GOOD DESIGN AWARD

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CC

2017

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
クロテラス [クロテラス]
事業主体名
大堀相馬焼 松永窯
分類
生活・日用品、雑貨
受賞企業
ガッチ株式会社 (東京都)
大堀相馬焼 松永窯 (福島県)
雄勝硯生産販売協同組合 (宮城県)
受賞番号
17G040214
受賞概要
2017年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

雄勝硯の硯は本来の書道の硯だけでなく、最近は⾷器としてプレートとして使われることが一般的です。 しかし、⾼価であることまた、加⼯が難しいことから、他の⾷器への応⽤ができませんでした。 そこを、 硯の加⼯する際に発⽣する粉末を釉薬にすることで、硯の良さを活かし⾷器にすることが可能に なりました。硯の質感は他の⿊の釉薬に出せない⾊合いである。また、福島県浪江町の⼤堀相⾺焼と 宮城県⽯巻市の雄勝硯という東⽇本⼤震災で壊滅的な被害に遭った地域が⼿を取り合い、コラボ レーションをしてひとつものを作ることは今後の伝統的⼯芸品の先進的な事例となりうると考えます。

プロデューサー

ガッチ株式会社 松永武士

ディレクター

株式会社ドライブディレクション 後藤国弘

デザイナー

有限会社棟方デザイン事ム所 棟方 則和、永井北斗+ガッチ株式会社 松永武士

詳細情報

http://store.shopping.yahoo.co.jp/soma-yaki/mapl0004.html

発売
2016年10月
価格

3,000 ~ 10,000円

販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

「黒」の質感、またお皿のカーブの美しさには特に見ていただきたいポイントです。

背景

震災前に、松永窯3代目 松永和夫は定期的に雄勝に通っては、雄勝硯の粉末を調達し、大堀相馬焼の釉薬の一部にしていました。そのときは湯呑みの中の一部でしか使用しておらず、全面に釉薬をかけるということはしません。 そんな情報を知らず、家業を手伝い始めた、4代目松永武士が雄勝の複合施設「モリウミアス」へボランティアにいったときに「雄勝硯」というものを初めて知りました。 そこで雄勝硯の美しさに心打たれ、3代目にその話をしたところ震災前の話を聞き、運命めいたものを感じました。 雄勝硯としての特性を十二分に活かすため、デザインをどうするか考えていたのが最初です。 そんなときに、複合施設モリウミアスがオープンするにあたって、雄勝にゆかりがあるお皿がないかという要望がありました。木材のテーブルにマッチするように、シンプルな黒の方が良いだろうということで、全面「黒」にしました。

デザイナーの想い

東⽇本⼤震災で壊滅的な被害に遭った二つの産地が⼿を取り合い、お互いの良さを引きだせるような デザインを⽬指しました。今回、⻑く使ってもらうものをと思い、シンプルな「⿊」にこだわりました。 また、たくさんの⼈が囲んで⾷事を楽しむ⾵景をより美しくするために全体的に少し⼤きめのサイズも ⽤意してあります。この器が日本中と世界中に広まり、そこで触れた⼈々が、最終的には福島県や 宮城県の産地に想いを馳せ、そこを訪れ、土地のの美味しい⾷べ物を⾷べ、地域に光が照らすことを 祈ります。

仕様

その製法は、雄勝硯に使われる雄勝石を砕いて釉薬にして、たっぷりと大堀相馬焼の土にかけます。 これをじっくりと焼き上げることで、光沢のある「クロテラス」が仕上がるのです。 ご家庭の食卓で、飲食店のテーブルで、どんな料理も美しく映えて、少し贅沢な気持ちになれる器です。 雄勝の美味しい海と山の幸を、楽しい体験を、この器を囲んで分かち合い、それを多くの人に共有していただく価値を提供できればと願っています。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

大堀相馬焼 松永陶器店 Yahoo店 モリウミアス(石巻) Amrit(奈良)
大堀相馬焼 松永陶器店 Yahoo店
モリウミアス

審査委員の評価

雄勝硯を釉薬の一部にして相馬焼きに使った非常に美しい「黒」の食器。深みと程良い艶を持つ絶妙な質感と色合いはまさしく硯でしか出せないだろう。更にこの食器が生まれた背景には、東日本大震災があり、地域が手を取り合って多大な努力がなされた。硯の美しさを表現する為、技術的にも様々な試行錯誤を重ねており、商品を手に取るとその美しさを実感できる。

担当審査委員| 中坊 壮介   玉井 美由紀   宮崎 光弘   渡辺 弘明   Juhyun Eune  

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