GOOD DESIGN AWARD

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CC

2016

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
ピクルス [萩野菜ピクルス]
事業主体名
合同会社JINRI
分類
地域・コミュニティづくり/社会貢献活動
受賞企業
合同会社JINRI (山口県)
受賞番号
16G151189
受賞概要
2016年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

山口県萩市の農家から市場にも買い取られない様な規格外の野菜を買い取り(農家収入の底上)、ピクルスとして加工販売(地方新規産業の創出)をしている。 野菜本来の鮮やかさを活かした瓶詰め方法で他商品との圧倒的な差別化が実現できており、一瞬で目を引くインパクトを持っている。味は和風、洋風、カレー味の3種類をベースに展開しており、全商品野菜ごとに味付けを変えているので一年を通じて四季折々の萩野菜を楽しむ事が出来る。殆どの商品がその年の野菜の収穫が終わると翌年まで食べる事が出来ない季節限定品となっており、外見だけでなく希少価値を高めることもデザインしている。

プロデューサー

合同会社JINRI 代表 椋木章雄

ディレクター

合同会社JINRI 椋木章雄

デザイナー

合同会社JINRI ジンリデザイナー 椋木章雄

合同会社JINRI 代表 椋木章雄

詳細情報

http://hagiyasai.com

発売
2014年5月
価格

750 ~ 950円

販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

背景

山口県の農業人口の平均年齢は70.3 歳で全国で2番目に高く、農業所得は66万円で全国の104万に比べ低水準となっている。農家の所得を少しでも上げ農業人口を増やそうと農家から規格外の野菜を買い取り地元スーパーに卸販売を始める。しかし、そのまま販売するだけでは農家への還元額は十分とは言えず、高付加価値のついた加工品を開発する事で農家への還元額も増やせるのではないかと考えた。

経緯とその成果

100年後に続く伝統を「今から」自分たちが創り出す

デザイナーの想い

もともと捨てるはずだった野菜をどうにかしたいという思いから萩野菜ピクルスは生まれました。価値のない農作物を価値あるものに、という事とは少し違います。もともと農作物には食べれるまで成長した時点で十分価値は存在しています。見た目が悪いから規格外、というのは人間社会の手前勝手な物差しです。人の作ったルールに外れてしまった農作物に再び活躍できる場所をデザインしたのがこの萩野菜ピクルスになります。

企画・開発の意義

山口県萩市は明治維新に関連した観光産業を主としているが、過去の産物を掘り起こす事業ばかりが目立ち新しく何かを生み出す姿勢が見え辛い。これは今の農業界にも言える事で、今を生きる自分たちがゼロから何かを生み出す姿勢を見せる事で、農業でも工夫次第でなんとでもでるんだという事を提案したい。

創意工夫

萩野菜ピクルスは3つのコンセプトを基に開発をした。 【①外見(思わず手に取りたくなる様なデザイン)】瓶一本で料理が完成しており、見ただけでも美味しさが伝わるよう瓶詰めする。店頭に並んだ時にアイキャッチになるように野菜のカラフルさを失わない商品構成にする。 【②農家の収益(捨てる野菜をゼロに)】形が悪いという理由だけで捨てられる野菜を全て買い取る事で、農家の収入の一助になるようにしている。新規就農者も最初は技術不足で規格外の野菜が出来やすく、販路不足で余った野菜もでてくるのでそれらをいまとめて買い取る事で、収入の安定化を図る事ができている。 【③利益の確保(産業として成り立たせる)】規格外野菜を使う事で原価を抑えると同時に、一瓶作るのに手間をかけることで付加価値をつけている。通常、手間をかけると量産が出来ないが工程を完全マニュアル化する事で1日数百本もの製造が可能になっている。

仕様

山口県萩市で採れた野菜を使った美しいピクルス。本来捨てられるはずだった規格外の野菜を農家さんから買い取り、野菜本来の鮮やかな色味を活かして綺麗に瓶詰めし、デザインという付加価値をつけて新たにピクルスとして生まれ変わらせました。 大サイズ瓶(円柱) 容量:450g 直径:53mm 高さ:143mm 小サイズ瓶(円柱) 容量:350g 直径:53mm 高さ:111mm

どこで購入できるか、
どこで見られるか

萩野菜ピクルス山口店
萩野菜ピクルス
朝日新聞デジタル
無印良品 MUJIキャラバン

審査委員の評価

昨今、農産物の付加価値化が叫ばれているが、この商品は「野菜を美しく見せる」という、見た目の付加価値化に審査員の評価が集まった。規格外の野菜を買い取り、地元でピクルスとして製造するという社会性も評価のポイント。萩の農業生産者の収入の底上と新しい産業創出の大きな期待を込めて、グッドデザイン賞となった。

担当審査委員| 五十嵐 太郎   岩佐 十良   藤崎 圭一郎   並河 進   山崎 亮  

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