施設などで使用され、高齢者の座り心地と安全性を重視し、生活の質の向上を目指す木製の椅子。円背の姿勢にフィットする背座面カーブにより、前かがみでうつむきがちな視線を上げて食事や会話が楽しめるとともに、体圧を分散させる凹凸クッションを着脱式にして座と背の上下に余裕を持たせ、座や背の隙間に巻き込むことで、体形や体格の異なる高齢者に合わせられるよう工夫しました。また、優しいフォルムの2種の木製のフレームと組み合わせることで、持ちやすい幅広の手すりと背面まで繋がったアームにより、椅子周りの伝え歩きや椅子の移動も楽にでき、使い勝手が良く使う喜びを感じられるスタイリッシュなデザインを目指しました。

プロデューサー

中津家具株式会社 代表取締役社長 永岡実男

デザイナー

NAHO DESIGN 松野奈帆+大分県立芸術文化短期大学 松本康史+大分県立看護科学大学 麻生優恵+大分県産業科学技術センター 佐藤幸志郎、北嶋俊朗、兵頭敬一郎

詳細情報

http://www.nakatsukagu.com/index.html

発売予定
2018年3月
販売地域

国内・海外共通仕様

設置場所

中津家具株式会社 本社ショールーム

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

高齢者の生活の質の向上を目指し、前を向いて楽しく食事・会話ができる木製の椅子。

背景

高齢者施設で療養中の高齢者は、寝たきり予防のために日中は長時間椅子に座っていますが、S字カーブの姿勢で背筋を伸ばして座る既製の椅子はC字カーブの円背の高齢者にとって「座り心地」が悪く、前かがみの姿勢で周りとの会話が少なくなったり、内臓を圧迫して食欲低下や腰や背中の「痛み」を訴えたりする高齢者が多いことがわかりました。そしてこれは、デザイナー自身が看護や介護で実感したことでもありました。そこで、人間工学的手法によって既製の木製椅子の若年者と高齢者の「座り心地」の違いを比較検証し、高齢者用としての座り心地や安全性にスタイリッシュで魅力の高い造形と経済性とのバランスを考慮し、生活の質の向上を目指した高齢者用の木製椅子を開発することとしました。

デザイナーの想い

高齢者の生活の質の向上を目指し、座り心地と安全性を重視した優しいフォルムの木製の椅子。体圧分布測定やヒアリング、観察を通じて、座り心地や姿勢が高齢者の身体や生活の質に大きな影響を与えていることに気づき、高齢者施設の管理者、介護者、高齢者、製造者、販売者それぞれのニーズ・課題を解決する椅子を目指しました。利用者のニーズや施設のイメージに合わせられるよう、安定感のあるトライアングルフレームとスッキリとまとまったキュービックフレームの2種と樹種を組み合わせて選べるようにしました。

仕様

(トライアングル)寸法:W590×D690×H790 SH410 (キュービック)寸法:W590×D660×H790 SH410

どこで購入できるか、
どこで見られるか

中津家具本社ショールーム
中津家具ONLINE

審査委員の評価

「高齢者の生活の質の向上を目指し、前を向いて楽しく食事・会話ができる木製の椅子」という明確なコンセプトに真摯に向き合い、主に高齢者に多く見られる「円背」の姿勢に対して、具体的に解決しようとしている点が評価された。また、高齢者向けというと、どうしても機器的なデザインになってしまうことが多いが、柔らかであくまで自然なダイニングチェアを目指している点も良い。

担当審査委員| 鈴野 浩一   橋田 規子   原 研哉   藤森 泰司   吉田 龍太郎   Puvanai Dardarananda  

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