GOOD DESIGN AWARD

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特別賞
企業情報
CC

2016

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ベスト100

受賞対象名
非常食啓発プログラム [ごちそうとぼうさい]
事業主体名
株式会社博報堂
分類
個人・公共向けの意識改善
受賞企業
株式会社博報堂 (東京都)
受賞番号
16G151153
受賞概要
2016年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

「ごちそうとぼうさい」は非常食をみんなでごちそうにして食べる場を通して、非常食への思い込みを見直し、助け合えるコミュニティーを育てるプログラムです。「非常食って機能的だけど味気ないな…」「備えていても、賞味期限に気がつかなかったり…」「いざって時にひとりは不安だな…」といった非常食や防災に対する悩みに向き合います。自分にあった、おいしい非常食を。日常の先にある、たくましい非常食を。一緒に見つけましょう。

プロデューサー

株式会社博報堂 BID局 博報堂ソーシャルデザイン 副代表 兎洞武揚

ディレクター

株式会社博報堂 ID局 アートディレクター 吉田裕美

デザイナー

株式会社博報堂 ID局 アートディレクター 吉田裕美

詳細情報

http://gochibou.com

利用開始
2013年9月
価格

0 ~ 1,000,000円 (クライアントの状況による)

販売地域

日本国内向け

仕様

イベント/ワークショップ

受賞対象の詳細

背景

被災者の経験を生かしたい、という想いがきっかけでした。3.11以降、非常食を備える家庭は約8割まで増加。しかし内容が通り一遍で、いざという時に賞味期限が切れていたりと、実践的でないのが現状です。また、助け合うためのコミュニティーの弱さにも、不安があります。「食とコミュニティーの備え」の質をあげる必要性を感じ、誰もが喜びを共有しやすい食事の場を通して実現しようと考えました。

デザインコンセプト

自分にあった、おいしい非常食を。 日常の先にある、たくましい非常食を。

企画・開発の意義

非常食の選択肢を、その名で売られている、端的に栄養を満たし生き延びるための「非常時」に向けたものだけに捕われず、いざという時に備える「平時」や、食の喜びが大切になってくる「避難生活時」を想定し、視野を広げることを提案します。また食の場を通して、集うことが難しい子供からお年寄りまでをつなぎ、いざという時に助け合えるコミュニティーをつくります。防災における「自助」「共助」の啓発にも繋がります。

創意工夫

◎被災者・非被災者のヒアリングを実施/比較し、リアルな声を参考にしました。◎防災にまつわる関係者(医師、栄養士、非常食メーカー、行政防災担当者、危機管理コンサルタント)にアドバイスを頂き、さまざまな視点を取り入れました。◎非常食をおいしく日常で活用するヒントやローリングストック法を伝え、家庭でも実践できる導線をつくりました。◎食を囲むイベントから料理開発やレシピ開発まで、参加者の関心や習熟度に合わせた形で提供しました。

デザイナーの想い

防災と向き合うことは、過酷な非日常をイメージすることであり、勇気が必要です。そのハードルを乗り越え、自分事化するために、向き合っていくために、見つけた視点は「非常食を通して、日常を丁寧に非常時につなげること」でした。つまり、非常食と上手に向き合うことは、自分にとっての食の価値そのものを見つめ直す機会をつくり、非常時に限らず、日常の食事を進化させるのです。非常食を、優しく易しくデザインしました。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

公式ウェブサイト
ごちそうとぼうさい_公式ウェブサイト

審査委員の評価

非常食や防災についての学びと、「おいしく食べる」「創意工夫してつくる」という楽しみとを両立させるために考えられたきめの細かいプログラムを評価した。賞味期限が切れる非常食を平時に定期的に消費し買い替えながら備蓄するローリングストック法の普及手段としても効果を上げている。非常食を無理やり消費するのでなく、ごちそうにしてしまおうという逆転の発想も面白い。イベント全体から「おいしさ」に醸し出す視覚的演出への配慮もなされている。2013年から実績を積み重ねており、今後の広がりも期待できる。

担当審査委員| 五十嵐 太郎   岩佐 十良   藤崎 圭一郎   並河 進   山崎 亮  

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