GOOD DESIGN AWARD

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2016

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
留学生会館・国際学生寮 [JOSAI I-HOUSE 東金グローバル・ヴィレッジ]
事業主体名
学校法人城西大学
分類
公共用の建築・施設
受賞企業
学校法人城西大学 (東京都)
株式会社大林組 (東京都)
studio SUMO (U.S.A.)
受賞番号
16G100881
受賞概要
2016年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

千葉県東金市の城西国際大学メインキャンパスと、北に広がる田園地帯との境界部に建設された、国際学生寮と留学生会館を併設した施設である。国際学生寮は、留学生のみならず、海外留学や国際的な活躍を希望する日本人学生も対象とし、学生132人が居住する。留学生にとっては主に来日当初の1年間を過ごす場所である。多様な背景を持つ個々人が「共に暮らし共に学ぶ」ことで相互理解を深めるべく、各所にコミュニケーションを誘発するしつらえを意図。時間外プログラムのための講義室等も備えている。教師の住まいを併設し、夜間もサポートすることで安心感を高めている。留学生会館には、地域交流拠点としての機能も持った諸室を要している。

プロデューサー

学校法人城西大学 理事長 水田宗子

ディレクター

株式会社大林組 設計本部 大西宏治

デザイナー

株式会社大林組 設計本部 武井俊道、森篤子+studio SUMO Sunil Bald、Yolande Daniels

左から 武井俊道、Sunil Bald、Yolande Daniels、森篤子

詳細情報

http://jiu.ac.jp/newsevents/news/2016/globalvillege.html

利用開始
2016年1月27日
設置場所

千葉県東金市家之子521-3

仕様

建物用途:大学・寄宿舎、建築面積:2,731.94㎡、延べ面積:2,802.74㎡、最高高さ:19.63m、階数:地上5階、構造:RC造、寮室43室、寮生数132人、講義室・セミナー室・教師の住まいを併設。留学生会館施設:インターナショナルセンター・創設者ギャラリー・高円宮殿下記念ギャラリー。柱・梁・壁厚は350mm同幅の構造体で柱型・梁型がなく有効空間を確保。基準階床は小梁のない一枚スラブ形式。

受賞対象の詳細

背景

城西国際大学は、学校法人創立50周年事業の一環として、留学生会館・国際学生寮を開設した。留学生・日本人学生双方を対象とし、世界各国からの学生が共に生活することで、よりグローバルな視野を持った国際人材育成の実現を目指した。また、地域での国際交流活動の拠点としての活用も意図。海外留学生の獲得に注力する中、彼らにアピールする外観・施設作りも重視し、海外アーキテクトと日本の設計者による共同設計体制とした。

デザインコンセプト

世界各国からの学生が、この地で共に暮らし共に学び、濃密な時間と場所を共有する、グローバル・ヴィレッジ

企画・開発の意義

城西国際大学は、地域に貢献するグローバルな人材輩出を目指す中で、キャンパスの多文化・多言語化を推進し、より多くの国際地域からの留学生受け入れを進めている。多様な文化的・社会的背景を持つ学生をこの地に受け入れ、各人のニーズを満たしつつ、コミュニケーションを最大化する場づくりを行なうとともに、地域社会の人々と留学生とが交流することができ、国際交流に貢献してきた先達者の歩みに触れられる場をも提供する。

創意工夫

大学正門へのアプローチ路から歩をすすめると、留学生会館・国際学生寮の双方へのエントランス空間として建物中央に穿たれた大開口のピロティが、田園風景への視界を拡げ、豊かな自然の中での出会いの場を演出。キャンパス側に面して複数の用途を包み込むルーバースクリーンは、3種の断面形状から織りなすリズミカルなパターンと開口により、ビジュアルコミュニケーションの活性化をもたらした。南面して夏は直射日光を制御し、冬は暖かい日差しが差し込む。南から北へ、パブリックからプライベートへ層状の構成として、様々なレベルのコミュニケーションの誘発を試みた。各居室は北側の緑地に面して眺望を確保、北面の自然換気口からは田園の爽やかな外気が流入して南側廊下へ流れる。コンパクトな居室の実現のため、柱・梁・壁厚は350mm同幅の構造体で柱型・梁型をなくし有効空間を確保するとともに、基準階床は小梁のない一枚スラブ形式とした。

デザイナーの想い

ルーバースクリーンの内側にアウターコリドーとインナーコリドーが連なる構成は、留学生に路地や縁側、御簾といった日本的な空間要素を感じさせることも意図。気候温暖で緑豊かな場所にあって、ロケーションを最大に生かし、外気や自然光の感じられる居心地のよいスペースで寮生や地域の人々が交流できること、そのコミュニケーションの核が外観を特徴づけることで地域社会にも国際的にもアピールする施設とすることを目指した。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

千葉県東金市家之子521-3
城西国際大学
留学生とともに生活し、語学力を活かす国際学生寮「JOSAI I-HOUSE グローバル・ヴィレッジ」
「JOSAI I-HOUSE 東金グローバル・ヴィレッジ」「高円宮殿下記念ギャラリー」開設しました

審査委員の評価

留学生や留学希望の学生のための建物という、それ自体がコミュニケーション装置である施設のデザイン。外装を特徴づけるルーバーだけでなく、細やかに配置されたプライベートからパブリックまでの空間のレイアウトの巧みさも評価された。

担当審査委員| 手塚 由比   石川 初   長坂 常   日野 雅司   松村 秀一   Gary Chang  

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