GOOD DESIGN AWARD
受賞ギャラリー
2016
グッドデザイン特別賞[地域づくり]
ゴミ袋
ジャックオーランタン型のゴミ袋

分類タグ

メディア/コンテンツ

受賞企業

事業主体名

六本木商店街振興組合

受賞番号

16G121037

受賞対象の詳細

ハロウィンイベントは楽しい反面、街がゴミだらけになってしまいます。 あまりやりたくないゴミ掃除を、ちょっとやってもいいかなぁに変えるゴミ袋を制作。 ゴミを入れるとゴミ袋がジャックオーランタン(かぼちゃ)に変身して街を彩りました。 しかもハロウィン期間中、総勢551人のボランティアがゴミ拾いに参加。 ゴミ拾いをする人も、ジャックオーランタンのゴミ袋を見た人も笑顔に変えたゴミ袋です。

※ 自動翻訳サービスDeepLを利用して生成されたテキストの場合があります

プロデューサー

ROPPONGI HALLOWEEN実行委員会 田中 寿、福田 博史、持田 雄平、石川 雄太、市川 大介、庄野 元

ディレクター

株式会電通 本多 集、田中 寿

デザイナー

株式会社電通 本多 集+株式会社電通東日本 神永 恵実+株式会社電通クリエーティブクロス 小野 寿愛、三枝 裕巳designer

詳細情報

利用開始

2015/10

販売地域

国内

設置場所

六本木を中心とした都内、ROPPONGI HALLOWEENイベント

背景

六本木商店振興組合が街のイメージの向上の為に、開催しているハロウィン。 沢山の笑顔を生みつつも沢山の散乱するゴミに悩まされていた。 その課題をデザインやコミュニケーションの力で、 笑顔を諦めずゴミ問題を解決できないかと考えました。

経緯とその成果

「ゴミをカボチャに変身させるゴミ袋」で、街も人の心も楽しく変身。

デザイナーの想い

ゴミ袋のデザインを変える。たったそれだけの事ですが、 僅かでも確実にゴミ問題に対する気持ちが、行動が、良い方向に変化していく。 この事案により、新ためてデザインするということの価値の発見や可能性の広がりを感じて頂ければと思います。

企画・開発の意義

ゴミ袋のデザインひとつ、アイデアひとつで世の中が僅かでも確実に良くなるように。 そして、ゴミ袋という世界にデザインがあってもいいかのではないかという価値の再発見。 そして街に出ているゴミをゴミでなくし、ジャックオーランタンで街が彩られる中で、 一人でも多くの方のゴミ掃除への意識改革の促進につながればと考えました。

創意工夫

ゴミを入れた際に、ジャックオーランタンに見えるように設計。袋のベース色は、ハロウィンの象徴色であるオレンジ色を綺麗に保ちながら、ゴミが透け過ぎないように設計。またゴミ袋としての機能性を向上させるべく、東京都港区清掃事務局と協議を重ねて、環境に優しい炭酸カルシウム入りの袋を一から制作。様々なゴミの分別にも対応し、裏面には分別のチェックマークもデザイン。燃える、燃えない、カン、ビン、ペットボトルを分別可能に。また、六本木という地域性も活かし、ゴミ袋を縛った際にジャックオーランタンの顔が六本木の「六」に見えるよう工夫しました。

仕様

650×800 mmの45リットルのビニール製ゴミ袋。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

毎年行われる六本木ハロウィンにて無料配布。またはサイトにて。
※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

審査委員の評価

担当の審査委員

齋藤 精一色部 義昭喜安 政幸平林 奈緒美Ming-Lung Yu

評価コメント

ここ数年、社会問題になっているハロウィンのゴミ問題に対して、同様のアプローチをした事例もいくつかあるが、その中でも、これはゴミ袋の材質、分別等の細かな配慮がされ、実際にゴミが捨てられた町の風景まで計算されて、取り組みとしての見え方はダントツであった。翌朝の町の風景がSNS等で多く拡散されるなど、デザインが非常にうまく機能した。
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