GOOD DESIGN AWARD

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CC

2016

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
集合住宅 [est]
事業主体名
堀口製凾株式会社
分類
住宅・住空間
受賞企業
カトウアーキテクトオフィス (東京都)
受賞番号
16G100866
受賞概要
2016年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

恵比寿駅,渋谷駅,代官山駅にそれぞれ徒歩10分圏内の好立地にあり,賃貸住戸32戸(9タイプ)と最上階にオーナールームを構える構成である.隣接建物と前面道路に正対する事無く,斜めに振った構成にする事で,廻りの大型建物に埋もれてしまわない様に,強い存在感と奥行感を意識した.前面道路に対しV字型に切り取った窓先の空間は,敷地の奥まで光と風を取り込み,室内の窓から見る隣接の建物に対してはお互いが正対すること無く,視線を斜めに伸ばす事で圧迫感を軽減させた.賃貸住戸は33㎡のタイプを中心に階高を高くし,3.7Mの高天井にロフトを設ける事で床面積を増やし、可変性のある生活スタイルに対応できるように構成した.

プロデューサー

加藤雅康

ディレクター

加藤雅康

デザイナー

加藤雅康

詳細情報

http://www.kato-a-o.com/#!blank-1/xn8ez

利用開始
2016年2月5日
販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都渋谷区東2丁目27-2

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

差別化を図る為にnLDKには拘らず,生活スタイルは顧客住人に任せ,多様な生活スタイルを想定した住空間

背景

この規模の事業系建物であれば,事業収支の長期的安定は必須であり,将来に向けてその時代に対応できるかが大切であると考えている.その解決策として,他には無い付加価値を建築的にどう加えていくかを考えた.敷地周辺の環境の特性から、住民は高級志向や落ち着いた環境を求めるのではなく,合理的でシンプルなデザインや生活を主に好み,特に利便性を求める人がターゲットとなるであろうと考えた.

デザイナーの想い

都心でのこの様な集合住宅は多くの入居希望の反応がある.ニーズに合うデザインに特化した建物が街にはまだまだ必要であると思う.その場所と環境に相応しい物は何かをしっかりと見極め,明快なコンセプトの基に造る事が大切であると考えている.est南側の7階建ての集合住宅も同じ建て主が所有しており,築36年が過ぎた旧耐震構造の建物である.いずれ立て替えとなる事を想定し全体のゾーニングを行いestは完成された.

企画・開発の意義

道路側の住戸は大型の窓を取り付け,住人が外との繋がりを持ち,外部と接触する事を意識した.一見,集合住宅らしくないデザインではあるものの,オープンなバルコニーに出る事で生活の様子が外から伺える設えとした.庭先には多くの樹木を植樹している.飾り気のない外観に似合うよう,雑木林のような樹木を選び,四季折々で花が咲き,雑多な周辺敷地の環境ではあるものの,季節が感じられるように意識している.

創意工夫

賃貸住戸は33㎡のタイプを中心に建物階高を高くし,3.7Mの高天井にロフトを設ける事で床面積を増やし、可変性のある生活スタイルに対応できるように構成をシンプルした.高天井を利用し,共用廊下側である北側上方に開閉できる高窓を設け,南北に風が抜けることでロフトの生活環境を高めた.北側にある高窓は室内の奥まで柔らかい光を取り込む事ができ,室内全体に光を感じる空間となった.ロフトに上がる階段も木製のしっかりした造りとしている.キッチンはSUSのオーダーデザイン,水廻りも置型のホーロー浴槽に拘った.他にも49㎡~66㎡の大きなタイプも取り入れてバリエーションを持たせ,多様な生活スタイルを持つ顧客に対し合理的でシンプルな住環境を想定した.内装はコンクリートと白の塗装とのツートンの仕上げとし,住人の入れ替えの時にメンテナンスがしやすいような仕上げを採用した.

仕様

敷地面積528.10㎡ 建築面積276.27㎡ 延床面積1,673.82㎡ 最高高さ29..86㎜ 主体構造:RCラーメン構造

どこで購入できるか、
どこで見られるか

東京都渋谷区東2丁目27-2

審査委員の評価

立地条件を充分に考慮し、且つ採光やプライバシーへの配慮もなされている。特に前面道路に対して斜めに配置したことで、全体的には控えめな表現ながら強い存在感を出せている。ファサードの処理と内装との関係性が居住スペースにさらに個性を与えている

担当審査委員| 手塚 由比   石川 初   長坂 常   日野 雅司   松村 秀一   Gary Chang  

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