GOOD DESIGN AWARD

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CC

2016

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
函館空港ビルが行う地域発展に向けた取組み [函と館]
事業主体名
函館空港ビルデング株式会社
分類
地域・コミュニティづくり/社会貢献活動
受賞企業
函館空港ビルデング株式会社 (北海道)
受賞番号
16G151171
受賞概要
2016年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

「函と館」プロジェクトは、函館空港ビルデング株式会社の若手・中堅社員が中心となり、函館空港が旅行者の交通の要衝としての機能にとどまらず、旅行者と地域文化の出会いの場なることを期待し、函館の街のこと、人のこと、特産品のこと、たくさんの魅力をより多くの人に知ってもらうため、街の魅力を再編集する新たな取り組みです。 函館の街の魅力を伝えるための「函館らしい土産もの」の開発、土産ものや「函と館」のオープン、旅行ガイド本「函と館」の出版協力や地元企業と協力したイベントの開催など様々な取組みを行っております。

プロデューサー

佐藤拓郎、吉村崇広、住田雄一

ディレクター

株式会社中川政七商店 代表取締役社長 十三代 中川淳

デザイナー

田部井美奈+設計事務所ima(イマ)小林恭、マナ+株式会社BOEL 田澤鉄平

店舗デザイン:設計事務所ima(イマ) 小林恭+マナ

詳細情報

http://hakototate.jp/

利用開始
2015年12月1日
販売地域

国内・海外共通仕様

設置場所

函館空港内

仕様

【店舗】函館空港2階売店エリア内 48.435㎡ 【開発商品】「国際信号旗フラットバック 」「函缶 (KANKAN)※開発商品の一例。【旅行ガイド本出版協力】 出版社:平凡社 著者:中川政七商店 細萱久美 【イベント】函館蔦屋書店でトークショー開催等

受賞対象の詳細

背景

少子高齢化や人口減少、さらには北海道新幹線の開業により函館空港の利用客数は今後厳しい状況が予測されます。一方、国においては道内の複数空港を一体的に運営する形態での空港民営化を目指しており、こうした環境変化に的確に対応するため函館空港が旅行者の交通の要衝としての機能に留まらず道南地域とのつながりを更に強め、旅行者と地域文化の出会いの場としての機能を充実するため函と館プロジェクトをスタートさせました。

デザインコンセプト

沢山ある街の魅力を再編集するため、対という編集軸を用いて「函と館」というコンセプトで表現しています。

企画・開発の意義

函館空港のターミナルビルを管理・運営するインフラ会社として、「函と館」というコンセプトをもとに店舗運営や地元メーカーとの土産ものの開発、旅行ガイド本の出版協力など、様々な取組みを通じて街の魅力を再編集し、新たな街の魅力を知って感じて頂き、函館を訪れて頂く方をひとりでも多く増やす取組みを通じ、函館に更なる賑わいの創出と地域経済の活性化に貢献したいと考えております。

創意工夫

外部ブレーンとして中川政七商店の中川淳氏にご協力頂き、プロジェクトの全体の企画・開発のディレクションを行って頂きました。函館には、1階が和風、2階が洋風に設計された函館独特の和洋折衷住宅が数多くあり、まずこれを函館の街の象徴と捉えました。そして明治・大正時代からの美しい街並みなど数多くある街の魅力を再編集するという取組みを考えました。函館の観光名所といえば、夜景、教会、修道院、朝市などが有名ですが、夜景には「表夜景」と「裏夜景」、修道院には「トラピスト(男性)」と「トラピスチヌ(女性)」というように、対になるケースが意外なほど多くあり、そこから編集軸として「函と館」というコンセプトは生まれました。「函と館」というキーワードを軸に、知ってもらうための旅行ガイド本「 函と館」の出版、思い出を持ち帰って頂くための土産ものや「 函と館」の開発などの取組みを通じで函館の街の魅力を表現しました。

デザイナーの想い

函館空港の売店エリアに位置し中川政七商店が企画する地域に根ざしたお土産や「仲間見世」の5店舗目にあたります。テンションのあがるお土産屋さんが毎回のテーマで地方の特徴を生かした設計を心がけています。今回は函館特有の建築意匠である1階が和風で2階が洋風の様式を取り入れて床から1200ミリまでを和で、その上を洋のデザインでまとめています。その中にレトロなモザイクタイル等を用いてアクセントをつけています。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

函館空港2階売店エリア内 「函と館」
「函と館」

審査委員の評価

空港を単なる交通の結節点とせず、函館というまちを知ってもらう場を創出するプロジェクトである。そのためにまちの歴史に関連したカラフルなオリジナル・グッズ、かわいらしいギフト・パッケージ、商品のテイストと似合う目をひく店舗デザインにも配慮し、一定の存在感を示したことが評価できる。とくに、『函と館』という旅行ガイドを制作し、手にとれるメディアを通じても、まちの魅力を多面的に伝えているのが興味深い。

担当審査委員| 五十嵐 太郎   岩佐 十良   藤崎 圭一郎   並河 進   山崎 亮  

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