GOOD DESIGN AWARD

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CC

2016

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
分譲マンション [ピアース溝の口]
事業主体名
株式会社モリモト
分類
住宅・住空間
受賞企業
株式会社モリモト (東京都)
受賞番号
16G100875
受賞概要
2016年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

歴史的な二ヶ領用水沿いに建つ6階建て21戸からなる小規模な分譲マンションです。全てを「角」にリビングルームのある住戸としています。構造デザインを工夫し「角」から柱を除外した結果、爽やかな外観ならびに快適さに満ちたインテリアスペース獲得ができたところに特長があります。

プロデューサー

株式会社モリモト 代表取締役社長 森本浩義

ディレクター

株式会社モリモト 不動産企画部 大橋眞、北原淳

デザイナー

株式会社JWA建築・都市設計 渡辺純

詳細情報

http://www.morimoto-real.co.jp/shinchiku/pa-mizonokuchi/index.html

利用開始
2015年10月30日
仕様

鉄筋コンクリート造 地上6階建  総戸数21戸 建築面積348.28㎡ 延べ床面積1,877.97㎡

受賞対象の詳細

背景

北前面道路側が桜並木の美しい二ヶ領用水となっているため、部屋を必ずしも南向きにするばかりでなく「北向き」も等価となり得ると判断されました。従ってほぼ正方形の基準階平面を方位に序列を付けずに均等に割り付け、4象眼のそれぞれに住戸ユニットを配した平面計画にしています。

デザインコンセプト

美しい桜並木の二ヶ領用水沿いの町並に理にかなった美をもたらすよう北面の佇まいを丁寧に創り込みました。

企画・開発の意義

前記まちなみづくりへの配慮は、本件が「ありきたりの建築デザインにとどまろうとしない」ことに拠っています。つまり創意に満ちた構造計画を求め、デザインとしての差別化達成を図っています。社会資産の一角を占めてまちなみの美を向上させ、ひいては一帯の不動産価値を高めるまでに結実させたことにこそ、本件の開発の意義を見い出したいです。

創意工夫

基準階の中央を南北に走る廊下まわりを十字方向に固めて背骨役としての芯棒をしっかり形作っています。こうした中央の芯棒を成立させるものは、省かれた角柱4つに他ありません。それらは「存在しないことでの役割」があります。結果、浮遊感のある軽やかなコーナーを演出した外観、そして外周まわりの柱の見込み寸法を600ミリ程度に薄くして目立たなくし、邪魔されずより広く伸びやかに広がるようにしたインテリア空間、以上2点の統合により建築を創り込んでいます。

デザイナーの想い

デザイン上の長年に至る追及の1つである「構造計画の工夫を生かした建築デザイン」が本件にて成就できたことを喜ばしく感じております。一般的な性向として市場価値を重視するあまり、はりぼてでしかもこってりした印象になりがちな分譲マンションというデザイン分野において、建築デザインをこのように純化して開花させたことに対して、社会的な意義を感じております。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

川崎市高津区溝口4丁目
PIAS溝の口

審査委員の評価

6階建て21戸の比較的小規模な分譲マンションだが、その小規模性を活かし、角に柱を設けない構造計画によって、開放感のあるリビングルームをすべての住戸で実現している点が評価された。

担当審査委員| 手塚 由比   石川 初   長坂 常   日野 雅司   松村 秀一   Gary Chang  

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