GOOD DESIGN AWARD

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CC

2016

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ベスト100

受賞対象名
ウダーベ音楽祭 [ウダーベ音楽祭]
事業主体名
常陸大宮市まちづくりネットワーク・ウダーベ音楽祭実行委員会
分類
地域・コミュニティづくり/社会貢献活動
受賞企業
常陸大宮市 まちづくりネットワーク・ウダーベ音楽祭実行委員会 (茨城県)
受賞番号
16G151151
受賞概要
2016年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

ウダーベは茨城弁で「歌おう」の意味。市町村合併10周年で市民が交流する企画として発案。市内の小中学校(小学校38校、中学校23校、合計61校・廃校を含む)の現役の児童生徒と父兄・卒業生・教師OB等が、学校ごとに自分たちの校歌を歌う、という音楽祭。歌唱力や歌の優劣を決めるものではなく、母校を誇り、郷土を愛する気持ちを思い出そうというもの。地元を離れたこの地域の出身者にも呼びかける。その結果この音楽祭のために県外から帰省する人が増え、また当日までの準備期間中に市内各所で練習会や懇親が開催され、さらに当日以降も同窓会が多数開かれて経済効果も。平成26年、27年秋に開催。参加者合計約1600名。

プロデューサー

倉田稔之

ディレクター

野澤和弘

デザイナー

倉田稔之

倉田稔之

詳細情報

http://hitachi-ohmiya-fb.jimdo.com

音楽祭開催日
2015年10月18日
販売地域

日本国内向け

設置場所

茨城県常陸大宮市中富町3135−6 常陸大宮市文化センター・ロゼホール

仕様

茨城県常陸大宮市内の小中学校(小学校38校、中学校23校、合計61校・廃校を含む)の現役の児童生徒と卒業生・父兄が、学校のチームで自分たちの校歌を歌う音楽祭を開催。歌唱力や歌の優劣を決めるものではなく、母校を誇り、郷土を愛する気持ちを思い出そうというもの。地元を離れた、この地域の出身者にも広く呼びかけ全国から参加者があった。平成26年、27年秋に開催。参加者合計約1600名。

受賞対象の詳細

背景

少子高齢化率、進行速度は県内でもワースト3に入る地域。合併はしたが実はお互いによく知らない。わかり合えるには先ず地域の自慢をしよう。元気を出す地域の核は小中学校。だったらその校歌自慢をしてみたらどうだろうか。校歌であれば、老若男女あらゆる年齢層の方々に参加してもらえ、市内の全域を網羅できる。校歌は各地域のアイデンティティーを誇れ、その上でわかり合えば市としての一体感が持てる。

デザインコンセプト

常陸大宮市を小中学校の校歌で元気にしたい! 校歌で全国の常陸大宮出身者のパワーを集結させたい!

企画・開発の意義

校歌で地域を改めて見つめ直す事は、現在ここで暮らしいてる人たちにとって、故郷を誇る事になり、それが地域の活力になる。また人口減少、過疎化が進む地域へ、その地域とは縁もゆかりもない人を、あの手この手で移住を誘致するのではなく、ここで生まれ育った地元の出身者に、帰って来てもらう、または一時帰省をしてもらう事がより自然でスムーズ。同窓会の宴や記念品、お土産などがもたらす地元への経済効果も大きい。

創意工夫

学校ごとのチームの練習は地域間のライバル意識で予想以上の熱意で行われた。その練習風景を撮影してWebで公開するとさらに競争意識に火が付き、参加者の増加、練習の頻度や質がアップした。また現役のPTAやその子供たちと、小中学校から遠ざかっていたOB世代の「縦」の交流が生まれた。その結果口コミによる広告宣伝費の大幅な削減につながる。廃校になった学校の卒業生は特に意識が高く想いが熱い。ポスターやチラシ、Web、はランドセルや鞄を使って当時の時代の空気を表現。音楽祭当日の会場の演出も、給食を忠実に再現して実際に食べられる「給食カフェ」を実施する等、校歌以外の学校の再現に努め、参加者誰もが小学生・中学生の時代に戻ってしまうような雰囲気づくりをした。校歌の楽譜と歌詞、学校の概要をまとめた冊子を作成。メロディや歌詞が時代を如実に反映しており、校歌を通して見た地域文化の貴重な資料として高く評価された。

デザイナーの想い

経済の論理だけでは地域活性化は難しいのが実情。学校という地域に密着したコミュニティは、地域を身近な所で支えているが、かつて支えた人たちの母校や故郷を思う気持ちを、何かの力として今の故郷の活性化に役立てられないか、というのがそもそもの発想。校歌を歌うために帰省し、集まり、音楽祭に参加すると地域が賑わう。同窓会パワーで地域振興ふるさと創成。このウダーベのコンセプトが全国に広がって行けばと思う。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

ウダーベ音楽祭

審査委員の評価

ウダーベ音楽祭には、廃校になった学校も参加している。いまはない学校の校歌を、卒業生たちで集まって歌うことで、新しいつながりが生まれているはずだ。誰でも歌える校歌によるコミュニティデザイン。ありふれたものでも、大きな資源になる可能性があると気づかされる。

担当審査委員| 五十嵐 太郎   岩佐 十良   藤崎 圭一郎   並河 進   山崎 亮  

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