GOOD DESIGN AWARD

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2017

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
充電式の耳あな型補聴器 G3 シリーズ [Panasonic 補聴器 WH-G37、WH-G35、WH-G33]
事業主体名
パナソニック株式会社
分類
装身具
受賞企業
パナソニック株式会社 (大阪府)
受賞番号
17G010002
受賞概要
2017年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

充電式で、高齢者にも使いやすい耳あな型補聴器。煩わしい小型電池の交換が不要となり、ケースに入れるだけで簡単に充電できる。ケースから取り出すと自動で電源が入るため、小さなスイッチを操作しなくても、装着するだけで快適な聞こえが得られる。音量・音質調整も、リモコンを見ながら直感的に操作できる。また、本体と一体化した形状のカラーストラップ(8色)で、外出中でも本体を落としにくいよう配慮。使いやすさをカタチにして、前向きな気持ちで補聴器を着ける楽しみを提案した。2016年の発売以降、市場での支持を集めており、使用をためらっていた高齢の難聴者の方にも、本製品を使用して快適な日常生活を送っていただいている。

プロデューサー

パナソニック株式会社 アプライアンス社 ビューティ・リビング事業部+パナソニック補聴器株式会社 代表取締役社長 畳谷一郎

ディレクター

パナソニック株式会社 アプライアンス社 ビューティ・リビング事業部 パナソニック補聴器株式会社 事業本部 片山崇

デザイナー

デザインスタジオエス 柴田文江

詳細情報

https://panasonic.jp/hochouki/products/G3/

発売
2016年4月
価格

390,000 ~ 760,000円 (両耳、リモコン、充電ケース含む)

販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

デザインキーワードは「cheerful」。ポジティブなイメージをカタチに表現した。

背景

難聴者の多くが、高齢者である(74歳以上の41.6%が難聴と関連性あり。出典:JapanTrak 2015)。一般的に、加齢とともに細かな作業が困難になる傾向にあるため、高齢のユーザーは補聴器の着け外しや、ボタン操作時に苦労されている。日本補聴器工業会の調査によると、難聴者が補聴器を使用しない理由として、わずらわしい(42%)、恥ずかしい(25%)、形やデザインがよくない(12%)、視力や握力に問題がある(12%)などが挙げられている。わずらわしさの点で、従来の補聴器は、小さな電池(約8mm)の交換が必要であった。本体の小型化とともに、電池も小さなサイズが求められ、使用できる充電池がなかったためである。そのため、電池を指で扱うことが難しく、使用を諦めてしまう場合もあった。このような背景から、より操作性に優れた補聴器が望まれており、使いやすさを形に表現したデザインに取り組んだ。

デザイナーの想い

使うことへのバリアをなくすために、心地よく快適なモノの在り方を求めた。より健康で外に出る快活な使い勝手を表現するため、「Cheerful」をテーマにして2つのポジションを考えた。(1) static:見えても違和感がなく、外したときは見られることを想定する。(2) dynamic:散歩やスポーツの動的要素を付加することで機器をポジティブな印象にする。具体的には、情報機器のようなシャープなデザインではなく、より耳穴にフィットする柔らかい印象を具現化した。また、一体形状のカラーストラップで、落下防止の配慮をすると同時に、アクティブな印象を加えた。色に関しても、普段使う身近な道具のように位置付けるため、ホワイトをベースとして、ベージュ、ダークグレーの清潔感の高いソリッドカラーを揃えた。補聴器を「隠したくなるモノ」ではなく「前向きな気持ちになるモノ」として、豊かなシニアライフを応援したい。

仕様

煩わしかった電池交換を不要にするなど高齢者にも使いやすい設計を特徴とした充電式耳あな型補聴器である。スイッチ類もリモコンに集約し、手先が不自由な方でも簡単に補聴器の音量・音質を操作できる。丸みがある「やさしい」かたちで、前向きな気持ちで使用できるようにデザインした。長さ 25 × 幅 23 × 厚さ 24 mm・約3 g

どこで購入できるか、
どこで見られるか

パナソニックショップ、パナソニックのエイジフリー、パナソニック補聴器直営店、補聴器専門店、眼鏡販売店
パナソニック補聴器 取扱い販売店のご案内
パナソニックショップ(補聴器取扱店)
パナソニックのエイジフリー

審査委員の評価

電池交換不要の充電式、電源の入切りも不要、リモコンによる直感的な操作など、システム全体をデザインしたことで、これまで補聴器を使うことの障害となっていたあらゆる煩わしさが一掃された。本体と一体化するストラップは、本体を落としにくくするだけでなく、携帯音楽プレイヤーのイヤホンのようにも見え、装着の抵抗感を軽減するだろう。ユーザーの生活を正確に捉えており、システム化により使いやすさという新たな価値を生み出した事が高く評価された。

担当審査委員| 鈴木 啓太   安東 陽子   原田 祐馬   山本 秀夫   Jung-Ya Hsieh  

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