GOOD DESIGN AWARD

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CC

2016

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
住宅 [観世音寺の家]
事業主体名
個人
分類
住宅・住空間
受賞企業
株式会社山田デザイン研究室 (福岡県)
受賞番号
16G100801
受賞概要
2016年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

福岡県太宰府市の観世音寺近く、閑静な住宅地に計画された木造2階建・床面積170㎡の専用住宅である。敷地は遺跡共生区域内にあり景観条例が適用される。そこで、街並み参加のありかたを設計の主題とした。軒の高さを低く抑え、和の意匠を取り入れ、色彩と植栽に気をくばった。計画としては道路と敷地の高低差を利用し三つのレベルのスキップフロアとして上下を緩やかにつなぎ、また、一枚の折り曲げられた屋根をかけることで軒高を低く抑え、流動的でのびやかな内部空間を目指した。

プロデューサー

プロトハウス

デザイナー

株式会社山田デザイン研究室 山田 浩史

利用開始
2014年4月
販売地域

日本国内向け

仕様

●専用住宅●木造2階建●敷地面積246.31㎡●延床面積169.67㎡

受賞対象の詳細

背景

クライアントからは「緑豊かな環境での暮らし、大量の書籍の収納、ライブラリーが欲しい、家族が仲良く集えて気配が感じられるような家、空間の広がりがありのびやかな気持ちになれるような家、空や雲の動き・星空や月夜を楽しんだりしたい、光や風をほどよく感じたり自然を身近に感じたい」などの要望があった。

デザインコンセプト

街並み対して低い軒の佇まいと、1階と2階を分断しないのびやかな内部空間を設計の主題とした。

企画・開発の意義

敷地は太宰府市の遺跡共生区域内にあり、「自然と文化遺産を生かして、景観を守り、創り、育てていく」という景観条例がある。そこで、景観や街並み参加を意識したデザインを提案したつもりである。軒の高さを低く抑え、和の意匠を取り入れ、色彩と植栽に気をくばった。この歴史ある場所にふさわしい意匠を模索し提案した。

創意工夫

北側接道で地盤面が道路より50cmほど高くなっていて、道路以外の3方は境界1mほどまで隣家が迫っている。道路より高い地盤面に1階床、駐車場上に中2階、玄関とライブラリー上に2階床と屋外テラスを配置してスキップフロア構成とし上下階を緩やかにつないだ。また、建物全体に1枚の折り曲げられた屋根をかけることで軒高を低く抑え、流動的でのびやかな内部空間を目指した。 ライブラリーは生活動線のほぼ中心に設けて家族みんなが使いやすいよう配慮し、2階の寝室からつながるテラスは空を切り取るような設えで星空や月夜を楽しむ場所となっている。長くとったアプローチ脇の前庭とリビングからつながる屋外には多種の植栽を配し日々の暮らしで緑を楽しめるようにした。

デザイナーの想い

歴史ある場所で遺跡共生区域内にある建築としてふさわしい意匠を模索し、凛とした静かな佇まいの現代の和の建築を目指した。また、流動的でのびやかな内部空間となるように距離感やボリュームや光の量などの操作を試みた。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

観世音寺の家

審査委員の評価

建物を低く抑え、景観への配慮がなされていることが伺える。和の意匠を取り入れ、一見、オーソドックスな住宅に見えながらも、内部空間の繋がりなどに工夫がなされている。外部の緑とのつながりも良い。細部まで丁寧にデザインされていることが伝わってくる住宅である。

担当審査委員| 手塚 由比   石川 初   長坂 常   日野 雅司   松村 秀一   Gary Chang  

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