GOOD DESIGN AWARD

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CC

2016

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ベスト100

受賞対象名
倒立顕微鏡 [ECLIPSE Ts2/Ts2R]
事業主体名
株式会社ニコン
分類
研究開発・実験用機器・設備
受賞企業
株式会社ニコン (東京都)
受賞番号
16G080617
受賞概要
2016年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

倒立顕微鏡は観察対象を下から観察するタイプの顕微鏡で、培養容器内の細胞や組織の観察に適し、生物学・医学・薬学分野などで幅広く活用されている。 小型かつ低価格ながら、透明なサンプルをより鮮鋭で立体的に観察でき、調整不要のLED蛍光光源、多彩なホルダでサンプルサイズに柔軟に対応するなど、様々なニーズに対応した。

プロデューサー

株式会社ニコン マイクロスコープ・ソリューション事業部

ディレクター

株式会社ニコン 映像事業部

デザイナー

株式会社ニコン 映像事業部 デザイン部プロダクトデザイン課 渡邉純人、柳澤正明、小林達也

左から小林達也、渡邉純人、柳沢正明

詳細情報

https://www.nikon-instruments.jp/jpn/bioscience-products/inverted-microscope/index.html

発売
2016年1月
価格

310,000 ~ 2,400,000円 (機種間や仕様により金額が異なります。Ts2 310,000円~1,600,000円 Ts2R 730,000円~2,400,000円)

販売地域

国内・海外共通仕様

仕様

Ts2: 寸法236 (W) × 548 (D) × 471 (H) mm、重量約13~14.5kg Ts2R:寸法286 (W) × 495 (D) × 542 (H) mm、重量約17~18kg

受賞対象の詳細

背景

超解像技術の進歩により、光学顕微鏡では見えなかったものが観察可能となり、最先端の研究分野では、より高機能化を求める声がある反面、学生や顕微鏡を使い始めたばかりのユーザーからは簡単な操作で観察できる顕微鏡が必要とされた。細胞培養や組織観察では、十分な品質での効率的な観察、限られたスペースに設置できるコンパクトさ等のニーズがあり、これらに応える為、倒立顕微鏡シリーズ2機種を開発した。

デザインコンセプト

凹凸を少なくし、汚れが拭き取りやすく、様々なユーザーや環境に調和するクリーン&クリアデザイン

企画・開発の意義

これまでの倒立顕微鏡からの刷新、飛躍的な進化を遂げたことを印象付ける、フォルムやカラー、佇まい。スッキリとした外観で多様な作業環境に調和し、清潔感の保持を容易にする。光路を表す黒と清潔感を表すボディの白のコントラストを明快に視覚化し、アイコニックな造形をシリーズ全体で統一、ユーザーに安心感や信頼感を提供する。

創意工夫

ボリュームや仕様の異なる2機種を、1つのデザイン言語で統一し、ニコンの倒立顕微鏡シリーズとしてのニュースタンダードを確立した。外観は、正面の角を大きく丸め、上方へ絞り込んだ一体感のある造形に凝縮し、狭い研究室でも快適で、ユーザーに圧迫感を与えない工夫を凝らし、高機能かつ小型化の両立を図った。小型化をベースに、部品1つ1つを精査し、不要な凹凸を極力廃し、システム全体として清潔感のあるデザインとした。 また、デザイナー自ら作業フローを十分に検証し、ストレスのない、効率的な操作性を体現した。

デザイナーの想い

生物や医学等、今後の成長分野で活躍するユーザーに向け、性能の向上とともにニコンのビジネス製品のデザインが、時代や作業環境、要求タスクに合わせて洗練され、使ってみたいと思ってもらえることを願っている。 ボリュームや仕様の異なる3機種を1つのデザイン言語で統一し、群としての強いデザイン、また作業フローを深堀りし、快適な操作感を体現したことを伝えたい。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

光学製品取扱店など

審査委員の評価

光学設計、可動部の機構、接眼レンズの角度や微細な調整を可能にするインターフェースなど、倒立顕微鏡に求められる厳しい設計与件が一体感のある洗練された形に収められ、精密機器としての精度感や信頼感など道具の魅力を感じさせる高い完成度が評価された。

担当審査委員| 朝倉 重徳   内田 毅彦   加藤 麻樹   青木 俊介   CAI Jun  

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