GOOD DESIGN AWARD

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CC

2016

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
リノベーション住宅 [編集する家]
事業主体名
株式会社コスモスイニシア
分類
住宅・住空間
受賞企業
株式会社コスモスイニシア (東京都)
受賞番号
16G100886
受賞概要
2016年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

当プロジェクトは、住まい手が空間の数と質を自由に設定できる編集可能なリノベーション住宅です。従来のマンションは少しでも居室面積を広く確保するために効率を重視し水廻りコアを戸境壁に寄せてプランニングしていましたが、当リノベーションではコアを中央に配置することによって動線を多様化し、可動間仕切りによって空間を自由に開け閉めできる計画にすることによって空間の関係性や独立性を自由に設定できます。住まい手の多様化したライフスタイルや家族構成、居住人数に対応し、住みこなし方の選択肢を広げています。空間に用途を規定しない、新しいインフィルの考え方を提案しています。

プロデューサー

株式会社コスモスイニシア

ディレクター

株式会社コスモスイニシア+デザインオフィスnendo

デザイナー

株式会社コスモスイニシア+デザインオフィスnendo

入居開始
2016年3月
販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都世田谷区玉川

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

「間取りの多様化」と「動線の多様化」により、住まい手が編集できる住宅のデザイン

背景

住まいの間取りシステムと住まい手との関係は、時代背景とともに進化・深化してまいりました。今までは、「リビング」や「寝室」というように機能によって用途を規定された空間に、住まい手が適応してきましたが、現代の住まい手のライフスタイルは、居住形態・嗜好の多様化・仕事とプライベートとの関係性において更なる多様化を見せています。それに対応する新しいインフィルの開発が必要であると感じました。

デザイナーの想い

これまでの「モノ消費」を中心とした時代から、「コト消費」へとライフスタイルの価値は変化しています。同一空間の多様な使い方の住まい像から、定義空間に沿った住まい像へと、住宅の間取りとライフスタイルの有り姿は変化してきました。これからの住まいの一つの形として「住まい手の編集機能を備えた間取り」が、住まいとライフスタイルの豊かな関係を生み出してくれることを願います。

企画・開発の意義

同一のプランニングの中で、リフォームを経ずとも可動間仕切りの開け閉めによって、住まい手が次の3つの価値を発見・体験できます。■住空間において、場と場の距離の設定を編集可能:プライバシーのヒエラルキーを編集設定できる価値■場の独立性の設定を編集可能:複数の個のシェアリングが成立できる価値■空間と動線の設定を編集可能:一つの空間を、居室、廊下、収納というように空間の機能を変容できる価値

創意工夫

43㎡という狭小空間でありながら空間利用の自由度と柔軟性を高める工夫をしました。■住空間におけるコアの配置と動線の多様化の検討:従来のマンションは少しでも居室面積を広く確保するために効率を重視し水廻りコアを戸境壁に寄せてプランニングしていましたが、コアを中央に配置することによって動線を多様化し、可動間仕切りによって空間を自由に開け閉めできる計画にすることによって間数を自由に設定できます。また、玄関からのアクセスは2パターン生まれ、動線が多様化します。■可動間仕切りの配置の検討:最大7つの空間に分割することができますが、空間を仕切らず1Rとして利用するときにも可動間仕切りは全て収納できます。■上記の二つの構成から生じる生活現象の発生の可能性を検討しました。

仕様

【建物構造】 鉄筋コンクリート造陸屋根6階建て 【所在】 6階 【専有面積】42.88㎡ 【バルコニー面積 ・ 向き】 バルコニー面積2.86m²・西向き ルーフバルコニー面積32m²・南向き 【築年月】 昭和58年5月  (1983年)築33年 【リフォーム年月日】 平成27年10月完成済

どこで購入できるか、
どこで見られるか

東京都世田谷区玉川
株式会社コスモスイニシア
イニシアクラウド

審査委員の評価

43㎡という小規模な住戸の中に、多様な使い方のバリエーションを実現した住戸計画。住み手の自由度を高めるために、空間をワンルーム化するのではなく、あえてセンターコアを採用することで、動線の選択性をつくるというアイデアが効果的である。インテリアイメージは非常にシンプルでありながら、引き戸を使うことで、複雑で多様な空間を実現している。単体のリノベーションだけでなく、商品化を期待したくなる提案である。

担当審査委員| 手塚 由比   石川 初   長坂 常   日野 雅司   松村 秀一   Gary Chang  

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