GOOD DESIGN AWARD

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CC

2016

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
コモン創出型戸建分譲開発 [浦和美園スマートエネルギー特区 つなぐ庭のある街区]
事業主体名
株式会社中央住宅
分類
街区・地域開発
受賞企業
株式会社中央住宅 (埼玉県)
受賞番号
16G110977
受賞概要
2016年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

浦和美園E-フォレスト・つなぐ庭の街区は、さいたま市の地域活性化総合特区「スマートエネルギー特区」事業による分譲住宅地。21棟の細長い島型の開発地の中心に、全邸の敷地の一部を公平に分かち合うことで、フットパス状のコモンスペース「つなぐ庭」を創出。向かい合いによるコミュニティ醸成と、緑地広域化による景観形成を図った。また歩車分離の通行や、建物の隣棟間隔による延焼抑制、災害時の多方向避難等、日常の安全確保から非常時対応まで、幅広く街のサスティナビリティに貢献。高断熱化によるヒートショック対策を講じた建物と共に、市の公募型プロポーザルコンペにて最優秀企画提案事業に採択された。

プロデューサー

品川 典久

ディレクター

野村 壮一郎

デザイナー

野村 壮一郎、酒井 かおり、関川 琢磨、篠崎 信彦、後藤 紀子、野田 将樹

詳細情報

http://www.polus-kodate.com/kodate-k-sa/misono38/

発売予定
2016年10月
販売地域

日本国内向け

設置場所

埼玉県さいたま市 浦和東部第一特定土地区画整理事業71街区

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

土地の「分かち合い」と、住まい手の「向かい合い」で実現する、健康・安全・共助を叶える街づくり。

背景

開発道路のある分譲開発では自然とコミュニティが醸成されるのに対し、島型の区画割の分譲開発では「向かい合い」の関係が創りにくく、コミュニティや景観の分断につながる。また道路からの距離を確保するため建物同士を接近させるケースが多く、敷地内に「建物の裏側の未利用地」ができてしまう。戸建分譲の開発者として地域コミュニティを育む街を広める為、この島型の開発の恒久的な問題を解決する提案をするべきだと考えた。

デザイナーの想い

復興住宅の考え方のひとつに「向かい合いの大切さ」があります。住まい手同士の程好いコミュニティをつくりながら、別荘地のような心地よさを日常で感じられるような、「コミュニティと景観形成の両立を果たした街をつくりたい」という想いからスタートした街づくりです。道路面のオープンスペースを重視するあまり、家の裏側を創りがちな現状のブツ切りの分譲開発に一石を投じる、新しい開発手法の提案になればと考えています。

企画・開発の意義

全邸の敷地を利用しアプローチを介して向かい合う共有地「つなぐ庭」を創り、建物の裏を無くすことで、一般の分譲では未利用地化する空間を共助の場として再構築。歩車分離や採風、延焼抑制、多方向避難等で「健康・安全・共助」を叶え、将来に渡る街のサスティナビリティを目指した。また地域活性化総合特区の事業であり、つなぐ庭をワークショップの場として設定。土地の分かち合いが、住民と地域のコミュニティ形成の要となる。

創意工夫

【街づくり】各宅地の一部を拠出したフットパス状の共有地「つなぐ庭」を創り、建物の「裏側」や宅地内の「未利用地」を解消。隣棟間隔を確保し、街の採風や延焼抑制、緑地の分散化による広域な緑化に配慮。また「つなぐ庭」の地中に電線・通信網を設置し、ローコストの無電柱化を実現。コモンアクセスの玄関設定による歩車分離やコミュニティ醸成、多方向避難路の確保、緊急車両を通行可とする設定、雨水利用タンクや家庭菜園による生活用水・非常時食料の確保等と共に、災害に強い街の形成を行った。【景観づくり】フットパスの地表面を統一された素材の天然石敷とし、ベンチや協定樹木を配置。【家づくり】全邸Ua値0.46を達成。非暖房時も概ね室温15℃を保つ高断熱設計。【地域づくり】地域と住まい手の協同による街づくり実現のため官民学によるタウンマネジメント協会と連携し共有地管理や地域情報の提供、ワークショッププログラム等を構築。

仕様

開発面積:3289.98㎡

どこで購入できるか、
どこで見られるか

ポラスグループ
ポラスの分譲総合サイト

審査委員の評価

従来の宅地開発を刷新する裏庭・裏路地型のコモンスペースを設けた分譲住宅地である。塀をめぐらし、境界を明示する従来型の宅地開発を超えて、新しいコミュニティを形成する意欲に満ちている。

担当審査委員| 山梨 知彦   千葉 学   中村 拓志   星野 裕司   Lee Siang Tai  

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