GOOD DESIGN AWARD

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2016

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
テレビ番組 [昔話法廷~「三匹のこぶた」裁判~]
事業主体名
日本放送協会
分類
宣伝・広告・メディア・コンテンツ
受賞企業
日本放送協会 (東京都)
受賞番号
16G121025
受賞概要
2016年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

「昔話法廷」は、主に小学校5・6年生、中学生、高校生を対象にしたエデュテイメント。なじみの深い昔話をモチーフにした15分の法廷ドラマです。「もし昔話の登場人物が訴えられたら…?」という設定で、検察官、弁護人、被告人、証人のやりとりを、一人の裁判員の目線で描きます。「三匹のこぶた」裁判の被告人は、末っ子のこぶた。煙突から進入してきたオオカミを煮えたぎる大鍋の中に転落させ、フタをし閉じ込めて殺害した罪に問われます。それは、突然襲ってきたオオカミから命を守るための“正当防衛”か?それとも、周到に準備をした上での“計画的犯行”か?視聴者の子どもたちは、被告人のこぶたが有罪か無罪かを考えていきます。

プロデューサー

藤森康江、佐藤正和

ディレクター

平井雅仁

デザイナー

荒川靖彦(美術デザイナー) 清水美代子(美術ディレクター) 伊野孝行(イラストレーター) 高橋勇也(特殊造形クリエーター) 柏倉梓(音響デザイナー) 伊藤潤(テクニカルディレクター)

詳細情報

http://www.nhk.or.jp/sougou/houtei/?das_id=D0005180220_00000

初回放送
2015年8月
販売地域

日本国内向け

設置場所

NHK Eテレ・ウェブサイト NHK for School

仕様

15分番組

受賞対象の詳細

背景

近年、教育現場では、「アクティブラーニング」の重要性が叫ばれています。「アクティブラーニング」とは、子どもたちが受け身で知識を得るのではなく、主体的に考えていく中で答えを探っていく学習のことです。そのための教材番組として開発されたのが、この「昔話法廷」です。番組で“判決”は出ません。判決を下すのは、番組を見た子どもたち。一人一人が裁判員として自分なりの判決を考え、友達や家族と議論していきます。

デザインコンセプト

擬人化した動物が出廷するファンタジーな設定と、実力派俳優が大真面目に演じるシリアスな法廷劇の融合。

企画・開発の意義

裁判員裁判の疑似体験を通し、子どもたちが「心情を把握する力」「物事を様々な側面から考察する力」「自分の考えを適切に他者に伝えディスカッションする力」を身につけることが番組のねらいです。

創意工夫

子どもたちに考え悩んでもらうために、台本作りにはかなりの時間と労力をかけました、“心証メーター”がどちらにふれるかを常に意識し、片方の判決に偏らないよう何度も稿を重ねました。もちろん、台本以外に役者の演技や小道具の見た目、音楽のつけ方によっても心証は大きく変わってきます。バランスを取るべく、ギリギリまで検討を重ねました。登場する動物のマスクはあえて“無表情”にしました。表情から気持ちを読み取る作業を、視聴者にゆだねることにしたのです。“能面”と同じ効果をねらいました。

デザイナーの想い

ありがたいことに、「昔話法廷」は小学校から大学の法学の授業まで、数多くの教育現場で教材として使われています。学校だけではなく、家族で議論したという声もたくさん届いています。このほかにも「カチカチ山」「白雪姫」「アリとキリギリス」「舌切りすすめ」「浦島太郎」があり、どれも昔話をこれまでとは異なる視点から見つめ、新たな着想を盛り込んだ作りになっています。一人でも多くの方に楽しんでいただければ幸いです。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

NHKのウェブサイト「NHK for School」
NHK for School

審査委員の評価

3匹の子豚という子供から大人まで誰もが知っている物語をベースに裁判員制度を身近なものにして伝えて、考えさせるというアイデアが優れている。視聴後に議論が活発化される事も企図したオープンエンドの設計であることも評価できる。

担当審査委員| 齋藤 精一   色部 義昭   平林 奈緒美   Ming-Lung Yu  

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