GOOD DESIGN AWARD

キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2016

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
住宅 [山採りの木を使った庭”はりまの杜”と建物の一体感ある住居提案]
事業主体名
株式会社山弘
分類
住宅・住空間
受賞企業
株式会社山弘 (兵庫県)
受賞番号
16G100800
受賞概要
2016年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

"はりまの杜 しそう杉の家"は里山の四季を感じるようにデザインされた「庭との一体感を感じることのできる」住宅です。本来、街中に建つ日本の家は里山を再現した庭を作り、季節の移り変わりを庭の木々の変化で感じながら暮らしていました。しかし、現在建てられる家は、里山を切り取ったような庭を作ることは稀です。ですが、”家”と”庭”があってこそ”家庭”です。”はりまの杜 しそう杉の家”は地元・播磨に自生する樹木を”山採り”し移植する事で、「四季を感じる庭」と「窓枠の残らない大開口」による「庭との一体感のある空間」を作ることによって、「地元と里山を常に感じながら暮らす住まい」となることを目指しました。

プロデューサー

三渡眞介

ディレクター

三渡眞介

デザイナー

三渡眞介

詳細情報

http://www.yamahiro.org

利用開始
2013年10月
販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

庭との一体感のある空間を作り、四季を感じる暮らしを提案し、家の顔さらには街並みを作る。

背景

住宅を建てる際、庭に対する建築主の意識は低く、そのため予算は建物優先で庭は後回しになる傾向が強いです。また全国どこに行っても地域性のない建物が多く、そのためか日本の文化や地域性を感じさせる美しい街並みが失われているように思います。そこで家の顔というべき庭を造り、表情豊かな街並みをつくる。加えて地元の木を購入して使い、山主に利益を還元することで、山の再生につながればとの思いから始めました。

デザイナーの想い

弊社の根底には、家だけではだめ。”家”と”庭”があってこそ”家庭”であるとの考えがあります。庭を作るだけでなく、庭を愉しむための仕掛けまでをこだわっています。例えば庭を近くに感じるようにつなげる工夫、窓枠の残らない大開口部、庭を通して家の顔そして街並みを作るなど、庭と建物の関係をトータルに提案しています。窓枠が残らない開口部から見る庭は、まるで切り取った1枚の写真。贅沢な空間です。

企画・開発の意義

住宅を建てる際、「庭を含めた一つの空間をどうするか?」という事が大事になります。この事を疎かにすると、結果として庭が意味のない無駄で異質な空間となってしまい、よい住宅になりません。私たちは、こうした部分に目を向け中心に考えることで、無駄な空間を作らないだけでなく、庭を含めた全体のバランスや街並みづくり、地元経済の活性化など、様々な面を含めたトータルな「意義ある家づくり」を目指しています。

創意工夫

里山を再現した庭で、より四季の移り変わりを感じてもらうため、開口部の作りにこだわりました。自社で「引き込み可能な木製建具」を製作し、庭に面する窓(主にリビング)に「窓枠の残らない2間(3m64cm)の大開口」を実現しました。また、庭と建物が一体になるように建物に近づくにつれ、庭のグランドレベルを徐々に上げてウッドデッキとつなげ、さらに屋根の掛かるデッキ(縁下)を介して緩やかにつなげることで、外と中との境界を曖昧にし、庭を身近に感じられるようにしました。さらに「地元」を感じてもらえるように地元で”山採り”した樹木で庭を構成しています。

仕様

2013年12月より地元に自生した木を自社で山採り・管理・施工する取り組みを開始。以降約40件の施工実績があります。また、その庭を愉しむ為に建物との一体感を出す工夫をしています。具体的には自社製作の引き込み窓を使用し、2間(3m64cm)の大開口を提案しています。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

はりまの杜住宅展示場
はりまの杜住宅展示場

審査委員の評価

里山の樹木を山採りして庭に移植するなど、地元の里山の四季を感じられるような庭作りをしている点が良い。さらにその庭を最大限に生かすべく、大開口部には窓枠が残らない工夫をするなど庭と一体感のある家づくりが丁寧になされている。里山型住宅として考えられている点を評価した。

担当審査委員| 手塚 由比   石川 初   長坂 常   日野 雅司   松村 秀一   Gary Chang  

ページトップへ