GOOD DESIGN AWARD

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2016

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
集合住宅 [ライオンズ港北ニュータウンローレルコート]
事業主体名
株式会社大京、近鉄不動産株式会社 首都圏事業本部
分類
住宅・住空間
受賞企業
株式会社大京 (東京都)
近鉄不動産株式会社 (大阪府)
受賞番号
16G100848
受賞概要
2016年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

本物件は、港北ニュータウン最大の特徴であるグリーンマトリックスを敷地内に再現した221戸の集合住宅である。その実現のため、緑地率を30%確保し、ビオトープ・せせらぎを計画した。いずれも維持管理コストがかかる設備だが、居住者の負担を軽減し長く使っていただくために、水・緑・光・風の自然エネルギーを有効活用するパッシブ手法に、最新のテクノロジーを組合わせ、飛躍的な維持管理コストの削減を実現。さらに、地域の生態系を学ぶ環境教育プログラムを取り入れ、居住者自らが水や緑に愛着をもてる仕組みを創り出した。このハード・ソフト両面からのアプローチにより、かつてない持続可能な住まいが実現した。

プロデューサー

株式会社大京 中山雄生、善家稔、小田島隆行

ディレクター

三井住友建設株式会社 遠藤健治

デザイナー

株式会社IAO竹田設計 上野浩一+株式会社ランドスケープ・プラス 平賀達也、板垣範彦

株式会社IAO竹田設計 上野浩一+株式会社ランドスケープ・プラス 平賀達也、板垣範彦

詳細情報

http://sumai.daikyo.co.jp/

利用開始
2015年8月31日
価格

38,000,000 ~ 73,000,000円

販売地域

日本国内向け

設置場所

神奈川県横浜市都筑区北山田5丁目17番27号

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

地域に根ざした、かつてない「持続可能な住まい」を実現

背景

地域の魅力を伝えたいという事業主の想いから「環境共生型集合住宅」は、これまで数多く市場に供給されてきた。その主な要素となる「水」や「緑」は、高い維持管理コストがかかる。結果、居住者に負担を強いることとなり、時がたつと共に風化するなど、歪みが生じている物件が多い。入居後の実状を目の当たりにし、事業主の想いとのギャップを埋める、持続性に配慮した循環型社会に相応しい住宅の提供が必要であると考えた。

デザイナーの想い

これまでの環境共生型集合住宅は、維持管理まで考慮されたものとは言い難く、維持費や管理の難易度の高さから、居住者に負担を強いていた。これを解決するべく自然の力に先進技術を組み合わせるという新たな発想に至った。さらに「売って終わり」ではなく、入居後も事業主の想いを居住者へ伝え、共感いただきサポートし続けていくことが、持続可能な住まいに繋がると考えた。この考えが、今後のスタンダードとなることを期待する。

企画・開発の意義

「持続可能な住まい」は、これからの集合住宅のテーマだと考える。販売のみを考えた計画ではなく、入居後の持続性にも配慮した計画が社会から求められている。本物件は、維持管理費の飛躍的な削減手法の提案、さらに、事業主の想いを共有し、居住者自らが主体となり、次世代を担うこども達に向けた環境教育を可能とした舞台の提供。循環型社会に相応しい、業界のプラットフォームとなりうる集合住宅を開発した。

創意工夫

■グリーンマトリックスの風景を敷地内に再現し、地球の恵みである水・緑・光・風を活かした雄大な自然環境を創出。ビオトープや遊歩道、中庭、広場を設け、有機的に緑道でつなぐ計画とした。在来種中心に自然風景を織りなすよう植樹し、緑化率30%を実現。 ■太陽光からの電力を蓄電池に貯めつつ井戸水のくみ上げ等に利用。井戸水をせせらぎやビオトープの水源とし、植栽の水やりにも使用。これにより、維持管理コストを年間180万円と飛躍的に削減した。 ■計画的に各棟周辺に水と緑を配置。それらが創出するクールスポットが、風を効果的に室内へ取り込む配棟とした。 ■地域や建物への愛着心を育てるため、各種環境教育プログラムを開催。 ■外部専門家と連携し、住民参加型維持管理体制を構築。ビオトープ担当理事を選任し、専門家を交えた環境調査と協働巡回、生態系モニタリングを3年間実施。居住者自ら維持管理できる体制へ向け準備を行う。

仕様

RC造地上8階建て(建築確認申請上は地下1階地上7階建て) 総戸数221戸

どこで購入できるか、
どこで見られるか

ライオンズ港北ニュータウンローレルコート

審査委員の評価

環境に優しいエコ住宅というのは、本来1戸1戸ではなかなか意味を発揮することが難しいが、どうしてもその分コストに反映されるため、強い意志や思想が必要となり、個別単位になりがちである。その中、本計画はこれだけマスで集合し、実行しており、非常に珍しく、そして効果的であり、影響力も大きい。非常に頼もしいプロジェクトである。

担当審査委員| 手塚 由比   石川 初   長坂 常   日野 雅司   松村 秀一   Gary Chang  

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