GOOD DESIGN AWARD

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2016

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
ショールーム兼オフィス [カナエル神奈川西支店]
事業主体名
株式会社カナエル
分類
公共用の建築・施設
受賞企業
株式会社カナエル (神奈川県)
KINO architects (東京都)
受賞番号
16G110928
受賞概要
2016年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

生活を支えるライフラインであるプロパンガスを供給するとともに、そのライフライン提供をベースとしたリフォーム事業を展開する企業「カナエル」の支社兼ショールーム。1階のショールームには料理教室などのイベントに利用可能なキッチンを設置し、「使えるショールーム」とし、地域交流の場になるよう計画した。さらに2階にはミーティングやワークショップ、講演会などに利用できる多目的なスペースも用意している。民間企業の枠を超え、地域の人々をつなぐ、公共性の高いショールームを目指した。

プロデューサー

株式会社カナエル 関口剛、佐野元喜、宮入晶浩

ディレクター

KINO architects 木下昌大+エイトブランディングデザイン 西澤明洋+創造系不動産株式会社 高橋寿太郎

デザイナー

KINO architects 木下昌大、石黒大輔、山崎雅嗣

木下昌大

詳細情報

http://www.masahirokinoshita.com

利用開始
2015年11月
販売地域

日本国内向け

設置場所

神奈川県秦野市

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

「4つのつなぎ」・分断された風景をつなぐ・内外をつなぐ・地域のコミュニティをつなぐ・自然環境につなぐ

背景

カナエル神奈川西支店は神奈川西部の拠点として位置づけられている。プロパンガス供給をするうえで保安業務は必須であり、その業務範囲から地域に根ざしたサービスが求められる。こうした事業展開のため、如何に地域性を取り入れ、地域貢献が行えるかが重要な課題となった。そこで「4つのつなぎ」を実現することで民間企業の枠を超えた公共性のある建物を目指した。

デザイナーの想い

ロードサイドの画一的な風景に対して、道行く人が立ち寄りたくなるような愛嬌のある立ち姿と、もう一度来たくなる空間体験をつくりだすことで、民間企業のショールームの枠を超えて、地域の人々をつなぐ公共性の高い場所となることを目指した。その“つなぎ”が地域に根ざしインフラを供給する会社の成功の一助になればと考えた。

企画・開発の意義

敷地は郊外のロードサイドにあり、背後の住宅街の風景は、商業施設群により分断されている。分断された風景をつなぐことで、ロードサイドに埋没しない企業理念を体現した建築となる。さらに「内外をつなぐ」ことで誰もが入りやすく、地域コミュニティによって公共的に使われる新しいショールームのあり方が提案できるのではないかと考えた。またこうした場を「自然環境につなぐ」ことで、環境負荷の低減を試みた。

創意工夫

分断された風景をつなぐために「大小の住宅が集まり大きな建物をつくる」というアイデアにいたった。そこでブランドロゴに用いられている家型が入れ子状に現れる構成にした。そうすることで「閉じた家型空間」と「開いた家型空間」が生まれる。「閉じた家型空間」は住宅スケールで、主にリフォームの展示空間に利用される。また構造的なコアとしても機能し、「開いた家型空間」を合理的に形成する一因となる。「開いた家型空間」は天井高が高く、外部にいるような開放的な空間であり、様々なイベントに利用される。家型の入れ子により内外が連続する空間体験をうむ。またこの空間構成による表面積の大きい屋根と天井の高さを活かして、環境負荷の小さな建物とした。夏は、集水した雨水による屋根面への散水や、天井の高さを活かした自然換気によるナイトパージにより熱負荷を抑え、冬は太陽により暖められた天井付近の暖気を循環させ室内を温める。

仕様

敷地面積 1,252.76m2、建築面積 383.51m2、延床面積 407.57m2、階数 地上2階、主体構造 鉄骨造

どこで購入できるか、
どこで見られるか

神奈川県秦野市平沢369-1
株式会社カナエル Webサイト
カナエルiリフォーム、Webサイト
KINO architects、Webサイト

審査委員の評価

全国的に,ほぼ同じ風景が広がる国道沿いのロードサイドにおいて,伝統的な家の形を結合させて家の中に家があるという建築的な工夫によって,新しい風景をつくっている。地域密着型のプログラムも評価できる。

担当審査委員| 山梨 知彦   千葉 学   中村 拓志   星野 裕司   Lee Siang Tai  

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